刑事ゆがみ (第9話・2017/12/7) 感想

フジテレビ系・木曜劇場『刑事ゆがみ』(公式)
第9話『弓神適当絶体絶命』の感想。
なお、原作:井浦秀夫「刑事ゆがみ」(漫画)は未読。
元医師・薮田の他殺体を家政婦・春菜が発見し、弓神(浅野忠信)、羽生(神木隆之介)らが捜査を開始。現場からは「積年の恨み、ここに晴らす」と記された紙片が見つかる。薮田は春菜に、妻とは離婚し、息子も死んだと話していたが、実際は医大受験に失敗した息子は藪田に虐待されて家出したと判明。菅能(稲森いずみ)は、事件が息子による復讐劇を描いた横島の未完の小説にそっくりだと気付き、弓神は似過ぎている点に不審を抱く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:倉光泰子(過去作/ラフヴソング,突然ですが、明日結婚します) 第1,2,4,7,8話
大北はるか(過去作/好きな人がいること、テディ・ゴー!)) 第2,3,6,8話
藤井清美(過去作/映画「るろうに剣心」シリーズ、ウツボカズラの夢) 第4話
池上純哉(過去作/相棒シリーズ、遺留捜査シリーズ、ヒガンバナ) 第5,9話
徳永友一(過去作/スペシャリスト、僕たちがやりました) 第7話
演出:西谷弘 (過去作/昼顔、ガリレオ、任侠ヘルパー) 第1,2,5話
加藤裕将 (過去作/最高の離婚、問題のあるレストラン、ラスト・フレンズ) 第3,7,9話
宮木正悟(過去作/水球ヤンキース、残念な夫。失恋ショコラティエ) 第4,6,8話
オダギチジョーさんの登場で俄然と最終回への期待が急高騰!
冒頭からゲストが凄かった。資産家の元医師・薮田恒男の死体役に渡辺哲さん、タクシー会社の担当者・寄道 役にAKIRAさん、家政婦役の二階堂ふみさん、仁科亜季子さんと来て、死んでいるはずの作家・横島不二実役にオダギリジョーさん。オダギリさんの登場で俄然と最終回への期待が高まった。
浅野忠信さんの演技力と存在感が半端無くスゴイ!
ゲストだけがスゴイのではない。神木隆之さんも素敵なのだが、浅野忠信さんの演技力と存在感が半端無くスゴイ。いつもの弓神と今回の終盤に登場した新たな弓神。違いを演じ分けながらきちんと弓神像を構築していた。今、父親の事件で騒がれているが、予告編での笑顔にこちらが救われた。がんばれ、浅野忠信さん!
若手脚本家を育てる必要もあろうが、仕上がりに差が出る
さて、物語の方は、どうしても脚本家で仕上がりに差が出るのが残念。どうも男性脚本家の放送回の方が、内容が濃い印象だ。特に、弓神と羽生の凸凹コンビの立場の違いの描き方にメリハリがあるから面白い。いや、女性脚本家の放送回が面白くないのでない。本当は性差でなく、ベテランかそうでないかの差なのだが。
あとがき
いよいよ最終回に向けて煮詰まって来たなぁと言う印象です。本当に面白い刑事ドラマであり、深みのある人間ドラマにもなっていて良い作品です。最終回で終わってしまうのが残念ですが、最終回に大いに期待します。
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【これまでの感想】
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