anone (第3話・2018/1/24) 感想

日本テレビ系・水曜ドラマ『anone』(公式)
第3話『親に捨てられた少女と母になれなかった女。ニセ札がお金では買えない真実の絆を生んだ!』の感想。
ハリカ(広瀬すず)は印刷所に押し入った舵(阿部サダヲ)とるい子(小林聡美)を追うが、亜乃音(田中裕子)の娘と勘違いされた上、逆に拉致されてしまう。連れていかれた舵の店には、改造銃で上司を撃ったという舵の元同級生・西海(川瀬陽太)が来ていて、3人にも銃を向けた。さらに、西海はハリカの身代金を要求することを思い付き、るい子に亜乃音との交渉を命じる。一方、亜乃音は元従業員・理市(瑛太)と1年ぶりに再会する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:坂元裕二(過去作/Mother、Woman、カルテット)
演出:水田伸生(過去作/Mother、Woman、ゆとりですがなにか)
音楽:三宅一徳(過去作/Woman、はなちゃんのみそ汁、Dr.倫太郎)
"坂元脚本らしさ" が薄まり過ぎて、主人公まで薄く…
今回は、簡単感想で。
前回の感想で “坂元裕二作品の短所がかなり抑えられて観易さが増した” と書いたのだが、今回はそれが更に進み過ぎて、残念ながら “坂元脚本らしさ” がかなり薄まってしまったのが残念。そのために、主人公の存在感まで最大に薄まってしまい、もはや亜乃音の、いや田中裕子さんのドラマになってしまった。
"罪の連鎖の恐怖" と"抜け出す勇気" を期待したが…
前回との比較ばかりで恐縮だが、前回までは1つ罪を犯せば、その罪を隠すために2つ目の罪を犯して…みたいな “罪の連鎖の恐怖” と、そこから抜け出す勇気みたいなものを描くのかと勝手に想像したのだが、第3話ではそれが薄まるほどに話が広がり、いろいろと詰め込まれてしまい、そこへ向かうドラマなのか見えなくなった。それも “坂元脚本らしさ” なのだが…
あとがき
全体的に物語が冗長気味でしたね。登場人物の設定も相変わらずの小出しで感情移入しづらいし。主人公の設定も期待よりも平凡で、ヒロインらしさに乏しいです。いや、「主人公は誰?」と言うことです。
前回までは、泣けたり、笑えたり、心に残る台詞もあったのに、第3話はどうしたの? 日テレの上層部から軌道修正命令でも出たのでしょうか? 前回で「意外と化けるかも?」と期待が高まったのに…。次回に期待します。
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