anone (第9話・2018/3/14) 感想

日本テレビ系・水曜ドラマ『anone』(公式)
第9話『さよなら亜乃音さん、さよなら彦星くん、さよなら…』の感想。
亜乃音(田中裕子)らは偽札作りを諦めようと決めるが、理市(瑛太)は納得がいかない様子だ。亜乃音は、彦星(清水尋也)の治療費を作ることができなくなったハリカ(広瀬すず)の気持ちを思いやる。そんな中、偽1万円札発見のニュースが流れ、亜乃音ら4人はぼうぜん。同じニュースを理市の妻・結季(鈴木杏)も見てしまう。一方、彦星と会うことになり、喜びを隠せないハリカ。亜乃音は、そんなハリカにワンピースを渡す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:坂元裕二(過去作/Mother、Woman、カルテット)
演出:水田伸生(過去作/Mother、Woman、ゆとりですがなにか)
音楽:三宅一徳(過去作/Woman、はなちゃんのみそ汁、Dr.倫太郎)
現代の若者を上手く書けていない…
これまでも感じていたのだが、感想に書くのは初めてだと思う。今回のハリカと茉歩、ハリカと彦星の病室でのやりとりを見て、改めて思った。残念ながら、脚本の坂元裕二氏は現代の若者を上手く書けていない。私もオジサンだから分かる。自分たちの頃とは違うのだ。それをオジサン感覚でシーンを構築するから、オジサンも泣けない。
ここへ来て完全に話が真っ二つ、いや三つに…
そして、主人公。確かに彦星は主人公にとって大切なエネルギー源みたいなものだし、これまでも描いて来たとは言え、あまりに細切れ。だからこそ、最終回を前にまとめて来たのだろうが、話としては偽札作りの方が面白いのも事実。ここへ来て完全に話が真っ二つ、いや三つになってる。これでは主人公に興味を持ち辛くてしょうがない。
あとがき
広瀬すずさんが迷いながらも熱演しているのは良く分かります。脚本もまとめようとしているのも分かります。でも、流石に大風呂敷を広げ過ぎましたね。それと主人公のキャラ設定に気をてらい過ぎました。お蔭で、好き嫌いのある坂元裕二ワールドにあって、更に分かり難い登場人物ばかりになって。もう少し “普通” だったら良かったのに…
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
ドラマ「anone」 オリジナル・サウンドトラック三宅一徳
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/11131/
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話
- 関連記事