陸王 (第7話・2017/12/3) 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『陸王』(公式)
第7話『陸王が中止!あきらめない息子』の感想。
なお、原作:池井戸潤「陸王」(集英社)は未読。
小原(ピエール瀧)の妨害工作で、陸王のアッパー素材を提供する織物会社との取引が白紙になった。陸王を諦めるつもりがないこはぜ屋では、新たな素材を探す役目を大地(山崎賢人)が担当。宮沢(役所広司)はランナー向けの雑誌に陸王の広告を出そうと考える。その矢先、ソール素材「シルクレイ」を製造する機械が故障。機械を一から造るには1億円が必要で宮沢は途方に暮れる。一方、飯山(寺尾聰)にある企業の人間が接触する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:八津弘幸(過去作/家政夫のミタゾノ、半沢直樹、下町ロケット、)
脚本協力:吉田真侑子(過去作/死幣 第5,8,最終回、警視庁捜査一課長2 第9話)
演出:福澤克雄(過去作/半沢直樹、ルーズヴェルト・ゲーム、小さな巨人) ※第1,2,5,6話
田中健太(過去作/ルーズヴェルト・ゲーム、下町ロケット、小さな巨人) ※第3,4,7話
これを「引き延ばし」とバッサリ斬り捨てるのは可哀想だ
繭を特殊加工して製造する「シルクレイ」の機械が全壊して、宮沢社長の息子・大地がやる気になったのに、「陸王」の素材探しも資金繰りも八方ふさがりで、話が進んだのか進んでいないのか良く分からなかった第7話。
ただ、これを「引き延ばし」とバッサリ斬り捨てるのは可哀想な気も。大成功の前の最大の難関を超えようと主人公たちが必死になっていると受け取れなくもない。
タレントや芸人の出番を減らしたお蔭で見応えはあった
ドラマ的には、俳優が本業でない一部のタレントや顔芸だけの存在感のお笑い芸人の出番を予想以上にカットして、キムラ緑子さんや上白石萌音さんをピンポイントで効果的に活用し、俳優が演じるテレビドラマとしての見応えはあった。
まだ "既視感" が多過ぎ。今後の "本作らしさ" に期待!
ただ、タレントや芸人の中途半端な演技が少なくなり俳優で魅せると、『半沢直樹』や『小さな巨人』に似た既視感が押し寄せる。まあ、本作は(も) “既視感” と “いつもの” のいいとこどりが見所の1つだから、正しい選択なのだが、ヨネスケ師匠や松岡修造さんが登場するとまた既視感が湧いてくる…
そうなるなら、「話を先に進めてよ」と言いたくなる。結局、面白いとは思うのだが、常に既視感との闘いを役所広司さんの芝居で払拭して見ているのが今の私。もう少し “本作らしさ” が全体に醸し出されると楽しくなると思うのだが…
あとがき
坂本が埼玉中央銀行を辞めてベンチャーキャピタルに転職したり、「フェリックス」の登場したりで、様々な立場の「成功の基準」が描かれて、ビジネスドラマとしての面白味が増してきたのは認めます。もしかすると、この路線を進めれば “本作らしさ” に繋がるかも。次回に期待します。
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