BG~身辺警護人~ (第5話・2018/2/15) 感想

5年D組/テレビ朝日系・『BG~身辺警護人~』(公式)
第5話『今度は絶対に守る!! 6年越し…涙の再会』の感想。
慈善団体の代表で元有名サッカー選手の純也(満島真之介)が、イタリア・ミラノのチャリティーに出品するボールなどを空港まで警護してほしいと依頼。担当に章(木村拓哉)を指名してくる。章は6年前、純也のボディーガードだったことをメンバーに明かし、任務完了後に全て話すと告げる。当日、章と高梨(斎藤工)が純也をホテルに訪ねる中、沢口(間宮祥太朗)が明後日の国内イベントに純也の名前を見つけ、不審を抱く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:井上由美子(過去作/まっしろ、遺産争族、営業部長 吉良奈津子)
演出:常廣丈太(過去作/緊急取調室シリーズ、BORDERシリーズ) 第1,2,5話
七髙 剛(過去作/遺留捜査シリーズ、スペシャリストシリーズ) 第3,4話
音楽:髙見 優(過去作/お迎えデス。、仰げば尊し)
今回も、完全に展開が固定してしまった
前回の感想で、 折り返し前の第4話で既にマンネリ化が始まっており、随所に「またか?」や「また~ぁ」が散りばめられ、特に下記の5つはお約束と言うよりテッパンと書いた。
1.冒頭(終盤も)の島崎(木村拓哉)と息子・瞬(田中奏生)とのやり取り
2.島崎と 高梨(斎藤工)の対立
3.島崎の単独行動(=見せ場)
4.島崎が女性を助けると、スローモーションで
ホイットニーの『エンダ~イ』が流れそうな場面
5.島崎と警視庁SPの落合(江口洋介)との対立
そこで、まさか今回は犯罪組織から助け出す際に、 慈善団体の代表で元有名サッカー選手の純也(満島真之介)をお姫様抱っこするかと思いきや、「もう あなたのボディーガードじゃありませn!」と章(木村拓哉)が純也を殴るシーンだったが。
それでも、今回も完全に展開が固定してしまった。更に、章の過去が日ノ出警備保障身辺警護課の仲間達に知られたことで、これまで素人風に見せていたのは仮の姿で…と、まるで「水戸黄門の印籠」のような展開に。まあ、皮肉にも本家の『水戸黄門』も王道のパターン化ドラマだった訳だが。
折り返しの第5話で章の過去が仲間にバレたのは良かった
さて、本編。未だに高梨ら身辺警護課の若手たちがお子ちゃま過ぎるのが気にはなるが、折り返しの第5話として見てみると、これまで引っ張って来た例の天井から1本のボルトが落ちて来る回想シーンの先が描かれ、仲間たちに主人公の過去、真実が明らかになったのは悪くない。
むしろ、最終回まで引っ張り続けて…なんて展開よりもずっとマシ。出来れば、別居中だかの妻と引き取り子育て中の息子のくだりも、さっさと片付けた方が良いように思うが。
キムタクドラマとしてはコッテリ派だが、ドラマとしては悪くない
とにかく、キムタクドラマとしては、過去の作品群の中ではコッテリした部類に入るために、終盤のサッカー少年たちとの場面など爽やかなシーンも、しつこさが勝ってしまうのが残念。ボディーガードの仕事の部分には突っ込み所満載ではあるが、ドラマとしては世間の評判ほどは悪くないと思う。
政治家が一々BGの話に絡んでくるのは不自然過ぎる
ただ、如何せん問題なのは、 厚生労働大臣の愛子(石田ゆり子)と SPの落合(江口洋介)のくだり。まあ、警備会社の物語だから警察が絡むのはやむを得ないとしても、ここまで政治家・愛子が絡んでくるのはやり過ぎ。何か、無理矢理に他人の話に割って入っているようにさえ見えてしまう。
次回の予告編を見てもそう。大人の事情があるにせよ、ここまで(敢えて言う)BGの部外者が絡んでくるのは不自然過ぎる。ここを何とか出来ないか?
あとがき
今回は、SPがBGをやたらと目の敵にする話が無く、主人公の仕事が中心に描かれて良かったです。でも、次回の予告編は「SPが撤退!?」とのテロップがありましたから、元に戻ってしまいそうですね(残念)。今回程度に、あくまでBGの仕事を描けば良いと思います。さて、次回はどうなるか?
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