わろてんか (第129回・3/6) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』(公式)
第23週『わろてんか隊がゆく』
『第129回』の感想。
※ 本作は、2018/2/27 にクランクアップ(撮影終了)しています。
※ 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
てん(葵わかな)は芸人が戦地で危険な目に遭うのではないかと、慰問団の派遣に反対する。だが風太(濱田岳)は、国に貢献することが今後の北村笑店にとって何より重要だと考え、アサリ(前野朋哉)ら芸人たちに呼びかけ志願者を募る。さらに東京からキース(大野拓朗)を呼び戻しキース・アサリの再結成や、万丈目(藤井隆)と歌子(枝元萌)の夫婦漫才を復活させるなど、風太は笑いの慰問団の準備を着々と進める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
北村笑店の芸人は、褒められたいからお笑いやってるの?
万丈目「今まで あんまり褒められた事もない われらに」
万丈目、嘘ついてる。本作の中では、北村笑店の芸人は意外と世間ウケが良いように描かれてきた。確かに受賞するとか、そう言う賞賛はないにせよ、そもそも芸人が誰かに褒められたいために笑いをやっているなんて描写もなかった。だって、本作は『わろてんか』でしょ? 笑ってもらってなんぼの話では?
アバンタイトルでキースが戻って来た。主題歌明けは、まるで同窓会と言うか、完全に全151回のエピローグが始まった印象。落語の聴き納めに来た若い男性も登場。ちなみに私たちの本作の見納めまでは、まだ1か月もある…
主人公と伊能の会話、電話で済ませる内容か?
伊能の登場の仕方も、不自然極まりない。これまでは不必要に伊能の職場を訪れていたのに、今回は電話。えーと、この会話の内容って経営者同士として、社長と取締役として、電話で済ませるレベルの話でないと思うが。時間がないから、脚本通りに別撮り編集か。
おしめは、出産前にたくさん準備しておくものでは?
なんか、唐突に隼也の赤ちゃん(主人公の孫)のために、トキと2人でおしめを縫い始めた主人公が描かれた。おしめとかおむつって時代は変われど、出産前にたくさん準備するものでは? 紙おむつなら収納場所さえあれば多くても困らないが、布おしめはとっくに足りているのでは?
やはり史実に近づけて、風太は主人公の弟で良かった…
土曜日の感想で改めて、風太は主人公の弟にすべきだったと書いたばかりだが、今回の仏壇の前での主人公、風太、トキの3ショットが何とも不自然でしょうがなかった。主人公と風太は親戚同士、風太とトキは夫婦、トキは主人公の身の回りを世話する付き女中だった。
だから、トキが「おてん様」と言う足袋にトキは元女中になり、その女中と結婚した風太は主人公の親戚。これで主人公と風太が幼い頃から兄妹のようなは関係で描かれていたならともかく、風太についてはちょっと恋心もあった風に描かれていたから、簡単に言っちゃうと今の関係が不明瞭。
話は戻るが、やはり史実により近づけて、風太は主人公の弟で良かった。
あとがき
慰問団が行く位の戦況なら、300人以上もいる契約芸人たちの中から招集がかかった芸人はいなかったのかなあ? まあ、いいや。突然に気付いたのですが、風太率いる慰問団って「わろてんか隊」と言うのですよね。普通は「北村笑店慰問団」じゃないですかね。
いやね。劇中で「わろてんか」と言う台詞が、重要なキーワードとして何度も登場し、主人公らの口癖みたいになっているなら別ですが、あくまでも本作のタイトルですから、それが劇中に引用されるのは不自然。楽屋落ち的に捉えるにしても、「わろてんか隊」はセンス無さ過ぎですよ。
最後に。前回の感想に、50回もの Web拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございました。週の半ばは、リリコと四郎が再登場ですね。本気で、1か月もかけてエピローグを描くつもりなんですね…
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
新版 女興行師 吉本せい: 浪花演藝史譚 (ちくま文庫)
NHK連続テレビ小説 “わろてんか” 吉本せいの生涯 (時空旅人 別冊)
「わろてんか」を商いにした街 大阪
朝ドラ「わろてんか」のヒロインモデル・吉本せい 吉本興業創業物語~NHK連続テレビ小説非公式ガイド~ 三才ムック vol.967
【Amazon.co.jp限定】連続テレビ小説 わろてんか 完全版 Blu-ray-BOX1(全3巻購入特典[わろてんか特製 夫婦茶碗]引換シリアルコード付)
わろてんか メモリアルブック (ステラMOOK)
【Amazon.co.jp限定】連続テレビ小説 わろてんか 完全版 Blu-ray-BOX2(全3巻購入特典[わろてんか特製 夫婦茶碗]引換シリアルコード付)
anan (アンアン)2018/01/31[選択の技術(テクニック)]
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/11097/
★「北村(藤岡)てん」のモデル「吉本せい」のについて書かれた本の感想
[読書] 笑いを愛した吉本せい - 吉本興業創業者の波乱万丈記 (洋泉社) 感想
[読書] 吉本せいと林正之助 愛と勇気の言葉 (坂本 優二/著・イースト・プレス) 感想
【これまでの感想】
●「わろてんか」なぜ視聴者を “場違いの笑いと置いてけぼり” を続けるのか?(2017/10/15)
第1週『わろたらアカン』
1 2 3 4 5 6
第2週『父の笑い』
7 8 9 10 11 12
第3週『一生笑わしたる』
13 14 15 16 17 18
第4週『始末屋のごりょんさん』
19 20 21 22 23 24
第5週『笑いを商売に』
25 26 27 28 29 30
第6週『ふたりの夢の寄席』
31 32 33 34 35 36
第7週『風鳥亭、羽ばたく』
37 38 39 40 41 42
第8週『笑売の道』
43 44 45 46 47 48
第9週『女のかんにん袋』
49 50 51 52 53 54
第10週『笑いの神様』
55 56 57 58 59 60
第11週『われても末に』
61 62 63 64 65 66
第12週『お笑い大阪 春の陣』
67 68 69 70 71 72
第13週『エッサッサ乙女組』
73 74 75 76
第14週『みんなの夢』
77 78 79
第15週『泣いたらあかん』
80 81 82 83 84 85
第16週『笑いの新時代』
86 87 88 89 90 91
第17週『ずっと、わろてんか』
92 93 94 95 96 97
第18週『女興行師てん』
98 99 100 101 102 103
第19週『最高のコンビ』
104 105 106 107 108 109
第20週『ボンのご乱心』
110 111 112 113 114 115
第21週『ちっちゃな恋の物語』
116 117 118 119 120 121
第22週『夢を継ぐ者』
122 123 124 125 126
127
第23週『わろてんか隊がゆく』
128
- 関連記事
-
- きみが心に棲みついた (第8話・2018/3/6) 感想 (2018/03/07)
- FINAL CUT (第8話・2018/3/6) 感想 (2018/03/07)
- わろてんか (第129回・3/6) 感想 (2018/03/06)
- 海月姫 (第8話・2018/3/5) 感想 (2018/03/06)
- わろてんか (第128回・3/5) 感想 (2018/03/05)