きみが心に棲みついた (第4話・2018/2/6) 感想

TBS系・火曜ドラマ『きみが心に棲みついた』(公式)
第4話『最低男が大パニック誠実男の宣戦布告!』の感想。
なお、原作:天堂きりん「きみが心に棲みついた」(祥伝社フィールコミックス)は未読。
企画書が八木(鈴木紗理奈)に認められ、喜ぶ今日子(吉岡里帆)。だが一方で、星名(向井理)と飯田(石橋杏奈)の関係が気になり、企画が通ったらデートしてほしいと星名に迫る。星名は申し出を受けるも、今日子と吉崎(桐谷健太)の仲を警戒していた。そんな中、今日子はプレゼン用のサンプルに使う生地を見繕うが、八木に納得してもらえない。さらに、星名が自分を企画から降ろし、代わりに飯田を兼任させるつもりだと知り…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:吉澤智子(過去作/あなたのことはそれほど) 第1,2話
徳尾浩司(過去作/警視庁 ナシゴレン課、あいの結婚相談所) 第3,4話
演出:福田亮介(過去作/あなたのことはそれほど、下剋上受験) 第1,2,3話
水田成英(過去作/ランチの女王、名前をなくした女神、ファースト・クラス) 第4話
金子文紀(過去作/ごめんね青春!、監獄のお姫さま)
棚澤孝義(過去作/下町ロケット第4,7話、流星ワゴン第4,7話)
音楽:出羽良彰(過去作/クロコーチ、私はシャドウ)
話は進まないし、描かれていることも変化が無さ過ぎ!
しっかし、前回と脚本家が同じだからしょうがない部分はあるが、折角演出家が交代したのに、全体的に話は進まないし、描かれていることも大して変化が無くて、毎回あれこれ秘策で話題づくりはしているものの視聴率は微減しているのに、作り手は現状に甘んじて良いのだろうか?とさえ思う程、停滞している本作。
主人公の性質が、もう第4話なのに未だ定まっていない!
とにかく、頑張って倍速再生もせず見ているのだが、一向に何を描きたいのかが見えて来ない。放送前は「対照的な魅力を持つ2人の男性の間で揺れ動く主人公を描く、三角関係ラブストーリー」とのうたい文句だったが、これの何処が三角関係を描いた恋バナなのか意味不明。
もう今回なんて、かなり思考回路がおかしくて、社会性も乏しくて、ただの欲張りで周囲を振り回すだけの女にしか見えない主人公の、普通では考えにくい日常を描く奇妙なお仕事ドラマになっている。そう、主人公の性質がもう第4話なのに未だ定まっていないのだ。いくら「キョドコ」を連呼しても、主人公のキャラは描けないぞ。
一風変わった登場人物を集めただけのドラマで良いの?
その上「三角関係」と言いながら、恋バナの中心に今日子(吉岡里帆)がおらず、更に星名(向井理)と吉崎(桐谷健太)が今日子を求めあっているようにも見えない。
そんな物語があるようでないようなモヤモヤ状態であるから、尚更、デザイナー・八木(鈴木紗理奈)のキャラクターに代表されるような視聴者の関心を引こうとするだけの一風変わった登場人物を集めただけのドラマになっているのが現状では?
今日子に対して強烈に依存し執着する星野を描くべき!
前回の感想で、“向井理さんの演技はやり過ぎがいい感じ”と書いたのだが、今回から演出家が交代したせいだろうか、若干だが星名と言う男が表面的に外見はソフトだが何を考えているのか分かり難い薄っぺらな印象になったのが残念。
第3話までの星野は、他人の心理を操ることに長けた冷酷な男で、実は今日子が星野に依存している以上に、星野は今日子に対して強烈に依存し執着していたのに。そんな星野の内面が正しく演じ描かれない限り、本作の中途半端さは無くならないだろうに。
あとがき
お目当ての俳優さんが出演している訳ではないので、いつでも継続視聴から離脱できるのですが、何となく結末だけが気になって惰性で見ているような状態です。とは言え、折角見ているのでもう少し何とかならないかなぁと思います。とにかく、今日子のキャラを固定して、星野の心の闇も描いて欲しいです…
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
きみが心に棲みついた 上 (フィールコミックスFCswing) 天堂きりん
きみが心に棲みついた 下 (フィールコミックスFCswing) 天堂きりん
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/10991/
- 関連記事
-
- 相棒 season16 (第15話/15分拡大SP・2018/2/7) 感想 (2018/02/08)
- わろてんか (第106回・2/7) 感想 (2018/02/07)
- きみが心に棲みついた (第4話・2018/2/6) 感想 (2018/02/07)
- FINAL CUT (第5話・2018/2/6) 感想 (2018/02/07)
- わろてんか (第105回・2/6) 感想 (2018/02/06)