隣の家族は青く見える (第2話・2018/1/25) 感想

フジテレビ系・木曜劇場『隣の家族は青く見える』(公式)
第2話『ひとつ屋根の下で、大波乱の顔合わせ!!』の感想。
不妊治療を始めた奈々(深田恭子)と大器(松山ケンイチ)は、医師・片岡(伊藤かずえ)の指導の下、最も妊娠しやすい時を狙う「タイミング法」に挑む。そんな折、奈々は渉(眞島秀和)と同居する朔(北村匠海)と知り合う。一方、亮司(平山浩行)はちひろ(高橋メアリージュン)には内緒で、亡き元妻の実家で暮らす息子・亮太(和田庵)に会いに通っていた。そして、住人たちと交流を深めたい深雪(真飛聖)はバーベキューを提案する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:中谷まゆみ(過去作/WATER BOYS、ラスト・シンデレラ、地味にスゴイ!校閲ガール)
演出:品田俊介(過去作/人は見た目が100パーセント、失恋ショコラティエ) 第1,2話
相沢秀幸(過去作/5→9~私に恋したお坊さん~貴族探偵民衆の敵)
高野 舞(過去作/セシルのもくろみ、昼顔~平日午後3時の恋人たち~)
音楽:木村秀彬(過去作/コウノドリ)、堤博明(からかい上手の高木さん)
プロデュース:中野利幸(過去作/人は見た目が100パーセント、ラスト・シンデレラ)
『人は見た目が100パーセント』や『下剋上受験』の亡霊が…
品田俊介氏の演出の癖のお蔭でダラダラ群像劇となってしまった『人は見た目が100パーセント』や、深田恭子さんが主婦役の印象で結論だけ見れば良くなってしまった『下剋上受験』の雰囲気が、第2話も抜けなかった本作。しかし、全体的には第1話よりもごちゃ混ぜ感は薄まったって良かった。
個性的な脇役のお蔭で、妊活夫婦が差別化されただけ…
ただ、決して主人公夫婦が群像劇から切り離された訳でなく、むしろ一生子供を持つ気のないちひろ(高橋メアリージュン)と、同性愛者の朔(北村匠海)と、お節介で自身の価値観を押し付ける深雪(真飛聖)の3人の個性が際立ち始めたため、結果に妊活夫婦が差別化されて見えたレベルで、主人公らしさは物足りない。
無意味に引っ張って視聴者の囲い込みをしないのは正解!
と言う訳で、まだまだ混沌とした群像劇になる可能性はあるが、今回で一番良かったのは、渉(眞島秀和)と同居する朔のキスシーンを奈々(深田恭子)に、そして亮司(平山浩行)と息子・亮太(和田庵)の密会をちひろに目撃させたこと。視聴者には見せて主人公だけ知らないのを引っ張ってもつまらない。
先日放送された『99.9-刑事専門弁護士-』でも、『SEASONⅠ』から引っ張って来た主人公の過去を第2話で明かして決着を着けて視聴率が 15.1%から 18.0%へ上がった。今や無意味に引っ張って視聴者を囲い込もうと言う時代でないのだ。その意味からも、本作には新しい群像劇のカタチを期待したい。
あとがき
前回よりは、方向性が見えて来ましたね。結局、「妊活」を含めた「様々な家族のカタチ」を描くのが強くなりそう。そこで視聴者の期待や好みが分かれるかも知れません。私も、まだ継続視聴には迷いがあります。次回が見極めになるかも…
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
フジテレビ系ドラマ「隣の家族は青く見える」オリジナルサウンドトラック
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/10943/
【これまでの感想】
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