BG~身辺警護人~ (第3話・2018/2/1) 感想

5年D組/テレビ朝日系・『BG~身辺警護人~』(公式)
第3話『現金1億円を守れ!! 地上50mからの救出』の感想。
章(木村拓哉)は復帰した高梨(斎藤工)と、人気タレント・かのん(三吉彩花)が所属する芸能事務所社長・坂東(西村まさ彦)が運ぶ1億円の現金を警護する。坂東によると、突然引退したいと行方をくらませたかのんが、1億円くれたら戻ると言ってきたという。2人は坂東を車に乗せて出発するが、高梨は振り込みや小切手でないことを疑問視。旧札であることに注目する章は、実はこれが誘拐事件で1億円は身代金だと気付く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:井上由美子(過去作/まっしろ、遺産争族、営業部長 吉良奈津子)
演出:常廣丈太(過去作/緊急取調室シリーズ、BORDERシリーズ) 第1,2話
七髙 剛(過去作/遺留捜査シリーズ、スペシャリストシリーズ) 第3話
音楽:髙見 優(過去作/お迎えデス。、仰げば尊し)
今回の1カット目で、完全に諦めた!
これまで本作については、主人公の見せ場を作るために、それ以外の部分がほぼ全部 “極端” なのです。だから、不快感はないが違和感がある。その “ 如何にもキムタクドラマでございます感”を薄めて、“俳優・木村拓哉” の主演ドラマを期待して来たのだが、今回の1カット目で完全に諦めた。
無意味に非現実的に主人公に見せ場がある、それが本作!
金の受け渡しのために女が近づいて来た時に、そのまま女を社長の下に連れて置き、お金入りの鞄も預ければ、チンピラが出て来るだろうからそれをBGの2人で捉えれば良いだけで、橋の欄干に鞄を置く必然性なんて無い。だから、橋から吊り下がる必要も無ければ、現実味も無い。
でも、本作はそう言うドラマなのだ。章さんがピンチになりピンチから抜け出し全部を解決して、チーム作りにも貢献する。そう言うドラマなのだ。そう諦めれば意外と不満は無い。いや、むしろ、もっとキムタクが大活躍しても良い位だ。
キムタクと楽しむドラマと割り切れば、蛇足が多過ぎる!
何せ、鳴り物入りの企画だろうから、個性的で魅力ある俳優がたくさん登場するのが本作。ボディーガードだけ描けば良いのに、警察やSP、政治家などなど、正直あちこち話が飛び過ぎ。探偵ドラマなら警察を上手くやる程度に、本作もボディーガードのドラマだから所轄の警察署と連携する位に留めれば良いのに。
毎回、「丸腰の…」「民間の…」と繰り返す脚本と演出も気になるが。いずれにせよ、“キムタクを楽しむドラマ ” を割り切ったから、それ以外の部分は、私にとってはもはや蛇足。徹底的に主人公を活躍させて欲しい。どうせ、フィクションなのだから、あり得ない尽くしでも構わない。もう、そう言うドラマとして楽しむことにする。
あとがき
いろいろあった木村拓哉さんの今年最初の連ドラなので、これまでと違った作品を期待したのですが、そもそも作り手にそのような意図が無いことが第3話で良く分かりました。次回から、“ 如何にもキムタクドラマでございます感”がたっぷりの作品を期待します。
※今回は、諦めがありましたので、かなり開き直った感想になりました(謝)
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