わろてんか (第79回・1/6) 感想

連続テレビ小説「わろてんか」

NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』公式
第14週『みんなの夢』 『第79回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


安来節乙女組が風鳥亭の高座で踊りを披露する初日を迎えた。てん(葵わかな)は娘たち四人の緊張をほぐしてやろうと、藤吉(松坂桃李)と隼也も一緒に全員で朝ごはんを食べることにした。寄席では総監督の風太(濱田岳)も緊張気味に開演を待ち構えているが、じつは乙女組の面々にはこの日のために用意した、お客さんをびっくりさせるための秘策があった。そして、ついに北村笑店の命運を賭けた安来節の公演が始まる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

どうやら、今週末の仕上がりが限界らしい…(涙)

前回の感想は、年明け早々と言うこともあり、かなり強引に我が “ドラマ愛” を膨らませて誉めてみたのだが。どうやら、前回と今回が本作の限界のようだ。そう判断した理由は、この↓7つだ。

この↓7つが解消、解決するとは思えない!

●主人公の “閃き” で物語がけん引される気配が無くなった
●年を跨いでまで描いたエピソードが、ただ史実をなぞっただけで終わった
●既に存在感の薄いキースに新たなエピソードを付ける意味が分からない
●伊能とリリコを、いつまでも客寄せパンダに残しておくことに賛同できない
●風太とトキの関係も焦らし過ぎ
●全く “家族” が描かれない
●面白くなる気配が、全く無い

なぜ "裾まくり"を、"主人公の閃き" にしなかった?

例えば、お客さんをびっくりさせるための秘策のくだり。当時としては天地がひっくり返るようなチラリズムで大人気になったのは史実のままでも、せめて提案者を乙女組の “安来では普通にやっていること” でなく、主人公の “閃き” に出来なかったのだろうか?

家族、家族と言う割には一緒にご飯を食べる程度の家族なら、舞台に立つ先輩芸人として万丈目ら古株芸人たちが、乙女組と家族のようにワイワイと稽古をする中で、主人公が「いつも着物の裾から見え隠れする襦袢を気にして踊る娘たち」に気付いて、“閃く” くらいの強引さで、主人公を前に押し出すべきだ。

主人公を、都合良く何でも "閃く人" にしてしまえ!

そう考えると、いっそのこと、主人公は、都合良く何でも “閃く人” にしてしまってはどうだろうか? そして、藤吉は主人公の “閃き” を実現する人。

キースがアメリカに行きたいことも、リリコが女優を頑張ることも、風太とトキの関係も、主人公がみ~んな先にお見通しで、次々と言い当てちゃう。『べっぴんさん』の主人公・すみれがそうだったように。

だって、この主人公は何かと後出しジャンケンだから存在感が薄いの。だから、先に言っちゃえば目立つでしょ? 誰よりも真っ先に藤吉が真っ先に驚いて採用しちゃえば目立つでしょ。

こんな1週間のルーティーンは如何?

もう、そう言う時期に来たように思う。物語を進める際は、まず月曜日に主人公か藤吉が「騒動」を作って、火曜と水曜日は「家族」に相談して軽く悩んで答えは出ぬままお開き。木曜日もあれこれ一応悩んで主人公の閃く顔のアップで終了。あとは、金曜日に主人公が “閃き” を披露して、土曜日は大団円で解決。

「完全・完璧な予定調和」な『おてん様万歳!』を目指せ!

これでは紆余曲折もメリハリも無くなってしまうが、どうせ最初から苦悩も葛藤も緩急も無いし、物語の辻褄は合っていないし、時間経過も雑なのだから、むしろ「完全・完璧な予定調和」を目指すのだ。

「成るようにしか成らない」「ハラハラドキドキも無い」世界を。全体の流れは史実を利用して、徹底的に『おてん様万歳!』の朝ドラにしたら良い。だって、これまでを観れば分かるでしょ?何だかんだと描いたって、必ず成功して時間経過させて、視聴者を置いてきぼりにして来たのが『わろてんか』なのだから。

あとがき

今回の序盤で藤吉の声が突然聞き取りやすくなりましたね(笑) 恐らく箸や茶碗の音で聞き取り難かったのを、台詞だけ録り直したのかなぁ? やはり、“台詞がきちんと聞こえるだけでキャラクターが見える” と言う良い例でした。

さて、今回の感想は、ほぼ匙(さじ)を投げたようになってしまいました。これ以上は無理かなぁと感じました。もう、主人公も家族も笑いもそっちのけで、ただ笑いの王国が築かれる過程を描くのが精一杯なのが、透けて見えたので。

最後に。前回の感想に 40回ものWeb拍手やたくさんのコメントを頂き、ありがとうございました。折角前回で藤吉がいなくても『わろてんか』が成立するのが分かったのだから、あとは主人公を…と思ったら、主人公がいなくても騒動が鎮圧しちゃった。じゃあ、てんも藤吉も要らないじゃん。

★「北村(藤岡)てん」のモデル「吉本せい」のについて書かれた本の感想
[読書] 笑いを愛した吉本せい - 吉本興業創業者の波乱万丈記 (洋泉社) 感想
[読書] 吉本せいと林正之助 愛と勇気の言葉 (坂本 優二/著・イースト・プレス) 感想

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連続テレビ小説 わろてんか Part1 (NHKドラマ・ガイド)
NHK連続テレビ小説 わろてんか 上
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★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/10873/


【これまでの感想】
「わろてんか」なぜ視聴者を “場違いの笑いと置いてけぼり” を続けるのか?(2017/10/15)

第1週『わろたらアカン』
1 2 3 4 5 6
第2週『父の笑い』
7 8 9 10 11 12
第3週『一生笑わしたる』
13 14 15 16 17 18
第4週『始末屋のごりょんさん』
19 20 21 22 23 24
第5週『笑いを商売に』
25 26 27 28 29 30
第6週『ふたりの夢の寄席』
31 32 33 34 35 36
第7週『風鳥亭、羽ばたく』
37 38 39 40 41 42
第8週『笑売の道』
43 44 45 46 47 48
第9週『女のかんにん袋』
49 50 51 52 53 54
第10週『笑いの神様』
55 56 57 58 59 60
第11週『われても末に』
61 62 63 64 65 66
第12週『お笑い大阪 春の陣』
67 68 69 70 71 72
第13週『エッサッサ乙女組』
73 74 75 76
第14週『みんなの夢』
77 78

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連続テレビ小説『わろてんか』第79回

内容リリコ(広瀬アリス)の指導も順調の乙女組は、てん(葵わかな)に、いろいろな提案をするなどして、ついに披露の日を迎える。敬称略一瞬だけ、藤吉のマイクが。。。。(笑)声ひとつからも、そのキャラが見えるのに。なぜ、そういう風に、しない?ま、それくらいである。もうちょっと。。。。っていう気持ちはあるんだけど。今作は、今回くらいが限界でしょう(苦笑)

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