
関西テレビ制作・フジテレビ系・『FINAL CUT』(公式)
第5話『疑惑を真実にした男人気司会者の正体!』の感想。
雪子(栗山千明)とデート中、若葉(橋本環奈)が突然現れ、慶介(亀梨和也)は言葉を失う。一方、百々瀬(藤木直人)が番組の全ての決定権を握っていることを知った慶介と大地(高木雄也)は、百々瀬の身辺を調べ始めるが、弱点はなかなか見つからない。そんな中、ブラックな労働環境を「ザ・プレミアワイド」で告発した信用金庫職員・井関(石井智也)からサイトにメールが届く。放送予定だった続報が突然、中止になったという。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:金子ありさ(過去作/ナースのお仕事3,4、サプリ、パパドル!、花燃ゆ)
演出:三宅喜重(過去作/銭の戦争、嘘の戦争) 第1,2,3,5話
日暮謙(過去作/ラブホの上野さん、過保護のカホコ) 第4話
音楽:菅野祐悟(過去作/東京タラレバ娘、刑事ゆがみ)
緻密に計算された金子ありさ氏の脚本の構想!
前回の感想で、 慶介(亀梨和也)が懲らしめる相手の順番は、 若手ディレクターの小池(林遣都)、次にテレビカメラマンの皆川(やついいちろう)、続いて番組ディレクターの真崎(水野美紀)、そして番組プロデューサーの井出(杉本哲太)を経由して百々瀬(藤木直人)が良いと書いたのだが…
実は、私のぼんくらな頭で想像したよりも、金子ありさ氏の脚本の構想はもっと緻密に計算されていたようだ。前回のラストで衝撃の “慶介と姉妹の鉢合わせ” を意外と簡単に、雪子(栗山千明)の機転で回避された形にして、物語を「慶介の復讐劇」の他に、もう1つの「小河原家の闇」を追加した感じだ。
懲らしめる順番を巧みに活かして"第一章完結" か!?
更に、前述の懲らしめる順番で、敢えて始めの方に持って来た井出を上手く活用して、慶介の百々瀬への復讐劇にテレビ局など上からの圧力をかける流れにしたことで、私の感覚では “第一章完結” と言う雰囲気で、だらだらと進む怪訝さも回避され、次週からの “第二章始動” に期待が高まった第5話だった。
亀梨さんの怒りに満ち涙ぐむ鬼気迫る芝居に、グッと来た!
それを、やはり触れておかざるを得ないのが、30分頃から約12分間に亘る慶介と百々瀬が対峙するシーン。慶介を演じる亀梨和也さんの少しずつ怒りを込み上げ涙ぐみながらも冷静さを残した鬼気迫る芝居に、観ている私まで身につまされ、グッと来てしまった。藤木直人さんの演技も負けず劣らずなのは言うまでもないが。
あとがき
次回から、慶介と小河原家の絡みが面白くなりそうですね。折り返しの第5話で上手く “百々瀬の逆襲劇” へ切り替えたのは良かったです。慶介の「報じたら事実になるんだよ!でも それは真実じゃない」に心を打たれました。次回にも大いに期待します。
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FINAL CUT(上) (扶桑社文庫) 金子 ありさ(脚本)
ブラックリベンジ DVD-BOX
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