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わろてんか (第145回・3/24) 感想

連続テレビ小説「わろてんか」

NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』公式
第25週『さらば北村笑店』 『第145回』の感想。


 本作は、2018/2/27 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


大阪も頻繁に空襲を受けるようになり、風太(濱田岳)はてん(葵わかな)やトキ(徳永えり)たちを疎開させようと考える。てんは寄席を続けることに固執して反対するが、芸人やその家族の安全を考え、ついに北村笑店解散を決意した。てんの疎開準備を手伝うリリコ(広瀬アリス)はこれまでの人生を振り返って、心からの感謝をてんに伝える。そしてキース(大野拓朗)の発案で、北村笑店らしい笑いの訣(けつ)別式をすることにした
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

ただただ、冒頭からシラケる…

シラケる。それが今朝のアバン。確かに、ついに大阪に空襲が来たのだろうが、前回まで全く戦中の雰囲気がゼロなのに、唐突のナレーションと防空頭巾とハンディーカメラで「空襲が始まりました」と言われても、逃げ惑う人間がお肌ツルッツルでテカテカで、汚れ1つも無いなんてシラケる。それが、残り1週間の本作の現状だ。

シラケ過ぎて、台詞が頭に入らない…

主題歌明けも、瓦礫とおしろいを塗ったような顔にシラケる。主人公のぼさぼさの髪型にも風太の横分けにもシラケる。もうこのシーンではこれ以上書かないが、目に映る全てのものへ「スタッフが手を入れました」が見え過ぎて、全く台詞が入ってこない。

字幕を読むから何とかなるが、字幕を読むから「連続テレビ小説」と「小説」と言う訳ではないだろうに…

なぜ、もっと "北村笑店らしさ" を描かないのか…

てん「笑いの灯ぃを守るためや」
風太「大阪で芸人続けたい奴は天満風鳥亭に来い」

これを主人公に言わせるためのこの145回だったのだろう。風太も同じ。そして、これこそが “北村笑店らしさ” であると脚本家と演出が太鼓判を押して放送したシーンなのだろう。だって、今週のサブタイトルは『さらば北村笑店』なんだから。しかし、実際の映像では残念ながら、そうはなっていない。

主人公が「笑い」に拘る場面も芸人を守る場面も細切れにしか記憶が無い。風太に至っては喧嘩腰に大声で脅すだけの印象しかない。リリコが主人公を「同士」と言っても、主人公がキースたちに「一番長うお世話に」と言ったって、正直そう言う風に描けていたかと言えば、かなり好意的に見ないと無理。

「辛い時こそ笑うんや」をもっともっと描くべきだった…

で、結局、このキースの台詞が、本作の不出来の原因が脚本と演出であることを証明する。

キース「アカン! こういう湿っぽいの あかんわ
    どや 北村笑店らしゅう
    景気づけにパ~ッとやろうか!」

1桁台の週の頃には、「辛い時こそ笑うんや」みたいなのを描いていた。それは認める。しかし、それ以降この雰囲気はどんどん削られ、今や寄席や笑いが影を潜めた作品に仕上がった。なのに、この空襲下でキースが言った。「辛い時こそ笑うんや」と。

これが北村笑店であり、風潮亭の存在意義のはず。家族や芸人、寄席や寄席に来る客、そして笑いを大切にするのが北村笑店であり、それこそが「笑いは薬」に繋がる。今回の終盤でのお別れ会みたいなのは正に「辛い時こそ笑うんや」であり「笑いは薬」だった。

北村家を振り返り見る主人公の気持ちも語りで台無しに…

本来は、このようなシーンを毎週1回、いや2週に1度でも入れるべきだった。それをせずに、登場人物とエピソードの使い捨てを繰り返したせいで、半年間の不連続ドラマに仕上がった。それが本作。看板や表札を付けたり外したりするシーンも多かったが、思いは一向に繋がっていなかった。もちろん、今回の「北村」の表札にも感動ゼロ。

ラストに主人公が我が家を振り返って見るカットがあったが、普通なら様々な主人公の記憶が視聴者の頭の中に走馬灯のように浮かんでくるはず。しかし、それもない。更に、最後の「てんが この家を見るのは これが最後でした」の語りで、一部の視聴者の感動も感傷も消し去った。何とも、残念な土曜日だった…

あとがき

予告編にもあった「辛い時こそ笑うんや」が本作の根本的なテーマですよね。だから「笑いが薬」になる。なのに、それが描かれたのは藤吉が生きていた風潮亭1周年位の時だけです。それで、久しぶりに「辛い時こそ笑うんや」と連呼されても… 最終回の予告編が「今週の続き」にしか感じなかったのは私だけでしょうかね。

最後に。前回の感想に、66回もの Web拍手やコメントを頂き、ありがとうございました。生前の藤吉が良く言っていた「辛い時こそ笑うんや」を脚本家は忘れていたのでしょうか? むしろ、今回こそ藤吉の亡霊がてんの夢枕に立って「辛い時こそ笑うんや」と言って、「笑うお別れ会」を “てんの閃き” にしたら良かったさえ思いました…

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[読書] 吉本せいと林正之助 愛と勇気の言葉 (坂本 優二/著・イースト・プレス) 感想

【これまでの感想】
「わろてんか」なぜ視聴者を “場違いの笑いと置いてけぼり” を続けるのか?(2017/10/15)

第1週『わろたらアカン』
1 2 3 4 5 6
第2週『父の笑い』
7 8 9 10 11 12
第3週『一生笑わしたる』
13 14 15 16 17 18
第4週『始末屋のごりょんさん』
19 20 21 22 23 24
第5週『笑いを商売に』
25 26 27 28 29 30
第6週『ふたりの夢の寄席』
31 32 33 34 35 36
第7週『風鳥亭、羽ばたく』
37 38 39 40 41 42
第8週『笑売の道』
43 44 45 46 47 48
第9週『女のかんにん袋』
49 50 51 52 53 54
第10週『笑いの神様』
55 56 57 58 59 60
第11週『われても末に』
61 62 63 64 65 66
第12週『お笑い大阪 春の陣』
67 68 69 70 71 72
第13週『エッサッサ乙女組』
73 74 75 76
第14週『みんなの夢』
77 78 79
第15週『泣いたらあかん』
80 81 82 83 84 85
第16週『笑いの新時代』
86 87 88 89 90 91
第17週『ずっと、わろてんか』
92 93 94 95 96 97
第18週『女興行師てん』
98 99 100 101 102 103
第19週『最高のコンビ』
104 105 106 107 108 109
第20週『ボンのご乱心』
110 111 112 113 114 115
第21週『ちっちゃな恋の物語』
116 117 118 119 120 121
第22週『夢を継ぐ者』
122 123 124 125 126 127
第23週『わろてんか隊がゆく』
128 129 130 131 132 133
第24週『見果てぬ夢』
134 135 136 137 138 139
第25週『さらば北村笑店』
140 141 142 143 144

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Author : みっきー

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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