わろてんか (第111回・2/13) 感想

連続テレビ小説「わろてんか」

NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』公式
第20週『ボンのご乱心』 『第111回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


風太(濱田岳)はてん(葵わかな)の反対を押し切って、キース(大野拓朗)とアサリ(前野朋哉)のコンビ解散を決めた。東京での漫才人気を盛り上げるため、アサリを大阪に置き、キースを東京に送り込んで、それぞれ新しい相方と漫才をさせようというアイデアだった。北村笑店での丁稚(でっち)奉公のような修業に幻滅した隼也(成田凌)は、伊能(高橋一生)の下で最新のエンターテインメントを学ぶことにする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

今回のアバン、前回の最後に付けたら良かったのに…

アバンタイトルを見て、こんなことを思ってしまった。ここで幾ら応援しようとも、普通なら今月末にはクランクアップ(撮影終了)だから、ぼちぼち脚本も脱稿するはずと…。だと、今回のアバンなんて前回のお尻にくっつけた方が、火曜日に期待が持てるのに…なんて書いても無駄だと悟ってしまった、1のゾロ目な第111回の朝だった。

風太と主人公のこの台詞、前2週分と矛盾してない?

風太「俺は 漫才を盛り上げたいんや」
てん「うちは 絶対反対や」

やろうとしていることは理解するが、上↑の風太と主人公が言っていることは、先週と先々週で描いて来たリリコと四郎でやったこととに、矛盾を感じてしまうのだが…

新コンビ誕生の直後に売れっ子コンビ解消って、チグハグでは?

脚本家は、主人公が「女社長」、「女興行師」として一人前になるための “ヒロインの修行物語 ” と言う位置付けで、書いたかも知れないが、不完全ではあるが映像的には紆余曲折あっての “漫才の新コンビ誕生秘話 ” であったのが先週と先々週分。

そして今週 、この度のキース・アサリのコンビ解散物語だ。直前の2週間では主人公の成長と北村笑店の繁盛のために新コンビを作り、今週は百年先の北村笑店と漫才のために一番の売れっ子漫才コンビを解散させて、新たに2つの漫才コンビを作る。なんか、チグハグなことを続けて描いているような気がしてならない。

リリコと四郎の2週間分を、ひっくり返して1話にしただけ!?

決して、行ったり来たりとか、話が進んでいないとは言わないが、現実的には放送上で数分後、劇中では一晩?で主人公が風太側に寝返る訳で。そう、私が言いたいのは、主人公が風太に反対する必要があったのか?ってこと。

これ、前2週間でやった “紆余曲折あっての漫才の新コンビ誕生秘話 ” 風の真逆の超短縮版でしょ。主人公が主張して風太が反対して結果的に風太が折れて万々歳の。それを単純にひっくり返して15分間、いや一話分作りましたってこと。

「最後の…」だろうが、キース・アサリの漫才を見てないから…

要は、これも脚本家のアイデア不足で、史実を基礎に(これは「あとがき」で触れます)既存のエピソードをもとに爪に火を点すように捻り出したエピソードだったと言うこと。

だから、つまらない。当たり前だ。2週間もかけて描いた「喋らない漫才」が2週間前と大差無くて感動出来なかったのと全く同じで、今回のキース・アサリの漫才は逆にほぼ見聞きしたことが無いから、いくら「最後の漫才」と言われても視聴者に何の感慨も湧かないのは当然なのだ。わざわざ見る価値無しの一話と言わざるを得ない…

あとがき

史実をご存知の方には無駄話になって恐縮ですが、今回のキース・アサリの解散劇のモデルは、 昭和9年(1934年)の人気絶頂期に電撃解散した「エンタツ・アチャコ」のエピソードがもとになっていると思われます。

アチャコが当時は死亡することもあった中耳炎を患い入院したのを受けて、エンタツはアチャコが再起不能だと思って、アチャコを切り捨てたと言う噂があります。が、もう1つの噂は、風太のモデルである吉本興業の林正之助(吉本せい(てんのモデル)の実弟)が一枚噛んでいたと言う話。

元々は「ボケ役」を担当していたアチャコ(エンタツとのコンビではツッコミ役)と、エンタツ・アチャコの「ボケ役」で大人気となったエンタツを2つのコンビに分けて、双方を競わせれば面白くなるし儲かると考え、アチャコ入院中にコンビ解消しろとエンタツを焚き付けたと言う噂です。

まっ、史実で1話作ったら、直前の2週間と真逆になったと言うお粗末な話です…たぶん。

最後に。前回の感想に、35回もの Web拍手や多くのコメントを頂き、ありがとうございました。もう少し、ちゃんとキース・アサリの漫才なり人気・活躍ぶりを描いておけば、だいぶ印象は良くなったと思うのですが、何せ映像で描くべきことを描かず、不足分は台詞で補うのが本作ですから、しょうがないですね。

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[読書] 吉本せいと林正之助 愛と勇気の言葉 (坂本 優二/著・イースト・プレス) 感想

【これまでの感想】
「わろてんか」なぜ視聴者を “場違いの笑いと置いてけぼり” を続けるのか?(2017/10/15)

第1週『わろたらアカン』
1 2 3 4 5 6
第2週『父の笑い』
7 8 9 10 11 12
第3週『一生笑わしたる』
13 14 15 16 17 18
第4週『始末屋のごりょんさん』
19 20 21 22 23 24
第5週『笑いを商売に』
25 26 27 28 29 30
第6週『ふたりの夢の寄席』
31 32 33 34 35 36
第7週『風鳥亭、羽ばたく』
37 38 39 40 41 42
第8週『笑売の道』
43 44 45 46 47 48
第9週『女のかんにん袋』
49 50 51 52 53 54
第10週『笑いの神様』
55 56 57 58 59 60
第11週『われても末に』
61 62 63 64 65 66
第12週『お笑い大阪 春の陣』
67 68 69 70 71 72
第13週『エッサッサ乙女組』
73 74 75 76
第14週『みんなの夢』
77 78 79
第15週『泣いたらあかん』
80 81 82 83 84 85
第16週『笑いの新時代』
86 87 88 89 90 91
第17週『ずっと、わろてんか』
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第18週『女興行師てん』
98 99 100 101 102 103
第19週『最高のコンビ』
104 105 106 107 108 109
第20週『ボンのご乱心』
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