わろてんか (第86回・1/15) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』(公式)
第16週『笑いの新時代』
『第86回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
昭和になって大阪でもラジオ放送が始まり、てん(葵わかな)や藤吉(松坂桃李)は毎朝ラジオ体操をするようになっていた。寄席では万歳人気が高まり、風太(濱田岳)は落語よりも万歳を大々的に売り出そうとして、落語を大切に扱いたい藤吉と対立する。進展しない風太とおトキ(徳永えり)の仲を心配したキース(大野拓朗)は、風太に西洋風のプロポーズを指南してやるが、風太の一世一代の告白は無残にも失敗してしまう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
せめて "主人公家族の年齢表示" の視聴者サービスを!
昨年からラジオ体操が膝や腰を痛めると話題になっているのに(情報源1、情報源2)NHK故にラジオ体操推しか? それにしても、一気に時間経過したために、主人公の年齢が全く分からなくなってしまった。せめて主人公と藤吉、隼也の年齢くらいテロップで入れる視聴者サービスしろと言いたい!
あれこれ盛り込んでも回収できないのは証明されたばかり
さて、本編。相変わらず盛り込む本作。どうせあれこれ盛り込んだところで、土曜日に大団円で回収することさえ出来ないのは、先週末で完全露呈&完全証明されたのだから、視聴者を裏切るだけなのに…
てんの物語も満足に描けないのに、成長だけはするのか?
だって、第一、主人公たった1人の物語も満足に描けていないのだ。なのに、息子の隼也はほぼ存在感ゼロのまま、成長し続けては1つ2つプチエピソードがあって役者交代を繰り返す。風太やトキもただ老けていくだけ。キースら古株芸人たちも、益々古株になっていくだけ。そこで藤吉が病気で倒れた。一体、何を描きたいのか?
3か月半経っても夫婦揃って魅力が無いのが致命的!!!
何より最悪なのは、主人公の女一代記だろうと、夫婦二人三脚物語だろうと、群像劇だろうと、主人公に「この先どうなるのか?と言う気になる魅力」が無いこと。敢えて言うなら、夫婦揃って魅力が無い。3か月半も経過して、この現状は致命的。
そんな状態で脇役のサイドストーリーばかり盛り込んでも、尻すぼみし挙句は自滅するのは、最近では「安木節乙女組」と「志乃」で明らか。もう、どうしようもないところに来ていると思う。
全てを「四コマ漫画」風の2~3日で完結するプチエピソードに!
今さら本作に捧げる提案など無いのだが、敢えて言うなら、1週間単位を止めて全てを2,3日で完結するプチエピソードにしてしまえ。サクサクと時間経過して数日感で1話完結。そう「四コマ漫画」みたいなイメージ。そうすれば、たまにチャンネルを合わせた視聴者にも優しいし。受信料分の視聴者サービスはしろってことだ。
あとがき
今朝は、あまりにも清々しく元気な松たか子さんの歌声が、「視聴者は毎朝期待を裏切られ続けているのに…」と恨めしくさえ聞こえてしまいました。結局、更にこれまでの3か月半を無視した展開に進んで行くようですね。呆れてしまいます。ホント、どう言うつもりで本作を放送しているのか責任者に聞きたいです。
最後に。前回の愚痴と涙の感想に 66回ものWeb拍手やたくさんのコメントを頂き、ありがとうございました。きっと、拍手をくれた66人は、本作にまだ期待を寄せているのですよね。何とか楽しく明るくほんわかしてほろっと出来る朝ドラを観たいのですよね。私も、その思いは同じです…
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★「北村(藤岡)てん」のモデル「吉本せい」のについて書かれた本の感想
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[読書] 吉本せいと林正之助 愛と勇気の言葉 (坂本 優二/著・イースト・プレス) 感想
【これまでの感想】
●「わろてんか」なぜ視聴者を “場違いの笑いと置いてけぼり” を続けるのか?(2017/10/15)
第1週『わろたらアカン』
1 2 3 4 5 6
第2週『父の笑い』
7 8 9 10 11 12
第3週『一生笑わしたる』
13 14 15 16 17 18
第4週『始末屋のごりょんさん』
19 20 21 22 23 24
第5週『笑いを商売に』
25 26 27 28 29 30
第6週『ふたりの夢の寄席』
31 32 33 34 35 36
第7週『風鳥亭、羽ばたく』
37 38 39 40 41 42
第8週『笑売の道』
43 44 45 46 47 48
第9週『女のかんにん袋』
49 50 51 52 53 54
第10週『笑いの神様』
55 56 57 58 59 60
第11週『われても末に』
61 62 63 64 65 66
第12週『お笑い大阪 春の陣』
67 68 69 70 71 72
第13週『エッサッサ乙女組』
73 74 75 76
第14週『みんなの夢』
77 78 79
第15週『泣いたらあかん』
80 81 82 83 84 85
第16週『笑いの新時代』
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