わろてんか (第76回・12/28) 感想

連続テレビ小説「わろてんか」

NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』公式
第13週『エッサッサ乙女組』 『第76回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


安来節乙女組の総監督となった風太(濱田岳)は、娘たちの踊りがバラバラなのは互いに信頼していないからだと考え、彼女たちの生活態度の改善から始める。風太が乙女組に熱心に入れ込んでさみしいトキ(徳永えり)は、突然キース(大野拓朗)から大事な話があると打ち明けられる。てん(葵わかな)は故郷を思い出してもらおうと、娘たちにどじょう鍋を振舞うが、その席からとわ(辻凪子)とてんの息子・隼也が姿を消してしまう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

あなたは、アバンの20秒で現在の問題点と打開策が分かる?

読者さんの情報で離脱組が増えているそうで、Web拍手の減少の理由も離脱組の増加では?とのお話。そこで、私の感想は、ちょっと構成を工夫してみる。さて、これは↓今回のアバンタイトルの冒頭の約20秒間の台詞だけを書き出してみたのだが、本作が現在抱えている様々な問題と、その唯一かも?と私が考える打開策が秘められているのだらお分かりだろうか。

てん「うちは 女子寮寄ってから行きますさかい」
藤吉「ほな 頼むな」
   N「安来節乙女組のお母ちゃんとして頑張る てんでしたが…」
風太「あいつら大阪のお母ちゃんに甘えてんねや。
   まずは芸人の覚悟をたたき込んで厳しゅう監督せなアカン!」
藤吉「ほな 監督は風太に任せる」

では、まずヒントを書いて、本当の答えは本編の感想の中で詳しく書くことにする。まず、これ↑は前回で描かれた内で隼也の部分だけを抜いた残りのダイジェスト版だと言うのはお分かりだろう。そして、ナレーションを含めた5つの台詞の中を3つに分類できる。

  ●登場人物の「感情」を表している台詞が1つ
  ●登場人物の状況を説明している台詞が1つ
  ●登場人物の単なる「挨拶」や「指示」の台詞が3つ

どれがどれだか考えてみて欲しい。それが分かると本作が現在抱えている様々な問題と、私が考える打開策が見えるはずだ。

ホント、年内最後のアバンも、いい加減な脚本過ぎる!

朝から張り切る総監督が「心得」を巻物に書いてきたのを見て、そう言えば『まれ』も何かと紙に書いていたよなぁなんて、前回で書いた大胆なパクリ疑惑?を思い出した。まあ『まれ』よりも、総監督といい恋愛禁止といい「A●B4●」をオマージュ?しているのは間違いないようだ。面白いかどうかは別にして(困)

それにしても、当初は純粋そうな田舎娘4人が、女子寮に来た途端にイジメが始まったり、風太も「木を見て森を見ず」を絵に書いたように、ただ目に入った気に入らないことに駄目出ししたりするだけだし。本当、いい加減な脚本と言わざるを得ない年内最後のアバンタイトルだ。

乙女組の喧嘩を制止させる風太と台詞のない主人公が肝!

主題歌明け、風太からこんな↓台詞が飛び出した。

風太「あ~ 問題は とわやな」
てん「とわ?」
風太「うん。あいつは自分でできひんで思い込んでんねや。
   何かしてやれたらええんやけどな」
てん「分かった。うちも何か考えてみるわ」

そして、1週間後の初舞台に向けての稽古が始まり、8分頃に乙女組が舞台の上で喧嘩を始める。何とか喧嘩を収めようと必死な風太。その様子を傍らからずっと見ている主人公が仲裁に入ろうとするのを、藤吉が「てん」とだけ言って制止する。ぼちぼち、冒頭で書いた本作様々な問題と、私が考える打開策に書いてみる。

主人公と藤吉は、喋らない方がまともな人間に見える!

ここまでで分かるのは、まず、風太にだけ「感情」を表現した台詞が与えられていること。若干キースとトキにもあったが、前半の8分を見れば、あと「状況」を説明するのが主人公で、残りの台詞は「挨拶」や「指示」の所謂話を進めるためだけの説明台詞だ。

何を言いたいのか?要は、先週から始まった寄席経営が上手く行きまくる『新生・わろてんか』とも言うべき展開から現在まで、風太の存在が最も人間的に見えて輝いていると言うこと。そして、主人公と藤吉は喋らない方がまともな人間に見えることだ。

打開策は、てんと藤吉に "感情を表す、良い雰囲気の台詞"

もちろん、主人公と藤吉は出ずっぱりだから、藤吉は “人でなし” で、主人公は “何をしているのか分からぬ人” の悪いレッテルが、なかなか剥がれ難いが、風太は出番が限定されていたため妙なレッテル、先入観が無いからこの度の総監督と言う立場が生き生きと見える。

出番の少なさで言えば、今回の電球交換に於けるトキやキースも、妙なレッテル、先入観が無いから “感情を表す、良い雰囲気のある台詞” さえ与えれば、何となく好感度も良くなり、人物像が見えて来る。

そう、本作の現状の問題点は、主人公と藤吉は台詞を言えば言う程にこれまでに描かれた悪いレッテルとの差が違和感しか生まないこと(これについては、あとで書く)。そして、打開策は主人公と藤吉にも “感情を表す、良い雰囲気のある台詞” をどんどん与えることだ。

てんは何かする度に、過去との違和感が増大する悪循環

9分過ぎ、一応乙女組の喧嘩が収まってからのくだりを「問題点と打開策」を頭に置いて見てみると、よ~く分からないだろうか。

例えば、主人公。今回ではどじょう鍋で安来の味を見事に再現した料理の腕前、隼也の姿をしっかり見ていない(いつもの)雑な子育てなど、前回では隼也への躾や突如「お母ちゃん」と呼ばれる存在になったりと、現在の主人公は喋ったり動く度に、3か月間との違和感が増大する悪循環に嵌まっている。

リリコと伊能は「ネタフリ係」と「客寄せパンダ」か??

また、リリコと伊能は出番が少ない点で、風太とトキと同じなのだが、必要のない時にだけ登場してきたから、何を言っても何をやっても、もはや妙なレッテル、悪いレッテルが剥がれない。従って、今回も単なる年明けへの「ネタフリ係」と「客寄せパンダ」の役目しか出来なくなった。

印象の薄い脇役は "主人公にとって大切な人" に改良!

だいぶ回りくどくなったが、要はとにかく主人公と藤吉に余り台詞を与え無いこと。喋らせるなら “感情を表す、良い雰囲気のある台詞” をどんどん与えること。それでイメチェンを目指す。あとは、負のイメージが付いた脇役は出来るだけ出番を減らして、先入観の少ない脇役は “主人公にとって大切な人” に仕立て直す。

年明けから、これらを実行すれば、より一層これまでの3か月間と決別した『新生・わろてんか』になると思う。

あとがき

予告編を見れば、私の言ったことが間違っていないと証明できたのではありませんか?風太とトキが出て来ると画面が生き生きするし “笑い” もある。でも、予告編の短いカットでも、てんが叱ったり、リリコが偉そうにしたり、伊能がリリコを抱き寄せたり、藤吉がリリコにボソっと話したりしても、な~んの興味も湧いて来ない。

でも、「藤吉はんがあかん言うても、うち押し通します」と言った主人公は生き生きしていましたよね。「藤吉を無視しても自我を通す」と言う主人公の「感情」や「意思」が伝わる台詞だからです。でも最後の挨拶をするてんは、これまでと同じ心の温かさかを感じないお人形さんにしか見えませんでした。そう、本作がやるべきことは決まっているのです。

今年最後に。前回の感想に 60回ものWeb拍手やたくさんのコメントを頂き、ありがとうございました。今回の感想は年内最後なので、来年への期待も加味して、私の “ドラマ愛” を全開で本作をどうしたら面白い朝ドラになるのか?と言う視点に拘って書きました。まだ、やれることはあるのです。あとは、NHKがやる気があるかどうか。そこだけです。
来年も、よろしくお願い致します。

★「北村(藤岡)てん」のモデル「吉本せい」のについて書かれた本の感想
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連続テレビ小説 わろてんか Part1 (NHKドラマ・ガイド)
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【これまでの感想】
「わろてんか」なぜ視聴者を “場違いの笑いと置いてけぼり” を続けるのか?(2017/10/15)

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第4週『始末屋のごりょんさん』
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第6週『ふたりの夢の寄席』
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第13週『エッサッサ乙女組』
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