隣の家族は青く見える (第7話・2018/3/1) 感想

フジテレビ系・木曜劇場『隣の家族は青く見える』(公式)
第7話『衝撃の一夜!!究極の愛を越えて!!』の感想。
人工授精の予定回数を終えた奈々(深田恭子)は、医師・片岡(伊藤かずえ)から体外受精への移行を勧められる。その一方、奈々は役所の出張所で出くわした真一郎(野間口徹)から、深雪(真飛聖)には内緒で中学生の塾講師を無償でやっていると聞く。その深雪は、女性の部屋に入っていく大器(松山ケンイチ)の姿を目にし、浮気ではと奈々に忠告。信じられない奈々だが、大器から不妊治療をやめないかと言われて、けんかになる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:中谷まゆみ(過去作/WATER BOYS、ラスト・シンデレラ、地味にスゴイ!校閲ガール)
演出:品田俊介(過去作/人は見た目が100パーセント、失恋ショコラティエ) 第1,2,3,6話
相沢秀幸(過去作/5→9~私に恋したお坊さん~、貴族探偵)
高野 舞(過去作/セシルのもくろみ、昼顔) 第4,5,7話
音楽:木村秀彬(過去作/コウノドリ)、堤博明(からかい上手の高木さん)
プロデュース:中野利幸(過去作/人は見た目が100パーセント、ラスト・シンデレラ)
これまで以上にホームドラマとしての完成度が高まった!
ついに、4つの家族が1つ屋根の下で暮らすシェアハウスの設定が、これまでで最も活かされた第7話。大器(松山ケンイチ)たち男性たちが本音トークをするのが、大器の母・聡子(高畑淳子)の店と言うのも設定が活かされ、これまで以上にホームドラマとしての完成度が高まった。
「ここなら言える!」のシチュエーションの巧さが感情移入させる!
相手を責めたり、自分を責めたり…
相手を許したり、自分を許したり…
今回は様々なやり取りが描かれたが、各登場人物の心情を吐露するに最適なピロティ―や寝室などのシチュエーションが用意されたのも良かった。「ここなら言える!」みたいな普通の感覚が、フィクションに取り入れられているから、全ての登場人物に感情移入できるのだと思う。
"人間臭さ" や "愛" が、ストレートに描かれているのが良い!
それにしても、良く出来ている。4つの家族を描く群像劇としての比較や対比を面白く見せつつ、1つ1つの家族の話にも個々の悩みが与えられ揉めたり悔やんだり。その上で、しっかりと奈々(深田恭子)と大器の夫婦を「妊活」を通して “夫婦愛” を丁寧に描く。
一般的な表現になってしまうが、本作は “人間臭さ” や “愛” が、ストレートに描かれているのが良い。性生活についても、かなりあからさまに表現されるが、それこそが本作。予告編では、奈々が妊娠するようだが、それでも結末は想像できない。だから、面白いのだと思う。
あとがき
いよいよ最終章に向けて、これまで隠されていたことが明るみに出たと言うところでしょうか。こうなると、本当に次回からの先が読めない展開が楽しみです。一時は詰め込み過ぎと感じましたが、今となっては盛りだくさんで面白いです。次回にも大いに期待します。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
フジテレビ系ドラマ「隣の家族は青く見える」オリジナルサウンドトラック
隣の家族は青く見える(上) (扶桑社文庫)
【劇中使用】隣の家族は青く見える アクリルキーホルダー
【劇中使用】隣の家族は青く見える マグカップ
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/11083/
【これまでの感想】
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