映画「キングスマン:ゴールデン・サークル(2D/日本語字幕版)」 感想と採点 ※ネタバレなし

※なお、前作の映画『キングスマン』は鑑賞済み(感想記事)。

ディレクター目線のざっくりストーリー
ロンドンの高級スーツ店 “キングスマン” の実体は、何処の国にも属さない世界最強のスパイ機関。しかし、世界的麻薬組織「ゴールデン・サークル」の攻撃により壊滅する。残された一流のスパイに成長したエグジーと、メカ担当のマーリンは、アメリカの同盟機関でウイスキー蒸留所が表の顔の “ステイツマン” と合流。
一方、1950年代の古き良きアメリカ風のダイナー風アジトを持つ謎の麻薬組織 “ゴールデン・サークル” 牛耳るイカれた女ポピーは、世界中の麻薬使用者を人質にした驚愕の陰謀を進行させていた。英国と米国の文化の違いを乗り越えて、敵の陰謀を阻止できるのか?また、エグジーの前に現れた死んだはずのハリーの秘密とは?※PG12
英米文化の違いは楽しいが、その他は前作とほぼ同じ…
コリン・ファースが粋な英国スパイを演じてヒットした『キングスマン』の続編。世界最強のスパイ組織「キングスマン」の本拠地が壊滅状態に陥る中、世界的麻薬組織「ゴールデン・サークル」を追ってアメリカに渡り、英国と米国のスパイの奮闘を描く本作。
前作の上映時間129分から140分に「僅か11分」延長された分だけ、明らかに全体的な間延び感は否めない。また、良くも悪くも今回は英国と米国の文化の違いを面白おかしく魅せてはいるが、それ以外の部分は敵が変わっただけで、ストーリー展開などほぼ同じ。まっ、エルトン・ジョンの登場だけは斬新だし見所ではあるが。
前作鑑賞の有無に関係なく見応えあるのは間違いないが…
従って、前作を見ていなくても大筋の部分では楽しめるし、本作ならではの作品全体がスタイリッシュでクールで馬鹿げてて、シュールでイカれた英国紳士が大活躍するスパイ映画に仕上がっていることは間違いない。
更に、前作を鑑賞済みなら、死んだはずのハリーが登場するお楽しみとその秘密の暴露のくだりのおまけ付き。グロさもエグさ、世界観の大きさも前作以上で見応え十分なのは間違いない。ただ、(私もそうだが)英米文化を詳しく知らないと、ちょっと意味不明な描写が多くて置いてけぼり感を味わうのも間違いない…
あとがき
全体はスタイリッシュでクールで馬鹿げてて、シュールでイカれた英国紳士のスパイたちが大活躍のスパイ映画の続編。ブラックジョークと言えない悪趣味さも満載。中盤で若干間延びはしますが、終盤の優雅で爽快で痛快なアクションは見応え十分だし、麻薬撲滅のテーマも人間&恋愛ドラマもあって盛りだくさん。グロさと悪趣味が気にならなければ、最後にスカッする映画に仕上がっています。
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