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NHKスペシャル 未解決事件「File06 赤報隊事件 戦慄の銃弾 知られざる闇 1夜目:実録ドラマ編」 (2018/1/27) 感想

NHKスペシャル 未解決事件「File06 赤報隊事件 戦慄の銃弾 知られざる闇 1夜目:実録ドラマ編」 (2018/2/27) 感想

NHK総合・NHKスペシャル 未解決事件『File06 赤報隊事件 戦慄の銃弾 知られざる闇 1夜目:実録ドラマ編』公式
『シリーズ未解決事件、日本をしんかんさせた言論テロ「赤報隊事件」に2夜連続で迫る。31年前、朝日新聞の記者が殺害され中曽根・竹下元総理をも標的にした事件の真相とは』の感想。


シリーズ未解決事件「赤報隊事件」。1夜目は仲間の記者を殺された朝日新聞“特命取材班”の知られざる内幕を実録ドラマ化。特命班の中心人物で犯人追跡に記者人生をかけた主人公・樋田毅記者を草ナギ剛が熱演する。赤報隊とは何者なのか?その目的は?謎に包まれた事件に挑む樋田記者だが、脅迫文や襲撃事件は全国に拡大、時の総理大臣までが標的となっていく。やがて警察も聴取できなかった重要人物へと辿り着くが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


脚本:田子明弘(過去作/金田一少年の事件簿シリーズ、刑事吉永誠一シリーズ
演出:谷川 功(過去作/菊次郎とさきシリーズ、未解決事件/file.03 尼崎殺人死体遺棄事件)
チーフディレクター:新名洋介(過去作/未解決事件/File.02 オウム真理教、未解決事件/File.03 尼崎殺人死体遺棄事件)

NHKスペシャル『未解決事件』の実録ドラマの完成度は高い!

毎回欠かさず録画鑑賞している『NHKスペシャル』。その中でも、この『未解決事件 大型シリーズ』は過去に5作品が放送され、「実録ドラマ」は、テレビドラマファンとして、毎回感心させられる。

日本中に大きな衝撃を与え、未だに生々しい記憶を残す「未解決事件」を徹底検証&追跡し、「事件を如何に未来へ活かすか?」の視点の鋭さに感服すると共に、リアリティーの描写や豪華キャストによる怪演で見応え十分なのだ。

今回は、事件とドラマの感想は切り離して書く

しかし、これまで本シリーズの感想は書いて来なかった。だが今回は、主演が草なぎ剛(「なぎ」は、弓へんに剪)さんであり、共演の上地雄輔さんら中堅の俳優さんが中心となった作品のため、感想を書いてみる。また、今回は事件とドラマの感想は切り離して書く。

日本を震かんさせた "言論テロ" 「赤報隊事件」とは?

まず、日本を震かんさせた今風に言えば “言論テロ ” である「赤報隊事件」。正体不明の「赤報隊」を名乗る犯人が起こした中曽根総理脅迫事件を含む7つの事件の内、業務中の 記者2人が殺傷された「 朝日新聞阪神支局襲撃事件」を扱ったのが今作。

因みに、朝日新聞襲撃事件とは、1987年5月3日午後8時頃、朝日新聞阪神支局に目出し帽の男が押し入り、2人の記者に無言で散弾銃を発射し立ち去り、その後に小尻記者は死亡し、未解決のまま2003年3月までに時効成立。

今も様々な暴力が自分ら向けられ常に脅威に晒されてる!

当時の報道、映像は今でも覚えている。当時はバブル景気が始まったばかりでイケイケムード。そんな日本で、言論の自由を暴力(殺人)に訴える犯罪集団が登場したことに驚いた。そして、一連の事件は未解決のまま時効を迎え、30年が経った今の日本のみならず世界を見渡してみると、何も変わっていないことの恐ろしさが押し寄せて来る。

毎日報道される世界各地で発生するテロ、日本でも今や風化しつつあるが「地下鉄サリン事件(1995年)」が起きた。更に拡大解釈すれば、近隣諸国の小競り合いや大国の世界支配の構造など、良く考えると既にあらゆる暴力が一般国民に向けられ常に脅威に晒されていることだ。

2020年開催の東京五輪に向けて、世界の注目が更に集まる日本で、悲惨なテロが発生しない保証はない。だからと言って、NHKを始め各マスコミには「言論は暴力に屈せず」、「ペンは剣よりも強し」の精神で、“言論の自由” を守って欲しいと思う。

徹底的にリアリティーに拘り取材された脚本が光った!

さて、ドラマの感想だ。やはり、徹底的にリアリティーに拘るための当時の関係者への取材が見事に花開いた脚本が素晴らしかった。

CMなしの75分間、一瞬たりとも飽きさせることなかった。特に、事件の真相や謎が解明されようとしていく過程、そこで繰り広げられる緊張感溢れる人間ドラマと、「真犯人を許さない」と言う1つの思いで繋がっている世代を超えた登場人物たちの人間ドラマが見事に融合。

映像的にも、昭和の当時の生活がかなり丁寧に再現されていたり、スタジオセットやエキストラの衣裳などにも十分に配慮がされていたりと、今作のスタッフが如何に作品へ深い思い入れを込めて作っていたのかが伝わった。

"俳優・草なぎ剛" の魅力を満喫、特に迫真の演技は圧巻!

俳優陣に触れない訳にもいかない。特に、発生直後から朝日新聞特命取材班で本事件を追い続けた樋田毅さん(2017年退職)を演じた主演の草なぎ剛の存在感と演技力は目を見張るものがあった。

私が思う “俳優・草なぎ剛” の魅力は、一見冷酷にも見える淡々とした雰囲気と、眼力だけで全てを語り尽してしまう熱の入った演技のギャップだ。

今作でも、沸々とした怒りと情熱を心の内に仕舞い込んで、時に冷静さを保って取材をし、時に優しい眼差しで遺族に接し、時に怒りと情熱を丸出しにして右翼団体に詰め寄り「言論の自由」を問う、正に迫真の演技は圧巻の一言。

また、30年後の現在の “老けメイク” を施した演技も、表情の作り方や手の仕草など微に入り際に入った細かな演技が冴えわたり、違和感を完全に払拭していた。

事件の当事者を演じた "草なぎ剛" から見えたものとは?

今作は「実録ドラマ」故に、一般的なドラマのような劇的で起承転結があって、更に主演俳優の見せ場の連続と言う作風ではないが、その分だけ草なぎさんがいつもの “俳優・草なぎ剛” を少し封印し、事件の当事者である主人公・樋田毅記者を客観的に演じたように見えた。

そしてそのことで、不思議と “人間・草なぎ剛” が表層化されたように感じたのは私だけか。ここからドラマの感想から離れるが、草なぎ剛さんが演じた “事件の当事者である主人公・樋田毅記者 ”と、 SMAP解散から独立に関してこれまで自由に語っていない当事者 “草なぎ剛” とが重なっても見えたのは、更に私の考え過ぎだろうか。

あとがき

連ドラ『嘘の戦争』以来、久し振りに草なぎ剛さんの演技や存在感を堪能できました。更に、草なぎ剛さんには映像作品でもっと活躍して欲しいと改めて思いました。

また、人気者で好感度が高く演技のある若い俳優さんが、今作のような若者たちが知らない、若者たちに風化させていけない、事件や事故や災害を描くドラマに出演するのは、以前からとても良いことだと思っています。そして、今作も30歳代以前の人には、「こんな言論テロが日本でも起きていたのか!」と感じたと思います。

このような企画はどんどん実現して欲しいです。今夜(1/28)午後9時から放送の「ドキュメンタリー編」もお見逃しなく。

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★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/10954/


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