
日本テレビ系・水曜ドラマ『anone』(公式)
第10話/最終回『衝撃の最終回! 全ての物語はこの結末のために』の感想。
亜乃音(田中裕子)は警察に事情聴取されることになる。理市(瑛太)は、陽人(守永伊吹)と会話した直後に姿をくらませていた。その頃、るい子(小林聡美)は具合の悪い舵(阿部サダヲ)と温泉地へ。互いの気持ちに気付いた2人は、一緒にいようと決める。そして、林田印刷所のハリカ(広瀬すず)の元へも、警察官がやって来る。一方、亜乃音は訪ねてきた万平(火野正平)から偽札作りに手を染めた理由を再び聞かれるが…。(内容変更の場合あり)
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:坂元裕二(過去作/Mother、Woman、カルテット)
演出:水田伸生(過去作/Mother、Woman、ゆとりですがなにか)
音楽:三宅一徳(過去作/Woman、はなちゃんのみそ汁、Dr.倫太郎)
もっと「通貨偽造エピ」の必然性があったなら…
本作では、大きく3つのエピソードが描かれて来た。その中で唯一必要性を疑問視していたのが「通貨偽造」。最終回を見終えてた今も、無くても他の2つは描けたのでないか? との思いは変わらない。しかし、「偽札製造」が無ければ、つまらなかったとは思う。要は、物語への必然性が足りなかった。それに尽きる全10話の構成だった…
「通貨偽造エピ」があったからこその結末だった
さて、『全ての物語はこの結末のために』と言うサブタイトルに見合う最終回だっかを考えると、「この程度?」と言うのと「通貨偽造があったからこその結末だった」の2つの評価に迷ったが、私自身の結論は後者に軍配を上げた。私の、特に心に残ったハリカと彦星とのやり取りは、ハリカが逮捕されないと成立しないから。
血の繋がりよりも強い絆を手に入れた人たちの物語
さて、舵が『わろてんか』でも流行中? の亡霊で登場した。必然性はこちらの方が上だ。別に死ぬ設定である必要性も無くもないが、まああのラストの4人で流星群を見るくだりを描きたかったのだろう。血の繋がりよりも強い絆を手に入れた人たちの物語。ちょっと癖が強過ぎたが、視聴率程に悪くなかった。最終回を見ればの話だが…
あとがき
見る人で、かなり印象が違った作品になりましたね。正に “坂元脚本×水田演出ワールド” でした。視聴者と劇中の登場人物の距離感をグッと縮めて描くドラマが多い中、視聴者と登場人物たちが適度な距離感を保って互いを見守るような作風は面白かったです。
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【これまでの感想】
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