わろてんか (第101回・2/1) 感想

2018/02/01 18:00 記事更新
連続テレビ小説「わろてんか」

NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』公式
第18週『女興行師てん』 『第101回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


てん(葵わかな)や楓(岡本玲)たちがリリコ(広瀬アリス)の相方探しに行き詰まっていると、伊能(高橋一生)がアコーディオン奏者の四郎(松尾諭)を連れて来た。四郎の演奏に魅了されたてんたちは良い相方が見つかったと喜ぶが、リリコは絶対にイヤだと断る。リリコと四郎の漫才コンビをあきらめ切れないてんは、このプロジェクトに反対する風太(濱田岳)に相談もできず、亀井(内場勝則)に起死回生の秘策を教わるのだが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

「四郎 or シロ」は落語「元犬(もといぬ)」からの引用?

前回のラストで、夕方に「楽士を解雇するな! トーキー映画 反対!」のデモ行進の一員として初登場した四郎にリリコがぶつかる。飲み食いしながらデモ行進するのもどうかと思うが、リリコが「四郎」を「シロ」と間違えるのは、「元犬(もといぬ)」と言う落語からの引用で面白いと思ったのだが。

落語「元犬(もといぬ)のあらすじ(オチあり)

「シロよ。白い犬は一番人間に近い存在なんだよ。だから、お前は次生まれ変わったら人間になれるよ」と近所のご隠居さんから聞いた白い犬が、一念発起して「早く人間になりたい」とお不動様にお百度を踏んだら、なんと白い毛が抜けて人間の姿になっちまった。

取り敢えず、ご隠居さんのとこへ行って事情を話すと、「シロと言う名じゃおかしいから、四郎と呼ぼう」ってんで服も着せてもらって、片山さん家で奉公することに。ところが、なかなか犬の癖が抜けずに失敗ばかり。

ある時、ご主人様が女中のお元(もと)に用事が出来て、お元を探します。「おーい、お元は居ぬか?おーい、元(もと)はいぬ(犬)か?」と。すると、四郎が勘違いをしてこう言います。
「元は犬でございましたが、今朝がた人間になりました」




※ドラマ『デカワンコ』の第5話『前世は犬だった!?』で、この「元犬」が大変効果的に使われております。
2018/02/01 18:00 記事更新

やはり、本作はアバンタイトルが無い方が良い!

今回のアバンタイトルで、日を改めて伊能が四郎を連れて来た。じゃ、なぜ前回のラストで出合い頭にぶつかるエピソードが必要だったの?と言うこと。当然、松尾諭さんのお披露目のつもりだろうが、物語としては繋がらない。

いっそ、デモ行進を全削除で、伊能が四郎を連れてカフェ「マンマン」のドアを開けるシーンにしたら良かったし、伊能に反論する楓が賢い女には見えなかった。 だから、前回でアバンが無い方が良いと書いたのだ。

前回は「過去の99回を忘れて下さい宣言」と “主人公が行き詰まると必ずそこに救世主あり ” が明らかになったが、どうやら今回は “やらなくて良いことをやりまくる” ようだ。

なぜ共感しづらい女性ばかり描くの?

主題歌明けも落胆しかない。いくら失業中とは言え取締役の伊能が連れて来た年上の男性を、外見でしか判断しない女性たちのガッカリした様子や、リリコの四郎への物言いが失礼過ぎる。

そう言えば、女優に転身してからのリリコは、以前の自由奔放で天真爛漫なイメージから、わがまま放題言い放題で下品な女性になった。楓といい、リリコといい、なぜ共感しづらい女性ばかり描くのか?

幾ら飛鳥が "女子" でも、赤ちゃんまで共感しづらい?

な~んて思っていたら、おいおい、いくら飛鳥ちゃんが “おなご” でも、飛鳥ちゃんまで共感できないキャラクターに描くなよって展開。1人でおままごとしているシーンなんて必要か?それも演じる森本くるみちゃんも良いとは言わないが、演技指導なりカット割りがおかしくて、不自然だらけ。なぜ、入れた?

時間経過を描かないから、エゴと利益のために見えちゃう!

アコーディオンを修理?えっ、カレーライスを食べている日は、今回のアバンから数日以上経過しているって訳か?確かにリリコの衣装が違う。だとしたら、これも今更だが、なぜ時間経過を描かない?

そこを描かないから、リリコと四郎のお互いが嫌がっている関係なのに、主人公と伊能が「会社のため」「藤吉の遺志を継いで」をまるで “錦の御旗” に掲げて、強引にコンビを組ませようと見えてしまう。要は自分らのエゴと利益のために。これは不愉快に思うぞ。

何これ? 何の説明にも、何のフォローにもなっていないぞ!

リリコにコテンパンに侮辱された四郎がカフェを出て行く際に、主人公が四郎を止めて言うのがこの台詞↓だが…

てん「リリコさん 口は悪いけど ホンマは ええ人なんです」

何これ?何の説明にも、何のフォローにもなっていない。本来なら、四郎が来た初日から数日間、いや、四郎の登場以前から主人公と伊能がリリコに合う相方を試行錯誤し模索する場面が必要だったのだ。それがあれば、2人を思っての…となって、この↑台詞も生きたのに…

北村笑店は、自分達の事しか考えず、札束で解決する会社?

最後の亀井のへぼ芝居で一件落着のくだりも違和感だらけ。やりたいことは理解するが、こう言う新喜劇みたいな演出はこれまでの100回の中で幾度もやってからこそ意味があるのでは?今回唐突にやったことで、北村笑店の誰一人として他人のことより自分たちのことしか考えない人種、さらに札束で事態を収拾させようとするのは下品で醜いぞ。

あとがき

残念ながら、亀井だけはと思って見て来ましたが、結局北村笑店の関係者は全員人でなしになってしまいました。流石に、これは無いなと思います。

普通に、伊能が紹介してくれた四郎と会った主人公が、美貌と芸のセンスはピカイチのリリコと、音楽の才能がピカイチの四郎でコンビを作れば売れると “てんの閃き” で物語を紡げば良かっただけなのですが残念…

最後に。前回の感想に、51回もの Web拍手や数々のコメントを頂戴し、ありがとうございます。前回、「笑い」を真摯に受け止め描いて欲しいと書きましたが、今回は真逆に「笑い」を侮辱してしまいました。どうして毎回最高の軌道修正のチャンスを逃すのか。残念でなりません…

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[読書] 吉本せいと林正之助 愛と勇気の言葉 (坂本 優二/著・イースト・プレス) 感想

【これまでの感想】
「わろてんか」なぜ視聴者を “場違いの笑いと置いてけぼり” を続けるのか?(2017/10/15)

第1週『わろたらアカン』
1 2 3 4 5 6
第2週『父の笑い』
7 8 9 10 11 12
第3週『一生笑わしたる』
13 14 15 16 17 18
第4週『始末屋のごりょんさん』
19 20 21 22 23 24
第5週『笑いを商売に』
25 26 27 28 29 30
第6週『ふたりの夢の寄席』
31 32 33 34 35 36
第7週『風鳥亭、羽ばたく』
37 38 39 40 41 42
第8週『笑売の道』
43 44 45 46 47 48
第9週『女のかんにん袋』
49 50 51 52 53 54
第10週『笑いの神様』
55 56 57 58 59 60
第11週『われても末に』
61 62 63 64 65 66
第12週『お笑い大阪 春の陣』
67 68 69 70 71 72
第13週『エッサッサ乙女組』
73 74 75 76
第14週『みんなの夢』
77 78 79
第15週『泣いたらあかん』
80 81 82 83 84 85
第16週『笑いの新時代』
86 87 88 89 90 91
第17週『ずっと、わろてんか』
92 93 94 95 96 97
第18週『女興行師てん』
98 99 100

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