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わろてんか (第92回・1/22) 感想

連続テレビ小説「わろてんか」

NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』公式
第17週『ずっと、わろてんか』 『第92回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


てん(葵わかな)の献身的な介護のおかげもあって、脳卒中で倒れた藤吉(松坂桃李)は仕事に復帰する。東京を視察し刺激を受けた藤吉は、風太(濱田岳)に百年以上続く万歳を作れとはっぱをかけ、自分は新しい笑いを求めアメリカに行きたいと夢を語る。トキ(徳永えり)の妊娠を知って、風太は藤吉に名付け親になってほしいと頼み込む。ある日、記者の楓(岡本玲)が風鳥亭に現れ、新聞に寄稿しないかと万丈目(藤井隆)を誘った。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

退院から一足飛びの展開に、薄っすらと暗雲…

さあ、期待の週明けだ。トキ役の徳永えりさんの表情豊かな演技。退院した藤吉に合わせたのか、機能が復帰した好調なマイク。何れも先週の土曜日の “良い流れ” を受け継いでいるような滑り出し。しかし、「倒れた藤吉は、リハビリのかいあって仕事に復帰」のナレで、退院から一足飛びの展開に、薄っすらと暗雲が…

まるで、丸々1週間分を削除したみたい…

オープニング映像のクレジットに「医事指導 西谷昌也」と「助産指導 前田利子」の名があったから、早速風太とトキ夫婦に子どもが生まれるのかと思ったら、この脚本家、藤吉に “とんでもないもの” を生み出させようとする台詞を書いてきた。

藤吉「新しいもん 生み出してみるか?」

先週末からの流れを考えると、藤吉の賢明なリハビリや主人公の献身的な介護だって本当は描いて欲しいのに、そこを一気にすっ飛ばして「新しいもん」と言わせるのは、流石に時期尚早過ぎる。だって、土曜日の藤吉は、病床で聞いた団吾師匠の落語で生きる希望が湧いた段階。1人で歩くのもままならなかったのだから。

まるで、丸々1週間分を削除したみたいで、脳内補完が追い付かない。せめて、退院後に心を入れ替えた隼也から「新しいもん」と言わせるか、まあ無難なのは伊能に見舞いに越させて “浅草のエンタメ事情” を喋らせる。どっちかの1シーン位は無いと。これ、完全に描写不足。描くべきを描かず…と言う、本作が一番やっちゃダメなことなのに…

強引に挿入した「おめでた報告会」みたい…

その後の流れも、残念ながらどことなく違和感が充満。トキの妊娠を風太が隼也に聞かせないように家から追い出したり、濱田岳さんのアドリブも珍しく空回ししまくっているのにOKテイクになっていたりと、強引に挿入した「おめでた報告会」みたいでガッカリ…

なんで、万丈目と楓の会話に主人公を混ぜちゃったの!?

強引に…と言えば、唐突に楓が登場。「お久しぶり」の一言もなく本題へ。本当は、関東大震災の時に伊能が新聞に叩かれた時に伊能側の見方で登場しておけば、若干の違和感は払拭出来たのに、これもガッカリ…

更に私のガッカリは続く。なんで、なんで、万丈目と楓の会話に主人公を混ぜちゃったの!? なんで、岡本玲さんの隣に葵わかなさんを座らせちゃったの!? 折角場所を風鳥亭の事務所から万丈目の店に映したのだから、主人公抜きでやるべきでしょ? だって、だって、2人の演技が、表情が…………………

あとがき

あまり、こう言うことは書きたくありませんが、先週の土曜日を称賛した理由は、物語の重要な部分で葵わかなさんと松坂桃李さんを外して、実力派の俳優さんが演じたために、ドラマとして見応えが出で、結果的に葵さんと松坂さんの問題点も上手く隠れたからです。

ですから、今回も万丈目夫婦のくだりでも主人公を外して、万丈目吉蔵が歌子に放られて、それこそ藤井隆さんのカメラ目線で終われば大団円だったと思います。それなのに、主人公と藤吉だけのシーンを作って、あんな目がくらんだ妙な芝居を…。もうちょっと2人に配慮した脚本と演出にしたら、少しは良くなると思います。

最後に。前回の感想に 61回もWeb拍手やたくさんのコメントを頂き、ありがとうございました。演出が1か月以上ぶりに本木一博さん(最初の3週間を担当)になり、再び藤吉とてん推しに戻っていますね。何とか脇役を演じる俳優さんたちの力を活用して、てんと藤吉のアラが目立たぬようにして欲しいです。藤吉のマイク同様、やれば出来る…………………はずです。当blogは、引き続き本作を応援します!

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【これまでの感想】
「わろてんか」なぜ視聴者を “場違いの笑いと置いてけぼり” を続けるのか?(2017/10/15)

第1週『わろたらアカン』
1 2 3 4 5 6
第2週『父の笑い』
7 8 9 10 11 12
第3週『一生笑わしたる』
13 14 15 16 17 18
第4週『始末屋のごりょんさん』
19 20 21 22 23 24
第5週『笑いを商売に』
25 26 27 28 29 30
第6週『ふたりの夢の寄席』
31 32 33 34 35 36
第7週『風鳥亭、羽ばたく』
37 38 39 40 41 42
第8週『笑売の道』
43 44 45 46 47 48
第9週『女のかんにん袋』
49 50 51 52 53 54
第10週『笑いの神様』
55 56 57 58 59 60
第11週『われても末に』
61 62 63 64 65 66
第12週『お笑い大阪 春の陣』
67 68 69 70 71 72
第13週『エッサッサ乙女組』
73 74 75 76
第14週『みんなの夢』
77 78 79
第15週『泣いたらあかん』
80 81 82 83 84 85
第16週『笑いの新時代』
86 87 88 89 90 91
第17週『ずっと、わろてんか』

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Author : みっきー

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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