隣の家族は青く見える (第9話・2018/3/15) 感想

フジテレビ系・木曜劇場『隣の家族は青く見える』(公式)
第9話『最後の手紙… 愛する人の待つ場所へ!?』の感想。
周囲のいたわりをありがたく受け止める奈々(深田恭子)。ふみ(田島令子)と渉(眞島秀和)の親子関係修復を目指す朔(北村匠海)は、ふみに自分の思いを伝え、すっきりとした気持ちになる。同じ頃、渉を諦めきれない留美(橋本マナミ)が、朔不在の自宅に上がり込んでいた。一方、萌香(古川凛)が帰らず、住人らが手分けして捜すことに。すぐ見つかるが、朔が萌香を助けてけがをしたとの連絡が入る。それを知った渉は…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:中谷まゆみ(過去作/WATER BOYS、ラスト・シンデレラ、地味にスゴイ!校閲ガール)
演出:品田俊介(過去作/人は見た目が100パーセント、失恋ショコラティエ) 第1,2,3,6話
相沢秀幸(過去作/5→9~私に恋したお坊さん~、貴族探偵) 第8話
高野 舞(過去作/セシルのもくろみ、昼顔) 第4,5,7,9話
音楽:木村秀彬(過去作/コウノドリ)、堤博明(からかい上手の高木さん)
プロデュース:中野利幸(過去作/人は見た目が100パーセント、ラスト・シンデレラ)
より一層シェアハウスの住人たちの理解と関係性が深まった!
これまで、シェアハウス内で若干蚊帳の外だった深雪(真飛聖)が行方不明になった次女・萌香(古川凛)と朔(北村匠海)を介して、やっと仲間入りしたと言う感じの第9話。最終回を前に、より一層シェアハウスの住人たちの理解と関係性が深まった。実は、深雪の存在が少し気になっていたから、ついにここで描いたかと安堵。
流産で、改めて「出産は奇跡」をドラマチックに描いた!
また、序盤で渉(眞島秀和)の母・ふみ(田島令子)と渉を諦めきれない留美(橋本マナミ)を介して描かれた渉と朔との恋人関係の深さ、亮司(平山浩行)の息子・亮太(和田庵)を介して描かれた亮司とちひろ(高橋メアリージュン)の事実婚家族の複雑さなど、中盤までに脇役(と言うにはもったいない)の家族を丁寧に描き…
中盤過ぎからは、いよいよメインである奈々(深田恭子)と大器(松山ケンイチ)の待望の赤ちゃんの話…と思いきや、序盤で幸せ一杯を描いておいての流産。どんでん返しと言うよりも、「出産は奇跡」を改めてドラマチックに描いたと言うべきだろう。
辛い現実を、奈々と大器と一緒に視聴者が共感出来た!
ここからの奈々と大器の描写で特筆すべきは、これまでは奈々のために妊活をしていたようなやや受動的に描かれていた大器だが、今回は奈々が「大器の赤ちゃんを産んでパパにしてあげたい」と言う強い意志や一途な愛情がいつも以上に丁寧に描かれ、更に奈々を大切に思う大器もしっかりと描かれた。
特に、大器がプレゼン中に「子供たちの笑顔」の言葉で詰まり、奈々がマタニティーマークを引き千切るのカットで印象的に描かれた。そのお陰で、流産と言う辛い現実を、奈々と大器と一緒に視聴者が共感出来た。更に、 Mr.Childrenが歌う主題歌「here comes my love」も “神タイミング” で入る。音量も絶妙。お見事としか言いようがない。
あとがき
今回は『隣の家族は青く見える』とのタイトルでありながら、実は「自分の家族も十分青いのに」と言うことが描かれ、最終回直前としては上手にまとめたと思います。
また、「いつかきっと、たどり着ける」とだけ表記して、大器と奈々の日常のスナップだけで、見せ過ぎない最終回の予告編にも好感を持ちました。それぞれの家族が称え合うようなハッピーエンドに期待します。
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フジテレビ系ドラマ「隣の家族は青く見える」オリジナルサウンドトラック
隣の家族は青く見える(上) (扶桑社文庫)
【劇中使用】隣の家族は青く見える アクリルキーホルダー
【劇中使用】隣の家族は青く見える マグカップ
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/11135/
【これまでの感想】
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