anone (第8話・2018/3/7) 感想

日本テレビ系・水曜ドラマ『anone』(公式)
第8話『ニセ札作りが発覚! 逃げられない5人の衝撃の行動!』の感想。
万平(火野正平)は、ハリカ(広瀬すず)ら3人が同居して以来、亜乃音(田中裕子)の様子がおかしくなったことに気付く。さらに、理市(瑛太)の姿を見て、印刷所の再稼働を察する。偽千円札に成功した5人は、1万円札作りに着手。そんな中、ハリカは彦星(清水尋也)の高校の同級生・茉歩(藤井武美)に呼び出された。一方、玲(江口のりこ)が、理市の足が遠のいたのは亜乃音のせいだと、陽人(守永伊吹)を連れて乗り込んでくる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:坂元裕二(過去作/Mother、Woman、カルテット)
演出:水田伸生(過去作/Mother、Woman、ゆとりですがなにか)
音楽:三宅一徳(過去作/Woman、はなちゃんのみそ汁、Dr.倫太郎)
残念ながら、前回以上に混迷しているように見える…
前回で、やっとハリカ(広瀬すず)の存在感が高まって、脚本家が描きたかったのは「ハルカと亜乃音(田中裕子)の物語」だったのかも知れないと思ったのだが。今回は前回以上に、中世古 理市(瑛太)の本作中の存在理由が見えずに、ちょっとイラついてしまった…。これでは混迷しているように見えてしまうのでは?
坂元裕二作品の映像化は、もっと演出の工夫をしないと…
いや、全体的に描きたい方向は何となく見えてはいるのだが、話があちこちに広がり過ぎたり飛び過ぎたりして、理解しづらいと言うか、見づらいと言った印象だ。もちろん、脚本が肉付けし過ぎで命題が見え難いのも理由の1つだが、演出がもっと場面転換を明瞭にするなどの工夫をしないと、坂元裕二の世界観を映像化できないと思う。
あとがき
なぜ本作に、中世古 理市が必要なのか、未だに見えてきません。中世古がいなければ、ハリカが一風変わった人たちと出会い、人が生きる上で本当に大切なものは何かを見つけ出すドラマになったのでは? まあ、これが坂元裕二ワールドなのですが。前回も書いたように、納得するには最終回を見るしかなさそうです…
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ドラマ「anone」 オリジナル・サウンドトラック三宅一徳
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/11105/
【これまでの感想】
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