相棒 season16 (第14話/300回記念 前後篇スペシャル 後篇・2018/1/31) 感想

テレビ朝日系・『相棒 season16』(公式)
第14話/300回記念 前後篇スペシャル『いわんや悪人をや(後篇)』の感想。
相棒 300回記念スペシャル特設ページ
瀬戸内(津川雅彦)の寺から出た白骨遺体の身元が判明し、右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は寺の檀家総代の息子・常磐(矢野聖人)の身辺を調べる。美彌子(仲間由紀恵)に届いた元スパイ・ヤロポロクの手紙に常磐が関わっているのではないかと考えたからだ。一方で、右京は米国に亡命したはずのヤロポロクが、日本に潜伏しているのではないかと疑う。そんな中、常磐が、実はある人物に頼まれて遺体を掘り起こしたと言い出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
300回記念が、女性キャラクター達総動員のアイデアは面白いが…
脚本:輿水泰弘/演出:兼﨑涼介(敬称略)
男性ばかりの印象が強い『相棒』の300記念を、敢えて準レギュラーの女性キャラクターたちを総動員して物語を構成したアイデアは面白いと思う。
ただ、 美彌子(仲間由紀恵)が登場すると、どうしても 元スパイ・ヤロポロク絡みのエピソードになってしまうから、結果的に米国だロシアだと言う話になり、私が勝手に望む普通の事件を巧みに解決する内容とかけ離れてしまったのが残念だ。
女性キャラ総動員を "最低最悪のパフォーマンス" と言わないが…
奇しくも、序盤で、 衆院議員・雛子(木村佳乃)が出家をしたニュースのことを、角田課長(山西惇)がこんなこと↓を言う。
角田「でも 出家の評判は散々だな。
最低最悪のパフォーマンスだのなんだのって」
本当、雛子が尼になるエピソードなんて全く必要がない。あるとすれば、今後はヤロポロクがいないから美彌子の出番はまた新たにネタ作りしないと厳しいだろうから、とりあえず雛子は退場しない宣言をした程度。
流石にこの展開を “最低最悪のパフォーマンス” とまでは言わないが、「花の里」がセーフティーゾーンだなんて説明は要らないから、以前のような見応えある濃い『相棒』を見せて欲しい。
あとがき
この度の「前後篇」に限らず、『相棒 season16』では、 右京(水谷豊)は相変わらずですが、相棒の亘(反町隆史)がとても頑張って個性を発揮しているので、その意味では “新たな相棒らしさ” は楽しめています。でも、ストーリーが…。
例えば、 高橋一生さんが印象的だった『season4』の第4話『密やかな連続殺人』と第5話『悪魔の囁き』や、鈴木杏樹さんとMEGUMIさんの女優対決が面白かった『season6』の第11話『ついている女』と第12話『狙われた女』など、今でもファンの人気の高い「前後篇(連番)」があります。折角作るなら記憶に残る「前後篇」をお願いします。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
相棒 Season 15 ブルーレイBOX (6枚組) [Blu-ray]
相棒 Season 15 DVD BOX I (6枚組)
相棒 Season 15 DVD BOX II (5枚組)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/10967/
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 第11話 第12話 第13話
- 関連記事
-
- わろてんか (第101回・2/1) 感想 (2018/02/01)
- anone (第4話・2018/1/31) 感想 (2018/02/01)
- 相棒 season16 (第14話/300回記念 前後篇スペシャル 後篇・2018/1/31) 感想 (2018/02/01)
- わろてんか (第100回・1/31) 感想 (2018/01/31)
- きみが心に棲みついた (第3話・2018/1/30) 感想 (2018/01/31)