きみが心に棲みついた (第7話・2018/2/27) 感想

TBS系・火曜ドラマ『きみが心に棲みついた』(公式)
第7話『下劣男に神の制裁!?ついに結ばれる2人』の感想。
なお、原作:天堂きりん「きみが心に棲みついた」(祥伝社フィールコミックス)は未読。
星名(向井理)の決断で、新ブランドは堀田(瀬戸朝香)と八木(鈴木紗理奈)のデザイナー2人体制に。今日子(吉岡里帆)もメンバーに選ばれるが、飯田(石橋杏奈)は外されてしまう。一方、吉崎(桐谷健太)は漫画のドラマ化のことでスズキ(ムロツヨシ)と意見が対立。落ち込む吉崎と、映美(中村アン)の存在に心乱れる今日子は、会話がぎくしゃくしてしまう。そんな中、吉崎は後輩・為末(田中真琴)から、今日子の動画を見せられる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:吉澤智子(過去作/あなたのことはそれほど) 第1,2,7話
徳尾浩司(過去作/警視庁 ナシゴレン課、あいの結婚相談所) 第3,4,5,6話
演出:福田亮介(過去作/あなたのことはそれほど、下剋上受験) 第1,2,3,6話
水田成英(過去作/ランチの女王、名前をなくした女神、ファースト・クラス) 第4,5話
金子文紀(過去作/ごめんね青春!、監獄のお姫さま) 第7話
棚澤孝義(過去作/下町ロケット第4,7話、流星ワゴン第4,7話)
音楽:出羽良彰(過去作/クロコーチ、私はシャドウ)
これまでと一変し、奇妙な三角関係のドラマになった!
第1話は、それなりに楽しかったのに、その後はどんどん「今日子と吉崎の恋バナ」と「今日子と星名の共依存関係」の2つの話が並行に進んで、三角関係の部分が薄まって来た本作。しかし、今回はこれまでと一変(は、言い過ぎか?)し、きちんと「奇妙な三角関係」が描かれて、ドラマらしいドラマに見えた。
と思ったら、脚本家は第1,2話担当の吉澤智子氏に、演出家は本作初担当の金子文紀に交代。そのお蔭で、ドラマの方向性が明瞭になったに違いない。遅くともバーベキュー大会の第5話の前で、このコンビにしていたら、視聴率の急降下は避けられたかも?
第7話でやっと、様々な人たちの生き様が丁寧に描かれた!
第7話で、いろいろな人間像が見えて来た。心に闇を抱えている人、家族だからこそ助け合える関係、助けてくれる家族に恵まれない人、自信がない人、認めて貰いたいのに認めてもらえない人、同僚を助けようとする人、大切な人を全力で守ろうとする人など、様々な人たちの生き様が、第7話でやっと丁寧に描かれた。
1枚の誓約書から依存関係が崩壊していくことに期待!
そのために、今日子(吉岡里帆)の純粋な気持ちも見えて来たし、吉崎(桐谷健太)の真剣な思いも描かれた。そして、今日子と星名(向井理)の共依存関係が、吉崎が星名に書かせた1枚の誓約書によって、少しずつ崩壊していくことに期待が持てるエンディングだった。
あとがき
制作側にテコ入れの意識があったのでしょうか? これまでと完成度が違い過ぎます。この位の人間ドラマなら、離脱者も増えずに済んだかも知れません。勿体ないですね。でも、最終章に向けて、良い方向に進むのは良いこと。この調子で、きちんと誰にでもある人間の中の愛と闇を描いて欲しいです。
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きみが心に棲みついた 上 (フィールコミックスFCswing) 天堂きりん
きみが心に棲みついた 下 (フィールコミックスFCswing) 天堂きりん
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【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
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