相棒 season16 (第17話・2018/2/21) 感想

テレビ朝日系・『相棒 season16』(公式)
第17話『騙し討ち』の感想。
3週間前から幸子(鈴木杏樹)の店に通う客の烏丸(池田成志)が刺され、意識不明の状態で見つかる。現場の消費者金融会社では他に社員3人が倒れており、1人は死んでいた。事件は、孤独な生活を続けていた幸子が、烏丸に誘われ、デートした後に起きた。生き残った社員によると烏丸が突然、事務所に殴り込んできたという。2人の関係を見守ってきた右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、真相を突き止めるため、捜査に乗り出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
"右京=元捜査二課" を既知なら、冒頭から活かすべき!
脚本:金井寛/演出:権野元(敬称略)
梶「杉下さん あなたがいた頃と何もかもが違うんです」
『相棒 season16』の第6話『ジョーカー』の感想でも書いたのだが、 杉下右京は “以前は警視庁刑事部捜査第二課の刑事” だった…と書いた。すると、今回は終盤で捜査二課の梶(矢島健一)がこんなこと↑を突然言い出す。この脚本家は設定を知ってたのにはホッとするところだが…
だとしたら、序盤の喫茶店で、最初に右京(水谷豊)と亘(反町隆史)が梶に質問する時に、この話を持ち出して問い詰めないとおかしいのでは? これは、観終わってからの感想だから、こう書いている訳で、実際に見ている時は「また右京さんの設定無視か?」とイライラしただけ。なぜ、こんな不自然な展開に?
相当な腕のピッキング犯が、あんな傷を残すのか?
それに、システム開発会社の営業マン・稲葉(斉藤悠)たるセキュリティ管理に敏感である人間が、あれだけのピッキングの痕跡がドアシリンダーに残っていたら違和感に気づかないか? それ以前に、相当な腕のピッキング犯が、あんな傷を残すのか? と言う不自然さもあるが。
あとがき
捜査二課の梶が登場した段階で、「右京さんも元捜査二課」であるなら、梶が黒幕なのは分かってしまうのです。だからこそ、あれこれ無意味に話を膨らませてこねくり回さず、単純に “新旧の捜査二課の刑事対決” にしたら良かっただけだったのでは? それなら「杉下右京の事件簿」でも諦められたのに。次回に期待します。
最後に。リアルタイム中に携帯電話に「俳優の大杉漣さん、急逝」の一報が入り、正直ドラマの内容どころではありませんでした。『S2-6:殺してくれとアイツは言った」での若き大杉さんが今でも思い出されます。私に脇役の存在価値を再認識させてくれた大杉漣さんに、謹んで哀悼の意を表します。
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【これまでの感想】
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