半分、青い。 (第20回・4/24) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』(公式)
第4週『夢見たい!』
『第20回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
高校最後の夏休みをむかえた鈴愛(永野芽郁)だったが、律(佐藤健)から、受験勉強に専念するため、今までのようには遊べなくなると告げられる。友人たちもみんな受験勉強。進学するつもりのない鈴愛は時間をもてあます。そんな鈴愛を見かねて、律はあるものを鈴愛に貸し渡す。それは、秋風羽織という漫画家が描いた少女漫画だった。秋風の漫画の世界にひきこまれる鈴愛。それは鈴愛の今後の人生を大きく左右する出会いだった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
小林君とテーマパークの話は、時間繋ぎ?
どこまで引っ張るのかと思った鈴愛の初恋も、前回の小林君の退場劇であっけなく終了。そして、今回のアバンタイトルでテーマパークも紙一枚で終了。言いたかないが、じゃあこれまでは時間繋ぎかい? と言いたくもなる。まっ、バブル崩壊の影が忍び寄っていたと言うことで、我慢するか…
お金や進路は、もっと丁寧に描くべき!
うーん、別に敢えて書く必要ないと思うが、自分が引っ掛かったから書いておく。
鈴愛が律の部屋で「あんまり 家 お金ないし」と言っていたが、毎日下校途中でお好み焼きを食べているのは、律かブッチャーのおごりってこと? だって、鈴愛はアルバイトをしている描写はないから、小遣いで毎日? で、「家 お金ないし」は流石に幼稚過ぎないか?
高校生がお金を使うのを描くなら、それなりの根拠なりを描いた方が説得力が増すと思う。今回の大量に仕入れ過ぎた干しエビで分かるように、鈴愛の両親も金銭感覚がずぼらってことなら、そうやって描けば良いだけのこと。
律が東大受験を軽々しく口にするのもそうだが、もっと丁寧に描写しないと、共感しづらいキャラになるだけのような気がしてならない。
全てを "ポエム" で乗り切ったら、映像の意味がない!
そして、9分に突然に「少女漫画」が登場。いよいよ、物語が動き出したようだ。それにしても、鈴愛が漫画を読む間の鈴愛の “詩人” なモノローグの長いこと、長いこと。言ってることは間違ってやしないが、あれを映像で、妄想でも良いから映像化するのがテレビドラマじゃないのかな。例えば、この鈴愛のモノローグ↓が代表的。
鈴愛(M)「まだ子供のつもりでいるのに
私の中に大人がなだれ込んでくる」
こう言う↑ことをしっかりと映像化する必要があるのでは? 青春らしさや夏休みを映像化するだけでは物足りない。それでなくても、鈴愛は高校三年生にしては子供染みているのだから。
まっ、本来は幼少期の鈴愛をの “天真爛漫さ” や “閃いたら即実行” をもっともっと丁寧に描き込んでいれば、現在とのギャップが正しく生じて、 “ポエム” など必要もなく、自然に映像化出来たはずなのだが…
あとがき
既に予告編でカリスマ漫画家に鈴愛が出会うことは分かっているのに、なんかなぁって感じ。描くべき部分の脚本と演出が詳細さを欠いていて、そんなに描き込む必要のない部分を台詞で埋め尽くしている、そんなやるべきことが真逆な気がしてなりません。いち早く、カリスマ漫画家に出会って東京に舞台を移して心機一転した方が良いかも知れません…
また、前回の感想に、53回のWeb拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございます。豊川悦司さん演じるカリスマ漫画家が登場するのは金曜から土曜日ですよね。だとすると、「今週からで良かったのでは?」とならなければ良いのですが…
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
連続テレビ小説 半分、青い。 Part1 (NHKドラマ・ガイド)
【Amazon.co.jp 限定特典/クリアファイル付き】「永野芽郁 in 半分、青い。」PHOTO BOOK
「永野芽郁in半分、青い。」PHOTO BOOK―2018年度前期連続テレビ小説 (Tokyo news mook)
半分、青い。 上 (文春文庫)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/11282/