わろてんか (第148回・3/28) 感想

連続テレビ小説「わろてんか」

NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』公式
第26(最終)週『みんなでわろてんか』 『第148回』の感想。


 本作は、2018/2/27 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


終戦からひと月、てん(葵わかな)は北村笑店の再開準備をしようと、風太(濱田岳)と一緒に大阪へ戻るが、焼け落ちた寄席を見てがく然とする。そこへ楓(岡本玲)が命がけで守った漫才台本を届けに来て、お互いの無事を喜びあった。てんと風太は芸人たちが戻って来るのを待つ間、生活の足しにしようとすいとんの販売を始める。てんはガラの悪い男たちに売り上げを奪われそうになるが、思わぬ人物が助けに入ってくれた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

鼻の頭をテッカテカにしながら玉音放送を聞くおてんちゃん

今朝は、どんなアバンタイトルかと期待したら、なんと玉音放送で終戦になっちゃった。じゃあ、前回、前々回は何だったんだ! 単なる時間繋ぎか! だから言ったのだ。さっさと、月曜日のアバンで終戦にしなさいって。だって、予告編でみん視聴者みんな承知してる。北村笑店が再興されておてんちゃんの笑顔で終わるのも。

なのに、今朝は鼻の頭をテッカテカにしながら玉音放送を聞く主人公のアップでスタート。更に1か月の時間経過。それにしても、主要メンバーが居なくならないのはほぼ分かっているのに、なぜ安否がどうこうで引っ張るんだろう? まさかこの場に及んでそんなことで視聴者がやきもきするとでも思ってるのか!

なぜ、治平に偉そうなこと言わせたの?

トキとつばきが主人公と一緒に大阪に行くと言ったのを、子供を理由に拒んだ主人公。それに同意した風太。それらを受けて治平がこんなことを言う。

治平「子どもの事は わしに任しとき」

これが良く分からない。これまで子供たちの面倒を見て来たわけでもないし、子供の事は自分に任せてトキとつばきを大阪に行かせる訳でもないし。一体なんのために言ったの? 人のいいおじさんを演出するため? 「おおきに」とお辞儀をしてお願いするのはなぜ? 主人公と風太がいなくなるだけなのに… ホント、無駄話が多過ぎる!

残り3回なんだから、安木節乙女組くらい4人揃えてよ

主題歌明けは、突っ込む気にもならない大阪の焼け野原での主人公と風太と楓の小芝居。実に退屈だ。しかし、そこへついに「笑いの神さん」が降臨。安来節乙女組の一員だった小豆沢とわ(辻凪子)が登場。あれから何十年も経っているのに全く見た目に変化なし。こりゃ、笑うしかない。流石に美術さんも手抜きし過ぎだよ。

それに、今さら安木節乙女組を登場させる脚本家の愚かさにも苦笑するしかない。たった1週間の命の乙女組だったのだから、4人全員無事で生かせてやってよ。おっと、女優さんたちが黒歴史になるから二度と出たくないと突っ張ったのか? まあ、その気持ちも分からんでもないが…

ったく! あの小屋がなんなのかの説明をしなさいよ

さて、いつものことだが説明不足でイラっとした場面があった。9分頃から主人公と風太がのんびりしていた、壊れかけておんぼろ小屋だ。あれって、何? どこ? 乙女組の生き残りや足を失った元芸人を登場させるより、あの小屋がなんなのかの説明をしようよ。

以前の北村家の跡だとか、元従業員が手伝って片付けてくれた風鳥亭の一部だとかさ。そう言う状況説明をせずに、登場人物を唐突にポツンと置いて喋らせても、意味がないんだって。

風太がキースやアサリら芸人の名を大声で叫んだって、その場所が北村笑店や風鳥亭ゆかりの地でなければ意味がないんだって。風太が「看板あっても」と指差した小屋の方向には看板はないし。足元に「風鳥亭」の行灯が転がってるだけ。一体、どこなのさ?

致命的に "台詞が少ないヒロイン" なんだからさ!

亡霊がお休みでホッとしていたら、また時間経過。いつの間にか主人公が「すいとん」を売って商売を始めてる。だ、か、ら、こう言う時に “てんの閃き” のカットを入れてからやりなさいって何度言ったら分かるの、この脚本家は。それでなくても、致命的とも言える程に “台詞が少ないヒロイン” なんだから!

伊能はん、いや高橋一生さんが気の毒過ぎて泣けた!

もう、文字に起こすのも恥ずかしい程の伊能はんの再登場。語りで盛り上げて、なかなか顔を映さず、音楽に合わせて笑顔で手を差し伸べる。あーあ、これ感動するところ? それとも「笑いの神さん」が降臨した笑いどころ? いずれにせよ、高橋一生さん、最終週までこんか辱めを受けるとは可哀想にも程がある…

ちょっと総括的なことを書いてみる…

さて、最終回の放送日は仕事だから、朝ゆっくり感想を書けるか分からないから、ちょっとここらで総括的なことを書こうと思う。と言うか、ちょっと1ケタ台の週の録画を見て思い付いたことを書いてみる。

「一体、主人公の人生とは何だったのか?」を考える…

いよいよ残り3回となった。一体、主人公の人生とは何だったのか? を考えた。親に勘当されて夫婦になったのに、事業資金が足りなくなったら平気で絶縁状態の実家へ金を借りに行った。またお金が無いと言いつつ、実は夫に内緒でへそくりを貯めており、皆から「流石お天様」と褒められて調子に乗った。

北村笑店が「月給制」だけで芸人があっと言う間に300人を超えて、あちこちに風鳥亭の視点が建った。夫に先立たれて社長業を継いだものの、困りごとがあると鈴を鳴らしてあの世から降霊して愚痴を吐く。そのお陰か仕事はとんとん拍子で上手く行き、お国から勲章もらって “女太閤” の名まで欲しいままに。

そして、戦争になったらなったで、妹頼みの疎開先で福笑いをしながら家主にお説教。命懸けで「北村笑店」の看板を火事の中から持って来た風太にもマジで怒る?

う~ん、本作の主人公の人生って何だったのかな? 最近の葵わかなさんの演技が、高齢者らしさを出すために声を低くしているせいもあって、笑いと無縁になってるのも気になる。お肌ツルッツルでおでこテッカテカだから年齢不詳のままの主人公だから分かり難いが、汗や涙も流したろうに、腹を抱えて笑ったこともあったのでは?

仕事と恋バナを両立させた『あさが来た』との違い…

また、どうして本作は仕事も恋バナも中途半端にしか描いて来なかったのか? 「女社長の一代記」に恋愛要素も多めに入っていたと言う点では『あさが来た』が似ているが、似て非なる作品であるのは私が言うまでもないが…

主人公・あさと新次郎の夫婦愛は当然のこと、あさの妹・はつと惣兵衛夫婦の貧困の中での夫婦愛、女中・うめと大番頭・雁助の老いた恋、五代才助の想い半ばで散った恋、ふゆと亀助の結婚もあった。こんなにも恋愛要素が多かったのに、個々の恋バナに共感出来たり応援することが出来たのが『あさが来た』。

なぜ、恋バナを楽しく見ることが出来たのか? それは、主人公・あさ自身の仕事への姿勢が一切ブレなかったこと、それを丁寧に最後まで描き続けたからに違いない。だから、恋バナ自体が各登場人物らのサイドストーリーとして楽しめたのだ。

やはり、描くべき主人公の仕事を蔑ろにしたまま恋バナを思い付きで入れたような本作では、サイドストーリーどころか、主人公ですら本筋が見えないのだから、面白くなるはずなんてないのだ。

あとがき

今回の伊能の登場のシーンですが、例えば、風鳥亭のファンの人たちが集まって、てんや風太たちと「早う、風鳥亭で笑わせてくれ」とか言いつつ瓦礫を片付けているところへ、すっと伊能がやって来て大木を持ち上げると、その一方をてんが持っててニコッとする方が良かったんじゃないですか? 今さらですが…

最後に。前回の感想に、63回もの Web拍手やコメントを頂き、ありがとうございました。流石に、乙女組と伊能は不要でしたね。普通に社員や芸人たちが瓦礫を片付けているところに自然と集まって来るだけで良いと思うんですが。あと3回ですが、全く盛り上がりませんな。

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[読書] 吉本せいと林正之助 愛と勇気の言葉 (坂本 優二/著・イースト・プレス) 感想

【これまでの感想】
「わろてんか」なぜ視聴者を “場違いの笑いと置いてけぼり” を続けるのか?(2017/10/15)

第1週『わろたらアカン』
1 2 3 4 5 6
第2週『父の笑い』
7 8 9 10 11 12
第3週『一生笑わしたる』
13 14 15 16 17 18
第4週『始末屋のごりょんさん』
19 20 21 22 23 24
第5週『笑いを商売に』
25 26 27 28 29 30
第6週『ふたりの夢の寄席』
31 32 33 34 35 36
第7週『風鳥亭、羽ばたく』
37 38 39 40 41 42
第8週『笑売の道』
43 44 45 46 47 48
第9週『女のかんにん袋』
49 50 51 52 53 54
第10週『笑いの神様』
55 56 57 58 59 60
第11週『われても末に』
61 62 63 64 65 66
第12週『お笑い大阪 春の陣』
67 68 69 70 71 72
第13週『エッサッサ乙女組』
73 74 75 76
第14週『みんなの夢』
77 78 79
第15週『泣いたらあかん』
80 81 82 83 84 85
第16週『笑いの新時代』
86 87 88 89 90 91
第17週『ずっと、わろてんか』
92 93 94 95 96 97
第18週『女興行師てん』
98 99 100 101 102 103
第19週『最高のコンビ』
104 105 106 107 108 109
第20週『ボンのご乱心』
110 111 112 113 114 115
第21週『ちっちゃな恋の物語』
116 117 118 119 120 121
第22週『夢を継ぐ者』
122 123 124 125 126 127
第23週『わろてんか隊がゆく』
128 129 130 131 132 133
第24週『見果てぬ夢』
134 135 136 137 138 139
第25週『さらば北村笑店』
140 141 142 143 144 145
第26(最終)週『みんなでわろてんか』
146 147

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【わろてんか】第148回(第26週水曜日) 感想

連続テレビ小説「わろてんか」。あの吉本興業の創業者・吉本…「てん」を演じるのは葵わかなさん。他、松坂桃李、濱田岳、高橋一…【わろてんか】第148回…

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内容戦争が終わってひと月。てん(葵わかな)のもとにやって来た風太(濱田岳)は、芸人達の安否について伝える。すると、てんが、大阪に戻ろうと思っていると。。。。敬称略感動的。。。よりも。。。鼻で笑う。。展開である。自分たちが、どんな描き方をしてきたかを、全く理解出来ていないから、こんな物語の描写が出来るのだ。ほんと、ダメだね今作。

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