陸王 (第6話・2017/11/26) 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『陸王』(公式)
第6話『陸王でライバルを倒せ!息子と一緒の戦』の感想。
なお、原作:池井戸潤「陸王」(集英社)は未読。
「陸王」を履いた茂木(竹内涼真)が公式レース復帰戦となる「ニューイヤー駅伝」に登場。応援に駆け付けた宮沢(役所広司)や大地(山崎賢人)らこはぜ屋の面々は感無量だ。第6区のスタートを切った茂木は力強い走りを披露。同区間を先に走り出したライバルで、アトランティスの「R2」を履く毛塚(佐野岳)に迫っていく。一方、小原(ピエール瀧)はこはぜ屋にアッパー素材を提供する織物会社の社長・橘(木村祐一)に接触していて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:八津弘幸(過去作/家政夫のミタゾノ、半沢直樹、下町ロケット、)
脚本協力:吉田真侑子(過去作/死幣 第5,8,最終回、警視庁捜査一課長2 第9話)
演出:福澤克雄(過去作/半沢直樹、ルーズヴェルト・ゲーム、小さな巨人) ※第1,2,5,6話
田中健太(過去作/ルーズヴェルト・ゲーム、下町ロケット、小さな巨人) ※第3,4話
応援したくなる登場人物が増えた!
感想は前回同様に、前回までよりも更に「群像劇」として、「人間ドラマ」として一段階昇格したと言える。また、特筆すべきは、これまでは「味方と敵」と言う分かり易い “対峙構図” を作り盛り上げて来たものを、今回は「敵」だった立場の登場人物までもが、応援したくなる対象に広がったこと。
"健気に真面目に働く人々のドラマ" に仕上がった!
結局、創業社長、世襲社長、雇われている立場、ランナーなどなどが、それぞれの立場でそれぞれの事情を抱え、「やらざるべきこと」にひたすら真面目に立ち向かっている姿が描かれている “健気に真面目に働く人々のドラマ” に仕上がったのはお見事。
耳障りな劇中歌の使い方と、努力の過程を改善すべき!
ストーリー的にはとても満足なのだが、演出(脚本も一部関わるかも知れないが)には不満がある。まず、相変わらずリトグリの劇中歌を入れて「はい、泣き所ですよ」と言わんばかりの大きなお世話な演出。また、努力の過程の描写が薄いこと。この2つを改善すれば、より完成度が高くなるのは間違いない。
あとがき
アトランティスの2人の特徴だった「敵」「悪意」の部分を、「会社奉公としてやらざるを得ない立場」としてのは、賛否が分かれそうですが、私は前述の通りこれで正解だと思います。今どき、あんなにあからさまに “ライバル” なのは、むしろ非現実的に見えていたので。次回にも大いに期待します。
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