わろてんか (第128回・3/5) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』(公式)
第23週『わろてんか隊がゆく』
『第128回』の感想。
※ 本作は、2018/2/27 にクランクアップ(撮影終了)しています。
※ 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
てん(葵わかな)が隼也(成田凌)を勘当してから数年、風太(濱田岳)の元には隼也から近況を伝える手紙が届いていたが、てんはそれに気づかない素振りをしていた。中国での戦火が徐々に拡大し北村笑店や伊能(高橋一生)の映画会社は、軍から国策に沿う演芸や映画を制作するよう強く要請される。そんな中てんは、楓(岡本玲)が以前勤めていた新聞社から、戦地に笑いの慰問団を派遣して欲しいと持ちかけられる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
わざわざ、こんなナレーションを付けなくても…
N「隼也への愛情と北村商店の社長としての責任の狭間で
ギリギリの決断をした てん」
こんなこと、わざわざアバンタイトルのナレーションで説明されなくても、多くの視聴者が好意的と言うより、もはややむを得ず脳内補完をして解釈済みだ。しかし、前回の感想で書いた通り、葵わかなさんの演技がそうなっていないのだ。だから、こんなナレーションを付けずに、さっさと先へ進めば良かったのだ。
佐藤少佐役の佐渡山順久さんの演技がハツラツ過ぎて…
で、いきなり時間経過。昭和14年(1933年)、主人公は46歳となった。因みに先週は、昭和10年。主題歌明けも、「これまでのことは忘れて新章だ!」と言わんばかりに戦争の足音を描き出した、残り4週しかない『わろてんか』。佐藤少佐役の佐渡山順久さんの演技がハツラツ過ぎて1人浮いていたのが気になった。演出家、ちゃんと全体のバランスを見てる?
今や、伊能が登場しても話が進まないからイラっと…
そして、久し振りに映画を語る伊能が登場。隼也が帰国してから勘当されるまでは、かなり存在感が薄かったから、今さら感が半端ない。ただ、この戦中の件については、大衆文化を語る上で主人公の話し相手には必要だから、唐突なのは良しとしよう。でも、伊能と主人公の2ショットは、さっさとくっつくならくっつけと言わんばかりの描写が多くて、イライラするが…
今週も「語り」でエピソード不足を誤魔化すのか?
N「風太の言う事が もっともだとは分かっていても
すぐに判断を下せない てんでした」
こんなことを言ったって、サブタイトルにしても予告編も見れば、「わろてんか隊がゆく」のは分かっている訳で。どうやら、今週もエピソード不足を誤魔化すために、ナレーションで説明を入れては次回へ引っ張って行くようだ。
あとがき
いきなり主人公と風太の老化現象が進んでいて、それが一番驚きました。それと、隼也とつばきの現状が映像化されなくて良かったし、「亡霊藤吉の降霊コーナー」もなく、ホッとしました。少し真面目に書くと。主人公と風太が、この4年間でかなり苦労をしたと言う表現が、あの唐突な老化現象の原因ですよね。
そんなに苦労したように思いますか? 敢えて言うなら、出来損ないの息子でも跡取りにしようと思った目論見がハズレただけですよね。北村商店も順調だから、お上からお達しが来たのですから。老けるタイミング、もう少し上手くやってよ、と思います。
最後に。前回の感想に、48回もの Web拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございました。どうやら、今日から1か月かけてエピローグを描こうとしているのでしょうか? あとは戦中を何とか乗り切って、戦後で終了。なんか、なんかなぁ。
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★「北村(藤岡)てん」のモデル「吉本せい」のについて書かれた本の感想
[読書] 笑いを愛した吉本せい - 吉本興業創業者の波乱万丈記 (洋泉社) 感想
[読書] 吉本せいと林正之助 愛と勇気の言葉 (坂本 優二/著・イースト・プレス) 感想
【これまでの感想】
●「わろてんか」なぜ視聴者を “場違いの笑いと置いてけぼり” を続けるのか?(2017/10/15)
第1週『わろたらアカン』
1 2 3 4 5 6
第2週『父の笑い』
7 8 9 10 11 12
第3週『一生笑わしたる』
13 14 15 16 17 18
第4週『始末屋のごりょんさん』
19 20 21 22 23 24
第5週『笑いを商売に』
25 26 27 28 29 30
第6週『ふたりの夢の寄席』
31 32 33 34 35 36
第7週『風鳥亭、羽ばたく』
37 38 39 40 41 42
第8週『笑売の道』
43 44 45 46 47 48
第9週『女のかんにん袋』
49 50 51 52 53 54
第10週『笑いの神様』
55 56 57 58 59 60
第11週『われても末に』
61 62 63 64 65 66
第12週『お笑い大阪 春の陣』
67 68 69 70 71 72
第13週『エッサッサ乙女組』
73 74 75 76
第14週『みんなの夢』
77 78 79
第15週『泣いたらあかん』
80 81 82 83 84 85
第16週『笑いの新時代』
86 87 88 89 90 91
第17週『ずっと、わろてんか』
92 93 94 95 96 97
第18週『女興行師てん』
98 99 100 101 102 103
第19週『最高のコンビ』
104 105 106 107 108 109
第20週『ボンのご乱心』
110 111 112 113 114 115
第21週『ちっちゃな恋の物語』
116 117 118 119 120 121
第22週『夢を継ぐ者』
122 123 124 125 126
第23週『わろてんか隊がゆく』
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