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日曜プライム ドラマスペシャル「探偵物語」 (2018/4/8) 感想

日曜プライム ドラマスペシャル「探偵物語」 (2018/4/8) 感想

テレ朝系・日曜プライム ドラマスペシャル『探偵物語』公式
『赤川次郎の名作『探偵物語』を斎藤工×二階堂ふみの強力タッグで34年ぶりに映像化!!崖っぷち状態の探偵とオテンバなお嬢様が織りなす5日間のミステリー&ラブロマンス!』の感想。
なお、原作の小説・赤川次郎『探偵物語』(角川文庫)は既読。また、1983年公開 薬師丸ひろ子の主演映画『探偵物語』も鑑賞済み。


浮気調査をしていた探偵・辻山秀一(斎藤工)は、決定的瞬間を激写するが、盗撮と誤解したお嬢様・新井直美(二階堂ふみ)ともみ合い、データを破損…散々な目に遭う。そんな辻山の元へ新井家の家政婦・長谷沼(夏木マリ)が訪ねてきて、直美のボディーガードを依頼する。その後、一本の電話により事態が急変!辻山の元妻・幸子(長谷川京子)に、暴力団との関わりも噂される国崎興産会長(國村隼)の息子を殺害した容疑がかかり…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:小説・赤川次郎『探偵物語』(角川文庫)
脚本:黒岩勉(過去作/僕のヤバイ妻、貴族探偵、重要参考人探偵)
演出:筧昌也(過去作/素敵な選TAXI)
音楽:原田智英(過去作/みんな!エスパーだよ!、メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断)
主題歌:安藤裕子『探偵物語』(Mastard Records) ※ iTunes配信のみ

1983年の劇場版は、台詞と劇伴が洒落た小粋な名作だ!

ハードボイルドのイメージが強い松田優作さんが、どこか狂気を伺わせる巧みな演技で演じた探偵と、『セーラー服と機関銃』では純真無垢で不思議な魅力を放っていた薬師丸ひろ子さんが、大学を卒業して少し大人になった姿で演じた女子大生の、1つ1つの台詞と1曲1曲の劇伴が洒落た小粋なラブストーリー。これが根岸吉太郎監督の『探偵物語』の私の評価。

脚本・鎌田敏夫と撮影・仙元誠三、音楽・加藤和彦らの超豪華スタッフが織り成す大人の男と背伸びをした女子大生の恋の物語。ラストの2回のキスと下りのエスカレーターと軽快な劇伴のオシャレさに当時感動したことを今でも忘れない。

とまあ、いつも原作や過去の映像化作品とは比較しない立場の当blogだから、最初に言っただけ。あとは、今作がオリジナル作品として面白いかどうかってことだ…

最大のハードルは、直美役を "二階堂ふみ" で許容可能か?

結論から言うと、いろんな意味で視聴者の好き嫌いが分かれる作品へ見事に仕上がったってことだ。まず、俳優。言わずもがな本作の好みの最大のハードルは、直美役に二階堂ふみさんを受け入れられるかどうか? この点については予告編から違和感を拭えなかったが…

見た目は平成30年なのに、昭和の香りを残したのが失敗…

秀一がスーツを着替えた30分辺りから、何とか違和感が薄まってきた。その理由は「慣れた」ことと、もう1つ今作の脚本や演出が創出する “今作らしさ” には「合っている」ように見えたから。では、その “今作らしさ” とは何か?

劇場版でなく原作の昭和の雰囲気を残しつつ、あちこちに今風を取り入れたこと。実はこれが最大の好みが分かれる作風の原因だと私は思っている。言い換えれば、映像(俳優やロケ地などの見た目)的に平成30年なのに、中途半端に昭和の香り(トリックや人間関係などの設定)を残した。

それが “今作らしさ” で、特に劇場版の印象が強い視聴者なら、受け入れにくい作風であるのは当然だ。何せ、直美に清楚さや純真無垢さやちょっと大人の背伸びをした可愛らしさなど皆無なのだから。(おっと、比較してしまった)

企画ミス! なぜ今『探偵物語』を再ドラマ化したのか?

とにかく、一言で言えば「企画ミス」。今なぜ『探偵物語』を再ドラマ化する必要があったのか? 直美役を二階堂ふみさんに選んだ理由は何なのか? などいろいろ不思議だ。ただ、私は筧昌也氏の演出はかなり頑張ったと思う。しかし、脚本の粗さや劇伴の二番煎じ風は終始気になったが…

だからいっそ、もっと大胆に「平成30年版の探偵物語」に仕上げたら良かった。大金持ちの設定や経済界のフィクサーなんて設定も外しちゃう位に。それ程、この原作と劇場版は名作中の名作なのだ。

あとがき

50分頃、主題歌がCMでフェードアウトしたのには驚いたが、ラストでの主題歌の使い方、主題歌の映像への合わなさを見ても、企画と編成もどうかと思いました。敢えて劇場版と変更したラストシーンも “今作らしさ” は感じませんでした。「同じにしない」と言う意気込みだけ。最後まで企画意図に賛同できないリメイクドラマでした…残念。

さて、企画意図に賛同できないのが、今作が第1作目となった今期から日曜日21時に設置された『日曜プライム』なる「単発特別番組枠」だ。40年以上も続いた『日曜洋画劇場』が廃止され『日曜エンターテインメント』になったのが2013年で…まっ、いいや。個人的には落ち着いて欲しいのです。

次回も結局スペシャルドラマ。それもテレ朝の水曜日か木曜日に合いそうな内容。だったら、最初から水 or 木曜の番組改編期に放送した方が視聴率が上がるのでは? 『日曜洋画劇場』廃止以降、苦悩しているのは分かりますが、視聴者の立場からすると、「放送枠」と「内容」は固定して欲しいです。えっ、これって私だけ?

最後に。もしも、あなたが薬師丸ひろ子さん主演の劇場版をまだご覧になっていないのなら、是非ともご覧になるのをお勧めします。『セーラー服と機関銃』に出演後、大学受験のために一時芸能活動を休止した薬師丸ひろ子さんの復帰作が『探偵物語』。大学生になってちょっと背伸びをした女性の心の変化を美しく小粋に描いた名作ですから。

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