半分、青い。 (第19回・4/23) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』(公式)
第4週『夢見たい!』
『第19回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
人生初めてのデートに臨んだ鈴愛(永野芽郁)。律(佐藤健)からのアドバイスを受けて、おしゃべりを封印したが、無口な新聞部・小林(森優作)との間に沈黙が続く。たまらず鈴愛は律に電話をかけ、助けを求める。律のアドバイスは「しゃべれ」。なんとか小林と盛り上がる会話を探す鈴愛。そして、ある事をきっかけに、鈴愛と小林は打ち解けていく。うまくいくかと思われた二人のデートだったが、事態は思わぬ方向へ…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
永野芽郁さんらしさが溢れた初デートは微笑ましいが…
どうした、脚本? どうした演出? 今週は過剰なまでに序盤から、鈴愛の片耳失聴を強調。本作を楽しんでいる視聴者には “重箱の隅を楊枝でほじくるような” ことに聞こえてしまうだろうが、敢えて書く。今回の鈴愛の初デートのくだり。実に永野芽郁さんの可愛らしさが溢れていて、胸キュンとほんわかムードで微笑ましいのだが…
"鈴愛の片耳失聴の描き方" に、違和感を覚えた!
確かに、これまで幾度も「そこ」をちゃんと描けと言って来た。しかしだ。鈴愛は小学校三年生頃に片耳失聴になった。それから10年近くは経過している。だとすると、鈴愛は “鈴愛なりの生活術” みたいなのが身についていて、自然に片耳失聴の不便さを感じないようにするのが普通じゃないかってこと。
確かに、小林が「キョロキョロしているの かわいらしいな」と言うのは当たってる。しかし、2人の最初の出会いを思い出して欲しい。健常者(と言う言い方は好きではないが)でも、距離が遠くて聞こえないような場面で、鈴愛は小林に気付いたのだ。
だから、初デートのやり方を下準備するのは良いが、待ち合わせについては鈴愛は “鈴
"鈴愛なりの生活術" が、表面化しないのが不自然過ぎる!
結局、何を言いたいのか。初デートも準備、テレカも小銭も持参、もちろん付け耳も持参。でも、待ち合わせだけ準備無し。これが不自然って事。冒頭では「どうした脚本?」と書いたが、この程度の不自然さなら演出家の撮影現場の工夫で乗り切れると思う。
例えば、序盤の待ち合わせのシーンなら、最初から鈴愛は背後からの音声をカットするために壁を背にして立つとか、バス停や駅、明治村の発券所の前にするとか、そう言う “鈴愛なりの生活術” を描くことこそが、鈴愛の成長をも表現するのでは? 演出家がもっと脚本家に寄り添って演出すべき。
あとがき
演出家が第1~3週を担当したチーフディレクターの田中健二さんから土井祥平さんに交代しました。田中さんでも不自然な部分があったのに…。描いていることは、『わろてんか』に比べれば面白くて楽しいですが、第4週目に入っても少女漫画チックなお話ばかり。早く、作風でなく劇中で少女漫画を描いて話を進めて欲しいです。
また、前回の簡単感想に、44回のWeb拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございます。不自然さが気になって、気が付いたら小林君が退場してました(汗) 小林君で、脚本家は一体何を描きたかのか分からず仕舞いでした。
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