半分、青い。 (第7回・4/9) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』(公式)
第2週『聞きたい!』
『第7回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
律の母・和子(原田知世)に呼び出された晴(松雪泰子)。鈴愛(矢崎由紗)が律(高村佳偉人)を川に落としてしまったことを怒っているのではないかと気を張る晴だったが、和子の口から発せられたのは意外な一言だった。そのころ小学校では、テストの解答をめぐって律が、担任の豊島(佐藤夕美子)から厳しい説教を受ける。自分の真意を豊島に伝えようとしない律を見かねた鈴愛は、勇気を振りしぼって立ち上がるが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
わざわざ週明けに母親同士に喋らせるなら、先週の内に…
またちょっと感想を書くのが辛くなってきた。折角週が明けたと言うのに、母親同士が集まって先週の糸電話や将来の計画を喋らせて。
確かに視聴者に親切とか、今後の展開で重要なファクターになるから再度おさらいって意味もあるのだろうが、それなら「マグマ大使」や脇役の説明ばかりに尺を割かずに、もっと丁寧に鈴愛が祖父を思う気持ちをストレートに描けば良かったんじゃないの?
先生の設定と「サービス問題」がチグハグだった…
ストレートに描かないと言えば、中盤で3分近くもやっていたテストのくだりもそう。教師は「サービス問題」と言っていたが、「サービス問題」なら、もっともっと簡単か、「4.せいせいした」は無くて良かったのでは?
恐らく律の個性的な感性や、鈴愛が律を思う気持ちを描きたかったのだろうが、教師が律を攻める台詞を含めて、この先生の設定と「サービス問題」がチグハグだったような…
今回は、子役だけで15分間仕上げたら良かったのに…
でもって、やや難ありだとは言え、教室の騒動からそのまま直結して放課後の騒動まで続けたら、主人公の描写不足を補えたのに、今度は両親を描いちゃう。学校、店、田んぼ、病院、川辺とどんどん場面展開していく。場面転換すればするほど、鈴愛と律の物語がブツ切れになっていく。
今回なんて、冒頭の2人の母親の会話と中盤の鈴愛の両親と祖父のシーンをバッサリとカットしたら、かなりヒロインを描いた見応えのある放送回になったんじゃないのかな?
あとがき
言葉で説明し辛いのですが、この描くべき事象をストレートに描かないことと、やたらと親の描写を挟むことと、場面転換の多さの原因は、脚本家なのか演出家なのか…と考えてしまいます。過去の作風から察すると脚本家はあまりこのような傾向はありません。だとすると、演出家による演出でこうなっていることになります。
なぜか? 恐らく子役だけにするなと言う大人の事情なのか分かりませんが、今はヒロインがどんな人物であるかを描くべき時期ですから、普通に子供たちの思いをストレートに描くだけで良いと思います。あとは、子役から大人の俳優にスイッチしたら、変わると信じて…
最後に。第6回の感想に、71回ものWeb拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございます。もっともっと鈴愛がどんな女の子か知りたいです。子役で2週跨ぎするなら、それをやらずに他にやるべきことなんてないのでは? 鈴愛と律を描いて下さい。そうでないと、感想を書きたくても、「期待外れだ」と愚痴ばかりになってしまいます…
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