民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~ (第5話・2017/11/20) 感想

フジテレビ系・月9『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(公式)
第5話『第一章、完結!物語は急展開!仕掛けられた罠と死』の感想。
智子(篠原涼子)に‘汚職まみれの人がいる’との告発文が届いた。資料は自宅に送るという。誠(高橋一生)、未亜(前田敦子)、遼(千葉雄大)と待機する中、届いたのは児童会館建設の業者選定に関する、「牧村建設」名義の見積書2枚だった。同社社長は市長・河原田(余貴美子)の後援会長で、市長が便宜を図った疑いが浮上する。直後、智子が軽はずみに「汚職は児童会館建設みたい」とツイートしたことから、大騒動に発展する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
主人公の "存在感" も"必要性" も、ほぼゼロ状態!
どうやら、次回から第2章が始まるそうだが、今回をちょこっと摘まんで、市民が「汚職を暴いた佐藤智子こそ次の市長だぁ」言って当選して最終回で良かったのに…と思ってしまった第5話。
そもそも、主人公は冒頭で騒動を作る役目と終盤にお手柄横取りの役目しかしていないのが最大の問題。そう、主人公の存在感も必要性もほぼゼロ状態。主人公が物語に絡んでいないのだから、面白いはずがない。奇しくも、主人公が終盤でこんな↓ことを言う。
智子「政治って そんなんで いいんですか!?」
智子「こんなの政治だったらね こんな政治いらないよ!」
この↑台詞の「政治」を「テレビドラマ」「月9」「連ドラ」に置き換えて、フジテレビに送り返したい気分だ。どうして、ここまで主人公に役目を与えずに、第2章に進めるのか?ホント、良く分からない。
なぜ、わざわざ"慎重さゼロ" で "許せないバカ" に書くの?
また、私の、存在感の薄い主人公へのの好感度はかなり低い。人から教わる態度も決して良いとは言えないし、あの江戸っ子みたいな粋な雰囲気を醸し出しているつもりの口調も雑な人間にしか見えていない。また、智子の唯一(唯二か?)の智子の味方は、記者の和美と智子の夫である公平だが、序盤で和美がこんなこと↓を言ったのに…
和美「慎重に取り扱った方がいいよ」
慎重さの微塵の欠片もない言動をする。また、その結果を受けて夫の公平がこんなこと↓を言うが…
公平「許せるバカと 許せないバカってあるんだよ」
完全に “許せないバカ” になってしまった。まぁ、裏を返せば脚本家が主人公を “慎重さゼロ” で “許せないバカ” に見えるようにわざわざ書いている訳だから、なぜそんな主人公の好感度を下げるような設定で描き続けるのかも、ホント、良く分からない。
あとがき
脚本や演出がいろんなことをやって、視聴者を楽しませようと努力しているのは分かりますが、根本的な部分である “主人公の好感度と存在感アップ” と “雑なあらすじの改善” をしてからでないと、全てが空振りになっているのを気付かないのかな?
こんなおバカさんな主人公を親身になって助けようとしている夫と親友を裏切って、あとは他人任せでストーリーが進み、手柄だけ横取りして、今度は市長?こんな雑な展開で視聴者が納得すると思っていると思うと、ドラマ好きとしては悲しく虚しくなる…
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