Missデビル 人事の悪魔・椿眞子 (第1話/初回15分拡大・2018/4/14) 感想

日本テレビ系・土10ドラマ『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』(公式)
第1話/初回15分拡大『美しき人事のヒロインが悪を斬る痛快お仕事ドラマ!』の感想。
喜多村(西田敏行)が会長、大沢(船越英一郎)が社長を務める業界大手の「共亜火災保険」は、新人研修の講師として米国で経験を積んだフリーの人事コンサルタント・眞子(菜々緒)を招く。地方の無名大学出身の博史(佐藤勝利)は夢と希望を抱いて入社式に臨むが、眞子は研修初日、新入社員50人に「退職願」を書かせ、最終的に10人に絞ると宣告。一方、人事部長の千紘(木村佳乃)は、全てを眞子に一任した大沢に異を唱えるが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:山浦雅大(過去作/銭形警部シリーズ、都庁爆破!)) 第1話
藤平久子(過去作/ミラクルちゅーんず♪)
演出:佐久間紀佳(過去作/相棒シリーズ、おみやさんシリーズ) 第1話
小室直子(過去作/ウチの夫は仕事ができない)
音楽:井筒昭雄(過去作/99.9 -刑事専門弁護士-シリーズ)
眞子を "人事の責任者" にしなけりゃ意味がないのでは!?
これを言ってはおしまいかも知れないが、自社を立て直すためにフリーの人事コンサルタント・眞子を雇ったなら、「新人研修の講師」じゃなくて、最初から “人事部の責任者” にしなければ意味がないのでは? だって、入社したばかりの新人だけをリストラするだけで会社が立て直るって訳じゃないでしょ?
「働き方改革」の時代に時代錯誤な企画のような…
天海祐希さん主演の連ドラ『女王の教室』風の “鬼教官” を菜々緒さんでやりたいと言う企画意図なのかも知れないが、それだけが完全に空回りしている印象。また、政府が「働き方改革」を進めている今、時代錯誤な企画でないかな。今どき、自殺やいじめ、引き籠りを助長するようなドラマを…と考える私の頭が固いのか?
土曜日の夜だから、理不尽さでなく痛快さを見たい!
フィクションの世界だから、ブラック企業のお手本みたいな企業を作って、刺激的に描きたいのも理解するが、流石にちょっと現実離れし過ぎじゃないかなぁ。それに、ドラマ上では “悪魔のような人事コンサルタントが非情な手段で痛快に解決” のつもりでも、折角の土曜日の夜に視聴者が理不尽な “いじめ” や “パワハラ” を見たいと思うだろうか?
あとがき
う~ん、最後まで主人公が新人だけをスパルタ教育する不自然さに耐えられませんでした。やはり、今いる既存の社員たちを鍛え直さないとおかしいですよ。この放送枠、たまにおかしなことやりますね。以前は理事長じゃなく校長が学校を変革するドラマとか。いくらフィクションでも現実味は必要だと思います。
まあ、第1話だから主人公を際立たせたいと言うことなのでしょう。次回からは単なる “社員いじめ” だけでなく、「人事の悪魔が実は…」みたいな痛快な勧善懲悪ドラマになるのを期待します。と言うか、本作は1話完結ですから、毎回眞子がお荷物社員に目を付けて、その裏にいるクズ社員を動画でリストラするだけの話が続く可能性も十分ありますが(困)
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ドラマ「Missデビル 人事の悪魔・椿眞子」 オリジナル・サウンドトラック
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/11242/
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