ブラックペアン (第1話/初回25分拡大スペシャル・2018/4/22) 感想

ブラックペアン

TBSテレビ系・日曜劇場『ブラックペアン』公式
第1話/初回25分拡大スペシャル『オペ室の悪魔!金で救う天才医師・新ダークヒーロー』の感想。
なお、原作の海堂尊「新装版 ブラックペアン1988」(講談社文庫)は既読。
[読書] ブラックペアン1988 新装版 (海堂 尊/著・講談社) 感想


東城大学医学部付属病院では‘神の手’を持つと称される心臓外科医・佐伯(内野聖陽)による難しい心臓手術が始まる。その様子を日本心臓外科学会の理事長選のライバルで帝華大学病院の西崎(市川猿之助)らが見守っていた。そんな中、佐伯の他の担当患者の容体が急変。弟子の横山(岡田浩暉)や、横山の指導を受ける研修医・世良(竹内涼真)らが処置を行うが事態は好転しない。そこへ現れた渡海(二宮和也)が、鮮やかなオペを行う。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:海堂尊「新装版 ブラックペアン1988」(講談社文庫)
脚本:丑尾健太郎(過去作/無痛~診える眼~、小さな巨人、都庁爆破!)
演出:福澤克雄(過去作/半沢直樹、小さな巨人、陸王) 1
   田中健太(過去作/下町ロケット、小さな巨人、陸王)
   渡瀬暁彦(過去作/クロコーチ、アリスの棘、小さな巨人、監獄のお姫さま)
音楽:木村秀彬(過去作/コウノドリ1&2、小さな巨人)
主題歌:小田和正「この道を」(アリオラジャパン)

初回だけ。私なりに原作と比較すると…

原作は既読。以前から言うように、当blogは原則として原作と映像化作品は比較しない立場だが、私なりにちょっと比較してみるとこんな感じ。

【長所】物語は上手く『身内から金を巻き上げる、男版ドクターX』風に改変した
【短所】渡海の想像したヴィジュアル的なイメージが、だいぶ異なる

原作と主人公を変えて…

まず、【長所】について。実は【長所】と言って良いのか迷ったのだが。原作での主人公は研修医・世良なのに、今作は脇役的存在の渡海を主役に据えたのが意外。研修医が主人公では、『日曜劇場』らしい重厚感が出ないとでも判断したのだろうか。

痛快さゼロの『男版ドクターX』に?

そして、ご本家の『ドクターX ~外科医・大門未知子~』は、マネージャーを通して病院からオペ料をふんだくる話なのを、本作は自ら病院関係者に価格交渉をしてオペ料をふんだくる話に改変したように感じた。ただ、本作は『ドクターX』の痛快さは無いから、二番煎じにも見えなくもない。

『日曜劇場』らしさと、ヒーローものが合体か!?

しかし、第1話に限れば “外科学会や院内” のゴタゴタをおじさん俳優らの厳つい顔芸で描いている点は、従来の『日曜劇場』らしさを踏襲しつつ、全体が主人公のヒーローものになっている点は放送枠としては、ちょっと新鮮な気持ちもした。

二宮和也さんの風体が "天才外科医" に見えない…

そして、【短所】の部分。これは、(原作とは異なる)本作に於ける「渡海征司郎」が、冷静で冷酷なのに、どこか情があり、何よりも「オペの悪魔」と言われる程の手技を持つ設定なのに、残念ながら二宮和也さんがそう言う人間には見えないこと。個人的には、草なぎ剛さんかな? なんて考えたのだが。

手技の描写が雑。患部をリアルにする必要もあるか?

それと、気になったのは、その渡海の術中の手元の描写。特に糸を使う手技が、素人が見ても、我が家の医療従事者が見ても「やっていない」レベル。素早い動きに見せるための演出だろうが、きちんとオペをやっているように見せないと、視聴者はどんどん醒めていくしかないのだが。

あとがき

「お金を出させて退職させて」を繰り返す連ドラになるのだとすると、痛快さが無い分、『男版ドクターX』としては面白みに欠けますね。それと、大人の事情があるにせよ、主役の二宮和也さんの身長を考慮して脇役を揃えられなかったのでしょうか? いくらオペ室ではお立ち台に乗っても…ね。

とにかく、原作は「バチスタシリーズ」の前日譚的な作品で面白いので、次回の巻き返しに期待します。が、第2話も「25分拡大スペシャル」って、2週続けたら「スペシャル」じゃないような…

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング


 

★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
新装版 ブラックペアン1988 (講談社文庫)
この道を / 会いに行く / 坂道を上って / 小さな風景 小田和正


★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/11276/

関連記事
スポンサーサイト



トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ブラックペアン 第1話

東海地方にある東城大学医学部付属病院では「神の手」を持つと称される心臓外科医・佐伯清剛教授(内野聖陽)による難しい心臓手術が行われようとしていました。 3か月後の外科学会の理事長選を控え、佐伯と一騎打ちと噂される帝華大学の西崎啓介教授(市川猿之助)も手術の見学に訪れていました。 治験コーディネーター・木下香織(加藤綾子)や、日本外科ジャーナル編集長・池永英人(加藤浩次)も注目する...

ブラックペアン 「オペ室の悪魔!金で救う天才医師・新ダークヒーロー」

原作、『ブラックペアン1988』は2007年に講談社から発売された海堂尊の長編小説やはり、ニノは何を演じても巧いですよね。個人的に、ブラック・ジャックの温度感、ってこんな雰囲気だったのかな?と感じてしまったのでした。日曜劇場ならではの、ややオーバーアクトな起承転結は名物かも。     (ストーリー)東海地方にある東城大学医学部付属病院では、“神の手”を持つと称される心臓外科医・佐伯清剛教授(...

ブラックペアン 第1話

東城大学医学部付属病院では‘神の手’を持つと称される心臓外科医・佐伯(内野聖陽)による難しい心臓手術が始まる。その様子を日本心臓外科学会の理事長選のライバルで帝華大学病院の西崎(市川猿之助)らが見守っていた。そんな中、佐伯の他の担当患者の容体が急変。弟子の横山(岡田浩暉)や、横山の指導を受ける研修医・世良(竹内涼真)らが処置を行うが事態は好転しない。そこへ現れた渡海(二宮和也)が、鮮やかなオ...

日曜劇場『ブラックペアン』第1話

「オペ室の悪魔!金で救う天才医師・新ダークヒーロー」 内容東城大学医学部付属病院に、東京の帝華大学から西崎啓介(市川猿之助)教授と、高階権太(小泉孝太郎)とともにやって来る。西崎教授のライバル、心臓外科の佐伯清剛(内野聖陽)教授の手術があったのだ。3か月後に、日本外科学会理事長選を控え、2人の一騎討ちと目されていた。そのため、通常では不可能とされる患者の手術を行う佐伯を、見学にやっ...

【ブラックペアン】第1話感想と視聴率・関西好発進♪

第1話「​​​​オペ室の悪魔!金で救う天才医師・新ダークヒーロー」 初回(第1話

コメント

コメントを残す

Secret

※なお、送られたコメントはブログ管理人が承認するまで公開されません。
※また、当blogの「コメント,トラックバック&リンク・ポリシー」に基づき、管理人が不適切、不適当、不愉快と感じたコメントは非公開、または予告無く削除します。

楽天市場PR

TB送信について

一部のブログサービス(特に、FC2ブログ)宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中です。

最新記事

PR


カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR