アンナチュラル (第3話・2018/1/26) 感想

TBSテレビ系・金曜ドラマ『アンナチュラル』(公式)
第3話『予定外の証人』、ラテ欄『無実の男を救えるか!?勝率0.01%の逆転裁判』の感想。
ミコト(石原さとみ)は所長・神倉(松重豊)の依頼で、有名主婦ブロガー殺人事件の検察側の代理証人として出廷。同事件では夫・要一(温水洋一)が容疑者として逮捕されていた。裁判の担当検事・烏田(吹越満)は、流れはほぼ決まっているので要望通りに証言すればいいとミコトに告げる。だが、遺体の刺し傷の再現画像を見たミコトは、凶器は別にあると証言し、烏田と対立。今度は弁護側の証人として裁判に参加することになる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:野木亜紀子(過去作/重版出来!、逃げるは恥だが役に立つ)
演出:塚原あゆ子(過去作/リバース、Nのために、夜行観覧車) 第1,2話
竹村謙太郎(過去作/警視庁ゼロ係シリーズ、火の粉、バイプレーヤーズ) 第3話
村尾嘉昭(過去作/就活家族、バイプレーヤーズ、リバース)
プロデュース:新井順子(過去作/リバース、Nのために、夜行観覧車)
音楽:得田真裕(過去作/家売るオンナ、嫌われる勇気、カンナさーん!)
ゲスト俳優と役柄のドンピシャ感が "1話完結" を更に面白く!
やはり、本作は面白い。第3話も前回と同じ書き出しをせざるを得ない。まず、何と言っても 野木亜紀子さんの “一話完結 ” のオリジナル脚本が良く出来ている。また、その “一話完結” を更に楽しくする “毎回のゲスト俳優と役柄” のドンピシャ感が半端無いのが素晴らしい。
制作上の裏事情は知らないが、まるで当て書きをしているかのような感じ。検事役の吹越満さん、被告の温水洋一さん、弁護士の大谷亮介大学教授の斉藤洋介さんから、人気ブロガーのマネージャー役のひかる一平さんなど、挙げ始めたらキリがないほど微に入り細に入った組合せに脱帽だ。
法医学ドラマと法廷ドラマの楽しさを一度に魅せたのに天晴!
また、今回はこれまであまり素性を表現してこなかった中堂(井浦新)を描くのに、冒頭から彼自身が大活躍の予感するエピソードを使用せず、一見主人公・ミコト(石原さとみ)の大手柄エピと匂わせて、後半の法廷シーンから一気に担当検事・烏田(吹越満)との一騎打ち。
更にちょっぴり 他局 同局の『99.9』のネタを織り交ぜて。まるで、一粒で二度美味しいと言わんばかりに、法医学ドラマと法廷ドラマの楽しさを魅せたのには天晴だ。
「コミカルさをアップ+シリアスも増大」で "本作らしさ" も進化!
更に更に、今回の演出が前回までの塚原あゆ子氏から竹村謙太郎氏に交代したことで、全体の小ネタを含めたコミカルさが大幅アップ。
さながら「遺体を扱うドラマで不謹慎」と言った世間の声を振り払うかのように。全体的には、これまでよりも更に個々のキャラを巧みに活かしたシリアスとコミカルのバランスを調整して、 “本作らしさ” を引き出した印象だ。
あとがき
これまでの3話の中で一番「法医学」と「鑑定」、そして「UDIラボ」が活かされて、見応え十分の54分間でした。六郎(窪田正孝)のバイク便みたいな、脇役たちの “お約束”があるのも楽しいです。
繰り返しになりますが、今回は「法医学ドラマ」ならではの死因究明の面白さと、「法廷ドラマ」だからこその痛快さが絶妙でした。今のところ、私の今期一番のお気に入りドラマで、我が家では全話永久保存確定枠です(笑) と言う訳で、次回にも大いに期待します。
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