[読書] 警視庁文書捜査官 (麻見 和史/著・KADOKAWA) 感想

[読書] 警視庁文書捜査官 (麻見 和史/著・KADOKAWA) 感想

©テレビ朝日

警視庁文書捜査官
『警視庁文書捜査官 (麻見 和史/著・KADOKAWA)』の感想。
採点は、★★★☆☆(最高5つ星で、3つ)です。

【私の評価基準:書籍用】
★★★★★  傑作! 是非とも本棚に並べたい一冊。
★★★★  秀作! 私が太鼓判を押せる一冊。
★★★☆☆  まあまあ。お小遣いに余裕があれば買っても良いい。
★★☆☆☆  好き嫌いの分岐点。図書館で十分。
☆☆☆☆  他の時間とお金の有意義な使い方を模索すべし。





2018年4月から波瑠さんと鈴木京香さんと実写ドラマ化

2018年4月19日からテレビ朝日系にて、波瑠さんと鈴木京香さんがテレビドラマで初タッグを組むことで話題になっている連ドラ『未解決の女 警視庁文書捜査官』の原作と言うことで読了。

内容は、文章心理学を学び、文書の内容から書いた人の生まれや性格などを推理する能力が認められた “文字フェチ” な女性刑事が活躍する物語だ。

"文字" に特化した推理や、「文書解読班」の設定も新鮮だ!

遺体から被害者の思いを引き出す監察医や、遺留品から持ち主の無念な声を聞く刑事などの物語の類型的な作品ではある。上川隆也さん主演の連ドラ『遺留捜査』に似てはいるが…

こちらの刑事は “文字” と “事件” を結び付けて捜査する点で “キワモノ感” は一枚上手。また、「警視庁捜査第一課文書解読班」と言う部署の設定もオリジナリティーを感じる。

事件がありきたりで、解決編も文字にこじつけた感じが…

ただ、読んでる途中も読み終わっても、今一つスカッとしない。その理由の1つは、事件そのものが既視感があり、解決に至る過程も “文字” を無理矢理にこじつけた感じが強いこと。お蔭で、本作で一番魅せなければいけない “文字フェチ” の面白さがしぼんでしまったのだ。要は、結局は心理学じゃないの?って感じ。これでマイナス1点。

幾ら何でも主人公が幼過ぎる! デキる上司の束ね役が欲しい

また、「警視庁捜査第一課文書解読班」の面々な男女いろいろ設定が考えられているが、肝心の主人公がちょっと幼いと言うか単純過ぎる。だから、個性的で面白いのだが、如何せん警察官なんだから、もっとデキる上司がお目付け役でいて全体を束ねて貰わないと、読んでいてイライラとモヤモヤが増えただけだった。これで更にマイナス1点だ。

あとがき

文書やメモから事件を読み取り、推理して捜査をする点は、やや類似作品の匂いはしますが、実写ドラマ化する点では視覚的に面白そうです。ただ、今回のドラマ化に当たって、のだ。4月からドラマ化。“文字フェチ” の鳴海警部補(女)役に鈴木京香さん、鳴海とバディを組む年下の上司・矢代巡査部長(男)は波瑠さんが演じます。

本作の面白さに、「年下の女性上司に、とまどう年上の男性部下」と言う関係があるのに、なぜ実写ドラマ化でバディを同性にしたのでしょう? と言う訳で、ドラマ版は “文字フェチ刑事” が活躍する点だけ引用した “別物” と捉えた方が良さそうです。ただ、書籍に話題を戻すと、麻見和史さんの文章が面白いので、続編は読んでみたいです。


     

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永久囚人 警視庁文書捜査官
緋色のシグナル 警視庁文書捜査官エピソード・ゼロ (角川文庫)
深紅の断片 警防課救命チーム
水晶の鼓動 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)

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