BG~身辺警護人~ (第2話/15分拡大・2018/1/25) 感想

5年D組/テレビ朝日系・『BG~身辺警護人~』(公式)
第2話/15分拡大『裁判官夫婦の裏の顔 48時間の命…脱出確率0%の壁!!』の感想。
注目の裁判を控える裁判官・行永(田中哲司)の自宅玄関先の自転車が放火され、警視庁SP・落合(江口洋介)らが出動する。一方、章(木村拓哉)とまゆ(菜々緒)は、行永の依頼で、妻・亜佐美(大塚寧々)の警護に当たる。ところが、亜佐美は不動産会社の営業マン・三上(石黒英雄)と会った直後に様子が急変し、ある指摘をした章を解雇した。章から経緯を聞いた行永は、妻の素行を知るため、章たちを雇ったことを認めるが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:井上由美子(過去作/まっしろ、遺産争族、営業部長 吉良奈津子)
演出:常廣丈太(過去作/緊急取調室シリーズ、BORDERシリーズ) 第1,2話
七髙 剛(過去作/遺留捜査シリーズ、スペシャリストシリーズ)
音楽:髙見 優(過去作/お迎えデス。、仰げば尊し)
ここまで、"キムタクのためのドラマ" にする必要があるのか?
前回の感想で、もっと木村拓哉さんらしさと、本作らしさが欲しかったと書いた。で、第2話はどうだったかと言うと、木村拓哉さんらしさは出し過ぎ、そして完全に木村拓哉さんのためのドラマになってしまった。残念である。少なくとも “俳優・木村拓哉” を応援してきた1人として、ここまでする必要があるのか。これが正直な感想だ。
章と村田以外の登場人物の設定がステレオタイプで甘過ぎる!
そもそも、冒頭から亜佐美(大塚寧々)がステレオタイプで常識欠落者に描き過ぎ。続いて、まゆ(菜々緒)もBGらしさゼロ、そして蓋を開けてみれば前回以上に、村田(上川隆也)以外は「何かありそう」なフラグの立て過ぎなのと、個々の人物設定が甘過ぎて…
活躍して当然の展開の中で、章が活躍してもつまらない!
そんな中で、章(木村拓哉)だけがそれなりにしっかりとした人物設定で描かれているから、全体のチグハグさの方が気になって気になって。その上、結果的に活躍して当然の展開の中で、章が活躍する訳だから面白さも半減。ここまで脇役だけでなくゲストの役まで主人公の盛り上げ係として描く必要があるのか?
他にも主人公の章、それを演じる木村拓哉さんを持ち上げる目に余る演出(演技指導含む)や脚本が目についたが、こんなことをするから「キムタクのドラマはいつも同じ」となるのでは?もう木村さんも彼が演じる主人公も普通に扱うべき。そしてもしも本人がそれを望んでいるとすれば、どうしようもないが…
あとがき
終盤で落合の質問に、「極端だな」と章が答えるシーンがありました。そう、主人公の見せ場を作るために、それ以外の部分がほぼ全部 “極端” なのです。だから、不快感はありませんが違和感があるのです。如何にも “キムタクドラマでございます感” です。 どうか、普通に作って欲しいです。
例えば、主人公以外の登場人物がメインになる放送回を作るなどの、工夫があっても良いかなと思います。最後に、前回で気になっていた『4号警備』と差別化されたのは良かったです。拡大版でない通常放送の次回に期待します。
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【これまでの感想】
第1話
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