わろてんか (第89回・1/18) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』(公式)
第16週『笑いの新時代』
『第89回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
風太(濱田岳)に反旗を翻した団吾(波岡一喜)は、ラジオへの出演を一方的に宣言した。なんとか団吾のラジオ出演を阻止しようと、風太はその行方をしらみつぶしに当たるが見つけることができない。藤吉(松坂桃李)は見舞いに来たリリコ(広瀬アリス)から、てん(葵わかな)がひたすら藤吉の回復を信じて笑顔で頑張っていたことを聞き、自分も頑張ろうと気持ちが奮い立つ。その夜、思いもよらぬ人物が藤吉を訪ねて来た。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
明らかに "藤吉の死亡フラグ" が立つ消化試合に!
前回で余りにも唐突に主人公の母・しずが登場し、今回では「これからも親子三人で」、「どんどん」、「大輪の花」、「指切りげんまん」など、どう考えても “藤吉の死亡フラグ” としか思えない単語が、しずから次々と飛び出した。こんな言い方はしたくないが、ここ数週間で退場するのだろう。
だとすると、ある意味それまでは「藤吉の出番の消化試合」と言う側面を持つことになる。確かに、藤吉が倒れてから、藤吉自身のパートは停滞状態。何とか「ラジオ放送の時代到来」にすがりついた風太と団吾が話を僅かに進めている感じだ。私は思う。ここまでして、藤吉を温存しておく必要があるのかと。
しずの "白髪のメッシュ" と "ドロナワな台詞" が不自然過ぎ!
それにしても、“藤吉の死亡フラグ” のために、これまた思い付きで登場させたのかと疑いたくなるのが、しずの不自然な白髪のメッシュと台詞。まず、冒頭からリリコと出会う病室の前までは薄めのメッシュなのに、病室内ではそのメッシュがより白く際立って反射すらしている。それに、この台詞↓も良く考えると不自然だ。
しず「駆け落ちも放っといたんやと思います」
私の記憶・印象では、藤吉と主人公側から駆け落ちしたのではなく、父の儀兵衛からの「娘の勘当」がきっかけで結果的に駆け落ち(と言っても藤吉の実家に逃げ込んだだけだが)した訳で、決して儀兵衛が藤吉を信用して、2人を信じて自由にさせたのでなく、儀兵衛の性格から自分から許せなかっただけのように思うが。まっ、両方共どうでも良いことだが…
あとがき
今日の病室でのリリコと藤吉のやり取りも、藤吉・てん・しずの親子の会話も、どこか急ごしらえな感じがして、笑うことも感情移入も出来ませんでした。従って、書くべき感想すら殆ど浮かんできませんでした。『あまちゃん』含め連続視聴10作目の本作ですが、ここまで物語にも登場人物たちにも気持ちが入らない作品は初めてです。
最後に。前回の感想に 56回ものWeb拍手やたくさんのコメントを頂き、ありがとうございました。こんなに藤吉退場までの消化試合感が漂っては、応援したくてもどこをどう応援して良いのか分かりません。奇しくも団吾が最後に言った「お客さんが店に来んのは、まずいもん出してるさかいや」を制作陣にそのまま返したいです。
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[読書] 吉本せいと林正之助 愛と勇気の言葉 (坂本 優二/著・イースト・プレス) 感想
【これまでの感想】
●「わろてんか」なぜ視聴者を “場違いの笑いと置いてけぼり” を続けるのか?(2017/10/15)
第1週『わろたらアカン』
1 2 3 4 5 6
第2週『父の笑い』
7 8 9 10 11 12
第3週『一生笑わしたる』
13 14 15 16 17 18
第4週『始末屋のごりょんさん』
19 20 21 22 23 24
第5週『笑いを商売に』
25 26 27 28 29 30
第6週『ふたりの夢の寄席』
31 32 33 34 35 36
第7週『風鳥亭、羽ばたく』
37 38 39 40 41 42
第8週『笑売の道』
43 44 45 46 47 48
第9週『女のかんにん袋』
49 50 51 52 53 54
第10週『笑いの神様』
55 56 57 58 59 60
第11週『われても末に』
61 62 63 64 65 66
第12週『お笑い大阪 春の陣』
67 68 69 70 71 72
第13週『エッサッサ乙女組』
73 74 75 76
第14週『みんなの夢』
77 78 79
第15週『泣いたらあかん』
80 81 82 83 84 85
第16週『笑いの新時代』
86 87 88
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