ドクターX~外科医・大門未知子~[5] (第10話/最終回 20分拡大・2017/12/14) 感想

ドクターX~外科医・大門未知子~[5]

テレビ朝日系・『ドクターX~外科医・大門未知子~[5]』公式
第10話/最終回 20分拡大『最終章~失敗しないハケンの女倒れる…!?』の感想。



内神田(草刈正雄)の圧力によって晶(岸部一徳)の名医紹介所は各病院との取引停止の危機に。そんな中、ある大物人物が東帝大学病院で手術を受けることになった。その症状は重く、手術を成功させられるのは未知子(米倉涼子)以外に考えられない。だが、蛭間(西田敏行)はある思惑から新米外科医の西山(永山絢斗)を執刀医に指名する。この手術は自分でなければ無理だと名乗りを上げた未知子だったが、絶体絶命の窮地に陥ってしまう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

結論から言えば、「ブラボー!」の一言!

うん、偉大なるマンネリをどこまで昇華して次のシリーズへの希望へ繋げるかを大いに期待して観始めたのだが、結論から言えば、「ブラボー!」の一言だ。

未知子「患者になるって、意外に怖い」

まず、序盤でこれまでの既視感を一変に払拭させるために、未知子にこの台詞↑を言わせて、未知子の最高の相棒である博美とのこの会話↓で、未知子の自分自身の外科医としての強い信念が、例え患者になってもブレ無いことを描き…

未知子「私は 今まで どんな難しいオペでも
    患者を見捨てた事はない」
博 美「うん」
未知子「今回も そう たとえ 患者が私自身でも」

そして、手術シーンは目と深い呼吸音とマスクで見えない口元と肩の動きだけで、未知子がかなりの体調不良の中でお立ち台に立っているのを、いつも以上に緊迫感と臨場感を創出した米倉涼子さんの名演技。そんな中でフリーランスにも関わらず、未来を背負う若き外科医たちに指導をする未知子のこの台詞↓も良かった。

未知子「どんなに厳しいオペでも決して患者を見捨てない事
    私の… 大事な師匠が教えてくれた」

これで、未知子と晶の腐れ縁と簡単に言えない強い姉弟の絆も描かれた。また、患者になった未知子だからこそ言える、いつもの「私、失敗しないので」の患者ヴァージョン↓も単純な台詞だが、劇中の状況を鑑みると、未知子の強い意志と自身への応援歌になっているからスゴイ。

未知子「私 患者でも失敗しないので」

そして、中盤から登場していたノートがついに御開帳されると、予想通りに未知子自身が自分への術式を細かく手書きしたノートであることが分かる。

ここで、あとは昌がマイクでオペ室に指示を出せば終わりになるのに、蛭間にノートを預けて昼間自身の医者としての心情やこれまでの数々の戦況でオペ続行。あのノートが開かれた時の手書きの文章を見た時、今回で最も心の襞(ひだ)がゾワゾワした。本当に構成が良く出来ている。

そして、いろいろあって、内神田会長は退院。未知子は東帝大学病院から姿を消し、内神田と昼間には東京地検特捜部の捜査が入り、神原名医紹介所は閉業。未知子と晃はどうなるかと思いきや新天地のキューバで心機一転スタートと言う見事なオチ。

博美「敵だろうと味方だろうと
   いい人だろうと悪い人だろうと そんな事は関係ないの。
   患者がいれば オペをして助ける。
   それが誰であってもね。
   大門未知子は…そういう医者なのよ」

結局、序盤で博美が西山に言ったこの台詞↑に、しっかりと帰着したと言う訳だ。まあ、終わってからもう一度録画を見直してみると、この博美の台詞↑が若干オチへのネタフリになっていると感じてしまうのだが、初見であれば内神田の手術への話に聞こえるから問題なし。むしろ、さらしと仕込んであるのが脚本の巧みさに感じた。

毎回新たな試みに挑戦した、マンネリ化排除が大成功!

第5シリーズの総括にもなるが、とにかく「私、失敗しないので」の1つでこれまでを乗り越えて来た本作。しかし、大門未知子の生みの親で育ての親でもある脚本家の中園ミホ氏が今作から完全に外れたために、最初はどうなるかと冷や冷やしたが、蓋を開けてみれば毎回新たな試みに挑戦し、マンネリ化排除に全力が注がれた。

毎回1人登場人物を減らす作戦もお見事!

それでも、序盤の数話は、未知子を上回るような強力で強烈なキャラクターが増え過ぎて、未知子の存在感が霞んだことも無きにしも非ずだったが、毎回1人登場人物を減らす作戦(米倉涼子さんの出演料高騰により他の俳優の出番を削らざるを得なかったとの噂もある)で見事に、未知子の存在感が返り咲いた。

岸部一徳さん演じる"神原昌" の使い方が秀逸過ぎる!

そして、最も秀逸だったのは、未知子の手術の結果を見せずに構成した最後のくだり。その直前までは道化役に徹していた岸部一徳さんの泣きの芝居で泣かされて、「35億円」で笑わせられて、ラストはキューバでバカンス。そしていつもの仕事。本当に良く出来た連ドラでありシリーズ作品だ。今期ナンバーワンの視聴率は伊達じゃなかった。お見事!

あとがき

いつもの小ネタを盛り込みながら、ハラハラドキドキと涙の感動を同時に視聴者に感じさせたのはお見事、素晴らしいです。これで米倉涼子さんが断らなければ『6』も数年後に期待できそう。それと想像ですが、米倉涼子さん、顔を痩せさせずに身体だけ中盤から絞っていましたね。患者役に徹する女優魂にも感動です。

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