家族の旅路 家族を殺された男と殺した男 (第1話・2018/2/3) 感想

東海テレビ制作・フジテレビ系・東海テレビ開局60周年記念 オトナの土ドラ『家族の旅路 家族を殺された男と殺した男』(公式)
第1話『私は一体何者なのか沈黙の死刑囚と真実』の感想。
なお、原作:小杉健治「父と子の旅路」(双葉社)は未読。また、過去に放送された単発ドラマは未見。
弁護士の祐介(滝沢秀明)は小さい法律事務所で所長・澤田(片岡鶴太郎)の下、働いている。ある日、礼菜(谷村美月)という女性が祐介を訪ね、30年前に起きた一家3人惨殺事件の犯人として拘留中の死刑囚・柳瀬(遠藤憲一)への接見を頼む。それは再審弁護人の依頼を意味していた。だが、事件の被害者は祐介の両親と祖父。親の敵の再審請求などできないと拒否する祐介だが、やがて弁護士としての使命感から、事件と向き合う決意をする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:小杉健治「父と子の旅路」(双葉社)
脚本:いずみ 玲(過去作/名奉行!遠山の金四郎(2017)、水戸黄門(2017))
演出:国本雅広(過去作/デカワンコ、保育探偵25時、カンナさーん!) 第1話
演出:村松弘之(過去作/五つ星ツーリスト、ドクターカー、ソースさんの恋)
主題歌:滝沢秀明「記憶のカケラ」(avex trax)
音楽:羽岡 佳(過去作/GTO、刑事のまなざし、チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮)
相性が良くない放送枠だが、滝沢秀明さんを観たくて…
基本的に、私と相性のよろしくないフジテレビ『オトナの土ドラ』故に、最初から過剰な期待はしなかったのだが、『せいせいするほど、愛してる』が不倫ドラマで早々に離脱したのだが、滝沢秀明さんの演技をじっくり観たいと思いチャンネルを合せた。
滝沢秀明さんら個性派・演技派俳優を揃えて、朗読劇!?
実際には翌日の昼間に録画視聴したのだが、全体の印象は「朗読劇みたい」だ。折角、主演の滝沢秀明さんを始め、遠藤憲一さんらそうそうたる個性派、演技派の若手からベテラン俳優まで揃えているのに、まず台詞が多過ぎ。確かに第1話は説明が多いとは言え、内容は画面を見ずに音声だけで分かってしまった。
国本雅弘演出でも、台詞重視になっちゃう脚本なの?
これには流石に閉口するしかない。もちろん、視聴前から脚本担当がいずみ玲氏であることを知り、昼帯連続ドラマの良さである地道に積み上げる脚本が、1時間枠の深夜ドラマになってダラダラ感に慣れなければ良いと期待したのだが、どうやら予感は的中してしまった。
なぜ、もっと映像で魅せないのだろう? 数々の名作を生み出して来た演出担当の国本雅広さんですら、台詞重視の作風にせざるを得ないほど台詞が多いと言うことか…
あとがき
過去に2度、単発ドラマとして制作されている小説ですので、映像化はしやすいのでしょう。ただ、今作は恐らく全8話。話が足りるのかな?いずれにしても、朗読劇みたいな脚本が次回は改善されるのを期待します。
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父と子の旅路 (双葉文庫)
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