明日の約束 (第9話・2017/12/12) 感想

関西テレビ制作・フジテレビ系・『明日の約束』(公式)
第9話『暴いた黒教師の罪…問えない母親の罪』の感想。
圭吾(遠藤健慎)への盗聴行為が露見し、世間の攻撃が真紀子(仲間由紀恵)に向かう中、日向(井上真央)は朱里(立野沙紀)経由で香澄(佐久間由衣)から託されたパソコンを手に霧島(及川光博)と向き合う。香澄は残る復讐相手として霧島を狙っていた。日向の追及に、霧島は圭吾の孤立の原因をつくったと認める。一方、日向と本庄(工藤阿須加)との関係にはさらなる変化が。自分の未来を考える日向は尚子(手塚理美)に思いを伝えようとする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
正に「最終章の前編」らしい見応えのある第9話だった!
前回の全10話に於ける見事な「起承転結の転」と言う展開を真正面から受け止めた、正に「最終章の前編」らしい見応えのある第9話だった。特に良かったのは、前回での “蔭で暗躍する黒幕は霧島先生だと言うラストの見せ方” を上手に引き継いで、霧島の本性を焦らしながら描いたり、窃盗を犯した香澄の変化などが丁寧に描かれたりしたのが良かった。
大人達の "闇" と子供達の "未来" の対比も素晴らしい!
また、本作が学園ドラマである一面もある視点で捉えると、霧島は当然のこと、日向の母親、圭吾の母親、日向の婚約者の本庄、そして敢えて加えたい混沌としたままの日向たち大人の姿などと、悩み苦しみながらも前に進もうとする(元も含む)生徒たちの純粋さがキラキラと輝いて見えるのも、本作の良さだ。
あとがき
いよいよ次回が最終回。日向の視点を中心に描かれる本作ですが、日向自身の描写が少なくて物足りないです。是非、最終回は日向の人生、特に日向の自立にスポットを当てて描いて欲しいです。圭吾の事件の結末も気になりますが、後出しジャンケンで空振りにならないことを祈るばかり。
人間の内面を真摯に丁寧に描き続けている本作。見応えある最終回であることに大いに期待します。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
明日の約束<上巻> 古家 和尚
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/10804/
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話
- 関連記事
-
- わろてんか (第63回・12/13) 感想 (2017/12/13)
- 監獄のお姫さま (第9話・2017/12/12) 感想 (2017/12/13)
- 明日の約束 (第9話・2017/12/12) 感想 (2017/12/13)
- わろてんか (第62回・12/12) 感想 (2017/12/12)
- 民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~ (第8話・2017/12/11) 感想 (2017/12/12)