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隣の家族は青く見える (第3話・2018/2/1) 感想

隣の家族は青く見える

フジテレビ系・木曜劇場『隣の家族は青く見える』公式
第3話『夫婦の絆!!妻の涙と夫のあふれる想い!!』の感想。



渉(眞島秀和)との関係を秘密にするよう朔(北村匠海)に頼まれた奈々(深田恭子)は、朔との仲を大器(松山ケンイチ)に嫉妬され笑いをこらえる。亮司(平山浩行)は亮太(和田庵)を引き取ると打ち明けるが、ちひろ(高橋メアリージュン)はそれを受け入れられない。そんな中、排卵誘発剤を飲み始めた奈々は、大器の妹・琴音(伊藤沙莉)が初めて胎動を感じた瞬間に居合わせるが、複雑な気持ちに。その一方で、体調に変化を感じ始める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


脚本:中谷まゆみ(過去作/WATER BOYS、ラスト・シンデレラ、地味にスゴイ!校閲ガール)
演出:品田俊介(過去作/人は見た目が100パーセント、失恋ショコラティエ) 第1,2,3
   相沢秀幸(過去作/5→9~私に恋したお坊さん~貴族探偵民衆の敵)
   高野 舞(過去作/セシルのもくろみ、昼顔~平日午後3時の恋人たち~)
音楽:木村秀彬(過去作/コウノドリ)、堤博明(からかい上手の高木さん)
プロデュース:中野利幸(過去作/人は見た目が100パーセント、ラスト・シンデレラ)

メリハリがつき、心理描写がとても丁寧になった!

前回まで、『人は見た目が100パーセント』や『下剋上受験』の亡霊がチラついて、今回で継続視聴を見極めるつもりで観始めた第3話。脚本家も演出家も交代していないのに、妙に雰囲気にメリハリがついて、登場人物たちの心理描写がとても丁寧になった感じがした。

各カップルを真面目に掘り下げて描くのがいい!

特に、丁寧さを感じたのは、深田恭子さんと松山ケイイチさん演じる “子どもが欲しい夫婦” を中心に、さまざまなタイプのカップルが登場して、群像劇としては、かなりしっかりと各カップルを真面目に掘り下げて描いていること。

平山浩行さんと高橋メアリージュンさん演じる “子どもが欲しくない女性とバツイチ子持ち男性”、北村匠海さんと眞島秀和さん演じる“男性同士のLBGTカップル”、真飛聖さんと野間口徹さん演じる“虚栄心の強い専業主婦と人事異動に逆らった失業夫”など、現代の日本社会の縮図を巧みに切り取り、温かなパッチワークに仕上げたみたいだ。

脚本、演出、俳優の三位一体が見えて来た!

また、配役もまるで “当て書き” のようなピッタリさ。中でも、松山ケイイチさんの自然体の演技、高橋メアリージュンさんの苦悩と葛藤の表現、若き北村匠海さんの人の気持ちを感じ取り易い雰囲気など、もちろん深田恭子さんの親しみ易さと人懐こさは絶品。第3話にして、脚本、演出、俳優の三位一体が見えて来た。

奈々とちひろが相手の気持ちに真剣に優しく寄り添って…

私が今回で気に入った脚本、演出、俳優の三位一体の場面は、40分過ぎの奈々とちひろの以下の会話。脚本にない言葉と言葉の微妙な “間” を見事に創出することで、お互いが相手の気持ちに真剣に且つ優しく寄り添っているのがよく表現されていた。

ちひろ「だからって 子供 欲しい人の気持ちは 否定しないよ」
奈 々「うん」
ちひろ「でも…。亮司とはわかれることになったんだ」
奈 々「えっ?」
ちひろ「亮司の元奥さんが 亡くなって その息子さん
    引き取らなきゃいけなくなっちゃったから」
奈 々「そんな…」
ちひろ「今回のことは 不可抗力だし 亮司の中に
    子供を選ばないっていう選択肢がないことも
    分かってる。
    でも 私を説得するわけでもなく
    あっさり 結婚 諦めちゃったのがショックでさ。
    まあ 要するに その程度の女だったってことだよ。
    失いたくなかったら 必死に説得するはずだもん。
    そこまで 愛されてなかったってことだよね」
奈 々「愛してるからじゃないかな?
    だって ちひろさんが子供を持ちたくないってことを
    川村さんは 誰よりも理解してるんでしょ?
    ちひろさんのことを思うからこそ
    別れを選んだんじゃないかな?
    好きな人に 無理させることほど
    つらいことってないと思から」

また、この↑会話の最後をちひろと奈々の長台詞にして、その後は「あとは何を言ったら良いのか?」よく分からない2人の台詞無しのアップが切り返して終わる。本当に、登場人物らの心情を言い過ぎず丁度良い分量の描写で描いたシーンは脱帽だ。

あとがき

内容的に好みは分かれる作風、作品ですが、今回くらいに丁寧さが際立って、脚本、演出、俳優の三位一体が楽しめそうなら、継続視聴したいです。うん、一気に完成度を上げて来た感じかな?ラストの奈々と大器のやり取りには泣けました。次回に期待します。

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【これまでの感想】
第1話 第2話

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Author : みっきー

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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