半分、青い。 (第32回・5/8) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』(公式)
第6週『叫びたい!』
『第32回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
卒業式を迎え、ともに育った鈴愛(永野芽郁)たち同級生4人が離れ離れになる日が近づいた。鈴愛と律(佐藤健)は東京へ、ブッチャー(矢本悠馬)は京都へ行くことになり、ひとり地元に残る菜生(奈緒)は、今まで秘めていた心の内を口にする。楡野家では、鈴愛の荷物が徐々に片付いていき、父・宇太郎(滝藤賢一)は鈴愛のためにあるものを作り始める。母・晴(松雪泰子)ら家族がさみしさを隠せない中、いよいよ上京前夜になり…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
東京に行くまでが、長過ぎる!
いつになったら、東京に行くのだろう? ホント、行くことが決まっているのだから、さっさと描けば良いのに。もう、最近の本作を見て感じるのはそれだけ。言いたいこと、やりたいことは分かるのだが、現状で上京する前から何かあったら帰って来いって描かれてもピンと来ない。
"ポエムな台詞" が、クド過ぎる!
さて、今回が第32回。全156話の予定だから、ちょうど 1/5 を迎えたことになる。従って、脚本家の立場では2割を過ぎたところで、卒業から上京を “ポエムな台詞” で埋め尽くして、印象的な1週間に仕立てようとしているようにも見えた。いや、恐らくそうだろう。
流石に全員が次々と “ポエムな台詞” を喋ると、クドくてクドくて…。だって、“ポエムな台詞” は本当の意味で “台詞” では無いのだ。それは何故か? 答えは簡単。
普通の人は、ポエムのようないい感じのこと、洒落たことを言う時は、例えば手紙や日記や詩を書く時や、愛する人にプロポーズする時や落ち込んだ友人を励ます時など、結構限定されるはず。もちろん、妄想癖と自己満足が好きな人は別だろうが。
"台詞もどきのポエム言葉" は、上っ面しか表現しない!
要は、“ポエムな台詞” はそれを喋る「登場人物自身の内面を飾った言葉」であって、「会話のために使う言葉」では無いのだ。だから、“ポエムな台詞” とは正確には “台詞もどきのポエム言葉” と言ったところか。それを互いに連呼させても、そこにお互いの気持ちなど介在しない。
いや、介在するようには見えないのだ。もちろん、好意的に見れば会話に見えるだろうが。
あとがき
今回のラストで、鈴愛が晴の寝室にやって来ましたよね。それで次回もまた “台詞もどきのポエム言葉” のやり取りで、「母と娘の悲しい別れ」のポエムを描くのでしょうね。私、ポエムの朗読劇を聞くために本作を見ているのではありません。俳優が登場人物の内面を演じるドラマを見たいのです。それは東京編までお預けですか?
最後に。前回の感想に、66回のWeb拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございます。なぜ、ここまで “台詞もどきのポエム言葉” で埋め尽くすのでしょう。クドイことに脚本家は気付いていないのでしょうか。それと、「東京編」で修行に没頭している内に片耳失聴が完治した設定にした方が良いと思います。「耳」が全然無関係に話が進んでしますから。
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