シグナル 長期未解決事件捜査班 (第5話・2018/5/8) 感想

関西テレビ制作・フジテレビ系・『シグナル 長期未解決事件捜査班』(公式)
第5話『刑事失踪の謎を追え!新たな事件発生!無線の悲劇』の感想。
なお、原作の「シグナル」(韓国ドラマ)は未見。
大山(北村一輝)について調べ始めた健人(坂口健太郎)は、城西署で彼と一緒だった岩田(甲本雅裕)に話を聞く。岩田によると、大山は2000年に失踪したまま汚職で懲戒免職になったという。刑事部長の中本(渡部篤郎)は、健人が面識のない大山を探っていることを知り、怪しむ。美咲(吉瀬美智子)もまた、健人が大山を捜す理由が分からない。一方、1998年の大山は、連続窃盗事件を捜査中、無線で健人から犯人の情報を聞き出そうとする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:尾崎将也(過去作/匿名探偵、オトナ女子、お迎えデス。)
演出:内片輝(過去作/相棒シリーズ、ヒポクラテスの誓い、Re:Mind) 第1,2,5話
鈴木浩介(過去作/銭の戦争、CRISIS 公安機動捜査隊特捜班) 第3,4話
音楽:林ゆうき(過去作/DOCTORS~最強の名医~シリーズ、リーガル・ハイ シリーズ、今からあなたを脅迫します)
演出家を、第3,4話担当の鈴木浩介氏に戻すべき!
折角、第3,4話で妙なファンタジーな表現が抑えられて、刑事ドラマらしくなったのに、今回は冒頭から吉瀬美智子さんの警察官の制服コスプレで始まった。別にやるなとは思わないが、もう少しやりようがなかったのだろうか。
他にも、やっと29分頃から話が動き出したと思ったら、今度は主人公が1人でドタバタと騒いでいるだけにしか見えない演出。何でまた? と思ったら、演出が第1,2話担当の内片輝氏に交代していた。前回も書いたが、本作を少しでもツッコミ所を少ない刑事ドラマに仕上げるなら、第3,4話担当の鈴木浩介氏に演出を戻すべきだ。
益々、ツッコミを入れて楽しむドラマになるのが本当に残念…
さて、本題。大山(北村一輝)の過去は前回までに、健人(坂口健太郎)自身がそれなりに調べて知っていることが描かれたのに、なぜ岩田(甲本雅裕)から聞いて、再び驚いたのかが良く分からなかった。
その後も、過去と通じるトランシーバーがあるなら、健人がまともな刑事なら、大山に正確な情報を与えて事件を未然に防ぐ部分をしっかりと丁寧に描くべきでは無いのかな? それに、1998年の日本はカセットテープではなくMD(ミニディスク)の時代だ。
折角、過去と通じるトランシーバーを過去と現在(未来)の正義感溢れる刑事が、過去を変えてまで事件を未遂にする斬新な刑事ドラマだと大きく期待をしていただけに、回を重ねる毎にツッコミ所にツッコミを入れて楽しむドラマになっているのが本当に残念。やはり、演出が…と言うより、脚本が、原作が問題ありってことなのか?
あとがき
内容以前に…なんて言っては失礼だと思いますが、吉瀬美智子さんの涙の演技や、北村一輝さんのエネルギッシュな若者を創る芝居が、何となく好きになれなくて、それ以外の部分では結構作品の世界に入り込んでいるのに、大山と美咲が登場すると現実の世界に引き戻される…の連続。
決して、つまらない作品ではありませんが、時間軸を行き来する面白さを具現化している演技でも、演出でも、そして脚本でも無いのが勿体ないですね。どうか、「過去と通じるトランシーバー」を上手に活かした刑事ドラマになることを期待します。
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