相棒 season16 (第15話/15分拡大SP・2018/2/7) 感想

テレビ朝日系・『相棒 season16』(公式)
第15話/15分拡大スペシャル『事故物件』の感想。
強盗犯が逃走中に転落死。右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は奪われた金の行方を捜す。同じ頃、強盗犯の隠し金を見つけたホームレスの雅夫(勝矢)は、その金でアパートに入居。部屋の天井裏でノートを見つける。この部屋で死んだ前住人・矢部(勝部演之)の手記だった。命を狙われていると気付いた矢部は、自分を殺した犯人を見つけた者には財団から多額の謝礼を払うと書き残していた。調べると、矢部は資産家で財団も実在した。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
俳優陣に救われたか!?
脚本:太田愛/演出:権野元(敬称略)
冒頭の自己物件の部屋で死んだ前住人・矢部が遺書を読むモノローグだけで演者の声が分かる勝部演之さんの声の良さと、あの風貌だからピッタリと嵌まり役となったホームレスの雅夫を演じた勝矢さんに、完全に救われた形となってしまった第15話。
やはり大田愛氏の脚本は『杉下右京の事件簿』か…
公式サイトで脚本家が大田愛氏と知った時点で、ほぼほぼ想定はしていたのだが、やはり内容は『相棒』と言うより『杉下右京の事件簿』であった。確かに 右京(水谷豊)が幽霊好きだとか、家族が集合するあたりはアガサクリスティ―の世界を彷彿するかと期待をしたのだが、やはり期待は期待で終了。
亘は右京の使い走りや子分でなく、"相棒" なのだ!
やはり、 亘(反町隆史)の使い方がおかしい。確かに、右京と亘に違いを設けることは重要だし、右京がしないことを亘がやるのも悪くない。しかし、亘は右京の使い走りや子分でなく、“相棒” なのだ。だから、もっと事件にも右京にも関わらないとダメ。まっ、大田愛氏の脚本に言っても馬の耳に念仏だろうが。
やや強引だが、この位に捻りの利いた事件が面白い!
ただ、事件自体は意外に楽しめた。やはり、前述の通りで死んだ前住人・矢部を演じた勝部演之さん、勝也さんが演じたホームレス、吉川愛さんが演じた孫娘の唯香など、キャラクターが面白かった。電話のコードのホコリとはやり過ぎの気もするが、やはり、この位に捻りの利いた事件でないと面白くない。
あとがき
本編よりも気になったのは次回の予告編。第16話『さっちゃん』で月本幸子が拳銃を持っていました。折角、本作に馴染んでいる登場人物だし、犯人時代からの貢献度を考えると、ここで犯罪者にして退場させるのはもったいない。脚本の真野勝成氏には、是非とも退場だけは避けた脚本をと期待したいです。
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【これまでの感想】
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