わろてんか (第122回・2/26) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』(公式)
第22週『夢を継ぐ者』
『第122回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
てん(葵わかな)は、隼也(成田凌)がつばき(水上京香)への思いを断ち切り、仕事に励む姿を見て安心する。風太(濱田岳)は伊能(高橋一生)と組んでアメリカから招致したマーチン・ショウが成功し、その勢いに乗って北村笑店の創立25周年パーティーを大々的に行うことを決めた。付き合い始めたリリコ(広瀬アリス)と四郎(松尾諭)は周囲もあきれる熱々ぶりで漫才も順調だが、ある日怪しい男が二人に近づいてくる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
つばきが "頭取の娘" だから、許されぬ恋だったの?
N「隼也は 北村の取引銀行の頭取の娘 つばきと
許されぬ恋に落ち…」
今週の演出も先週と同じ東山充裕氏だから、「アバンは作るな!」の連呼になると思うが、今回のアバンタイトルでの冒頭のナレーションも、実に適当で曖昧だ。この言い草だと、“許されぬ恋” の原因は「頭取の娘」だからとなるが、先週でそれを気に病んでいたのは風太だけ。主人公やおトキは「許嫁がいる」からだった。
父が決めた許嫁よりも、隼也の方がお得の可能性アリ!
こんな部分を一々拾うのもどうかと思うが、どうやら今後つばきは登場し続けるようだから敢えて書く。まず、本作に登場する企業規模が曖昧なのが困る。
まず、つばきの父が頭取の中之島銀行だが、名称から地方銀行なのは間違いなそうだ。そして、伊能が社長を務める伊能商会は不動産や百貨店事業も手掛ける日本有数の企業。 関東大震災時の時にはマスコミに叩かれる程の企業だ。
そして北村笑店は、日本最大の寄席チェーンだ。敢えて言うなら中之島銀行は地方、「伊能商会と北村笑店」は全国区。規模が違う。で、隼也はそこの御曹司。中之島銀行からしたら優秀な融資先であり、むしろ父が決めた許嫁よりも隼也の方がお得の可能性があるのだ。
だから、冒頭のナレーションがおかしいと言う訳だ。それに、話を蒸し返せば、許嫁(楓)がいた藤吉が主人公と駆け落ちしたことを考えると、親子の血は争えないと言う一面もある。とにかく、詐欺師の一味と言う可能性がゼロではないつばきをいつまでも不明瞭なキャラで登場させ続けるのは止めて欲しい。
今回から、おてんちゃんが「御年42歳」に!?
アバンは続く。どうやら劇中は昭和10年(1935年)の秋らしい。明治43年(1910年)時点で 17歳だから、主人公は御年42歳と言うことになるが、冷やし飴時代と何の変化もない(失笑)。本当に、最終回までアバンは封印した方が良いと思う…
つばきと「おてんちゃんの降霊コーナー」が無くて一安心…
さて、本編は…特筆すべきこと無し。隼也は25週年記念のパーティーの主役は芸人たちと言っていたが、パーティーの主役は間違いなく北村笑店を25年間支えて下さったお客様だと思うが…。まっ、そんなのどうでもいい。今回は、つばきと「おてんちゃんの降霊コーナー」が無かったのが良かった。ただ、それだけの15分間だった。
あとがき
N「リリコと四郎が 引き抜き!?
何やら 怪しい雲行きとなってまいりました」
脚本家、必死過ぎます。もう、思い付いたら何でも書いちゃえって感じ。それで、収拾がつかなくなっているから、先週末も今回もお節介なナレーションで客引きしているようにしか見えせん。25周年と隼也に集中して書くだけでいいのに。ついでに、小野文惠アナのあの煽り口調もいい加減不愉快です。
また、 本作のスピンオフドラマ 『ラブ&マンザイ』 が、NHK BSプレミアムにて4月21日(土)に放送されることが分かりました。内容は、本編の裏側で起きていた愛と笑いの物語で全4本のオムニバス形式だそうですが、本編自体が不完全極まりないのに、どこからスピンオフ(副産物)を作る気なのでしょう?
最後に。前回の感想に、49回もの Web拍手やコメントを頂き、ありがとうございました。私の妄想では、木・金曜日でリリコと四郎は北村笑店から移籍しますね。そして週末につばきが絡んで…。どうやら25周年記念パーティーはまだまだ引っ張りそう。さっさとマーチン・ショウを済ませれば良いのに。でどうしたもんじゃろのぅ~
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anan (アンアン)2018/01/31[選択の技術(テクニック)]
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/11066/
★「北村(藤岡)てん」のモデル「吉本せい」のについて書かれた本の感想
[読書] 笑いを愛した吉本せい - 吉本興業創業者の波乱万丈記 (洋泉社) 感想
[読書] 吉本せいと林正之助 愛と勇気の言葉 (坂本 優二/著・イースト・プレス) 感想
【これまでの感想】
●「わろてんか」なぜ視聴者を “場違いの笑いと置いてけぼり” を続けるのか?(2017/10/15)
第1週『わろたらアカン』
1 2 3 4 5 6
第2週『父の笑い』
7 8 9 10 11 12
第3週『一生笑わしたる』
13 14 15 16 17 18
第4週『始末屋のごりょんさん』
19 20 21 22 23 24
第5週『笑いを商売に』
25 26 27 28 29 30
第6週『ふたりの夢の寄席』
31 32 33 34 35 36
第7週『風鳥亭、羽ばたく』
37 38 39 40 41 42
第8週『笑売の道』
43 44 45 46 47 48
第9週『女のかんにん袋』
49 50 51 52 53 54
第10週『笑いの神様』
55 56 57 58 59 60
第11週『われても末に』
61 62 63 64 65 66
第12週『お笑い大阪 春の陣』
67 68 69 70 71 72
第13週『エッサッサ乙女組』
73 74 75 76
第14週『みんなの夢』
77 78 79
第15週『泣いたらあかん』
80 81 82 83 84 85
第16週『笑いの新時代』
86 87 88 89 90 91
第17週『ずっと、わろてんか』
92 93 94 95 96 97
第18週『女興行師てん』
98 99 100 101 102 103
第19週『最高のコンビ』
104 105 106 107 108 109
第20週『ボンのご乱心』
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第21週『ちっちゃな恋の物語』
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第22週『夢を継ぐ者』
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