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わろてんか (第85回・1/13) 感想

連続テレビ小説「わろてんか」

NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』公式
第15週『泣いたらあかん』 『第85回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


てん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)は志乃(銀粉蝶)が東京へ帰る前に、実の息子である伊能(高橋一生)と和解させてやりたいと考え、志乃のお別れ会を開き伊能を招待することにした。だが伊能は現れず、キース(大野拓朗)が息子に代わってあいさつをしようとした時、やっと伊能が現れる。最初は頑として志乃を許そうとしない伊能だったが、母が栞という自分の名前に込めた深い思いを聞き、伊能の心は大きく揺れ始める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

「土曜日の主人公」の存在感が全く無くなるとは!

うーん。って、本作の感想で書いただろうか。まさか、「土曜日の主人公」の存在感が全く無くなるとは思わなかった。せめて、強引にでも、主人公が隼也のヘソの緒でも取り出して、「栞」の名前の由来のくだりも、主人公に云わせたら良かったのに。

まっ、それでも、今週ずっと書いてきた「私のオススメのルーティーン」で書いた “主人公の閃き” による大団円で終了と言う土曜日とは真逆の展開となった。従って、もう本作に期待することは殆ど無くなった。だから、あとは粛々と終わるのを待つだけ。感想もいつまで書くかも分からなくなった。

こんな土曜日を想像したのだが…

という訳で、これがまともに書く最後の感想になるかも知れないから、もう少し書いてみる。

本当に残念だ。折角、先週から「てんと乙女組」、「志乃と栞」、「志乃とキース」「てんと隼也」と4組の「母と子」を盛り込んだのだから、この週末で、主人公が “大阪のお母さん” や “浪花の女将さん” らしさを発揮して、主人公お得意の “閃き” で、みんなに笑いと幸せを振り撒くなんてラストに期待と望みを掛けたのだが。

思い付きで話を盛るから、主人公が埋没しても救えない!

志乃が去り際に、こんな↓ことを言う。

志乃「これからもどうぞ栞の事、よろしくお願いします」

例えばこんな台詞だって、「栞とキーちゃんの事」とするだけで、志乃の優しさや、キースの志乃への気持ちもきれいに着地させられる。それが、「志乃と栞」と「志乃とキース」の2組の母子を重ねたことになる。

また前述のヘソの緒のくだりを隼也でなく主人公にすれば、「志乃と栞」と「てんと隼也」の2組の母子を “名付けの親心” で、括ることも出来たのに。

あとがき

多分、脚本家はベタなホームドラマを描こうとしているのですよ。でも、史実のままだとエピソードが足りないから、思い付きで盛っちゃう。思い付きだから上手に活用出来ない。だから、登場人物が増えるだけで、感動も涙もない。主人公の存在感もないから、つまらない。これが、本作の現状だと思います。

残念ながら、もう、変わることはないでしょうね。予告編を見ても、風太のプロポーズは失敗しそうだし、病に倒れた藤吉も引っ張りまくるでしょうし。結局、来週の藤吉はベッド、主人公は病院で看病、となれば風太が大活躍するのを、主人公が見ているだけの1週間ですよね、きっと…

最後に。前回の感想に 53回ものWeb拍手やたくさんのコメントを頂き、ありがとうございました。仕事の都合で朝8時の舞浜の海風吹く屋外でスマホで凍えそうになりながら見たのがこの内容。身体よりも心が凍るような思いでした。前回は「まだ応援している皆さん、一緒に頑張りましょう!」と言いましたが、私のテンションは急降下↓中です。

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【これまでの感想】
「わろてんか」なぜ視聴者を “場違いの笑いと置いてけぼり” を続けるのか?(2017/10/15)

第1週『わろたらアカン』
1 2 3 4 5 6
第2週『父の笑い』
7 8 9 10 11 12
第3週『一生笑わしたる』
13 14 15 16 17 18
第4週『始末屋のごりょんさん』
19 20 21 22 23 24
第5週『笑いを商売に』
25 26 27 28 29 30
第6週『ふたりの夢の寄席』
31 32 33 34 35 36
第7週『風鳥亭、羽ばたく』
37 38 39 40 41 42
第8週『笑売の道』
43 44 45 46 47 48
第9週『女のかんにん袋』
49 50 51 52 53 54
第10週『笑いの神様』
55 56 57 58 59 60
第11週『われても末に』
61 62 63 64 65 66
第12週『お笑い大阪 春の陣』
67 68 69 70 71 72
第13週『エッサッサ乙女組』
73 74 75 76
第14週『みんなの夢』
77 78 79
第15週『泣いたらあかん』
80 81 82 83 84

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連続テレビ小説『わろてんか』第85回

内容伊能栞(高橋一生)と志乃(銀粉蝶)のわだかまりを解こうと、てん(葵わかな)たちは、お別れ会を開くことに。敬称略さすが、今作だな。本来、重ねなければならない部分を、重ねてないよ。それどころか、役割も果たさせず。。。。。(苦笑)だから、今作の序盤から何度も書いているのだ。色々なコトを盛ろうとするな。。。と。

栞-SHIORI->『わろてんか』第85話

​​​​​​​​​​​​関東大震災も年を跨いでの隼也君エピもキース君の渡米も新ネタというチャップリンも今回の栞様エピの“きっかけ”にしかすぎず肝心の「笑いは一番のご馳走...

栞-SHIORI->『わろてんか』第85話

​​​​​​​​​​​​関東大震災も 年を跨いでの隼也君エピも キース君の渡米も 新ネタというチャップリンも 今回の栞様エピの“きっかけ”にしかすぎず 肝心の 「笑いは一番のご馳走」 もしくは 「笑いは人を癒す薬」は 何処へ行ったんだか!? …ひじゅにですが何か? ​「饅頭食わしてくれ」​by風太 ​風太​です。 いったい...

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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