わろてんか (第43回・11/20) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』(公式)
第8週『笑売の道』
『第43回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
てん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)が開業した寄席は客足も順調に見えるが、芸人たちを差配する寺ギン(兵動大樹)への支払いが多くて、もうけがほとんどない状態だった。客の回転率を上げて何とか売上げを伸ばそうと考えた二人は、寄席経営のベテラン・亀井(内場勝則)の秘策を試してみるが、かえって客足が途絶えてしまう。てんの実家から借りた開店資金返済のめども立たず、業を煮やした啄子(鈴木京香)はある決意をする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
まえがき
今週は11月22日が「いい夫婦の日」、11月23日が「いい夫妻の日」で、週末まで多忙につき、基本的に簡単感想で。
なぜ啄子に寄生する主人公と藤吉を4分超も放送するの?
今、名作『コウノドリ 第6話』の感想の濃厚版を書いているため、今回みたいな不愉快なアバンタイトルを見せられると本当に腹が立つ。まず、アバンの前半でこの約2週間で描いた事を、僅か40秒足らずで見せて来た。結局、笹野高史さんの努力の甲斐もカット。
これだけ見たら、客足の悪い風鳥亭に、原因不明だが太夫元の寺ギンが芸人を出してくれることになり、風鳥亭は芸人を確保出来る事になった。そして、アバン全体では、開業3か月で客足は順調で売上げもあるが、取り分の問題で儲けがあまり出ない…
だから、主人公と藤吉の生活は、藤吉の母・啄子の内職に頼っている。こんなアバンを延々と4分25秒も垂れ流して、残った印象は、主人公と藤吉がクズだってことだけ。自分たちは帳簿を前に頭を抱えているだけで、啄子の内職に生活を依存している。落語だ、寄席の色だ、カレーうどんも何だったのか?ホント、思う。
本作はこう言う描写を一番カットしなくちゃいけないのに、月曜日から垂れ流す。どうして、私の「こうすれば良いのに」が届かず、「あれしちゃダメ」だけ通じるのだろう。本当に意味が分からない。そうそう、サブタイトル中の「笑売」にもイラッとするのは私だけ?
本編が、1.5倍速再生でも長く感じる…
今回の『第43回』は、ある意味でスゴイね。タイトル明けの本編が、1.5倍速再生でも長く感じるのだから。そして殆ど感想を書くに値しない内容が延々と12分過ぎまで。藤吉も「謝金を返す」と口だけで、なーんの努力も無し。主人公も「大丈夫。何とかなる」と能天気。これだけでもつまらないのに、今度は啄子。
啄子「商いに 信用は何より大事。
そんな簡単な事も分からんようでは
先が思いやられますな」
もしかして、この↑啄子の台詞って、代々の米問屋を潰して商才の無い事が決定している啄子が、家と土地を担保にして大借金して店を潰して更に嫁になる女の実家から借金氏をしている身の息子に、愚痴っているのをわろてんかって事?そりゃあ無理でしょ。
NHKさん!「悪い評判は すぐに広まりまっせ」
その上、この↓鼻につくナレーション。
N「いよいよ 満を持して ごりょうさんの出番でございます!」
何?このラスト?啄子が奇しくも「悪い評判は すぐに広まりまっせ」と言っていたが、そりゃあこんな辻褄が合わなくて意味不明な不連続小説を毎朝放送すれば、悪い評判はすぐに広まるに決まっている。啄子は「商いに信用は大事」とも言っていた。全然、本作に反映されていない。
一度付いた「悪い印象」はなかなか払拭出来ないのだ。だから、今回のような主人公と藤吉の好感度を下げるような描写は極力削除して、せめてマイナスのイメージから脱出させて欲しい。
ほら、寺ギンを見て欲しい。本来ならマイナスのイメージの設定なのに、言動に筋が通っているからマイナスどころか、本作の登場人物の中ではまともな感性の持ち主に今は見えている。これが一度ならずとも、何度も「悪い印象」が続けば、寺ギンも悪人に見える。連ドラとはそう言うもの。
その意味では、いい人だらけの『ひよっこ』の方が遥かにマシだった。
あとがき
「簡単感想」と断る必要も無い位に、内容がありませんでしたね。まさか、今週は啄子が前面に出て来るとなると、儀兵衛のナレ死か “GPS番頭・風太” の伝言死の可能性がありますね。で、週末には啄子が主人公と藤吉の結婚を了承。この位は進まないと『笑売の道』とは言えません。って事は、また箇条書きと言う事ですね(失笑)
最後に。前回の感想に、103回ものWeb拍手と、たくさんの応援コメントを頂き、ありがとうございました。なぜ商才の無い啄子が異業種の経営を諭し、自ら寄席経営の船頭になるって、意味が分かりません。また倒産するなら分かりますが。ここでこそ伊能様のお力を…じゃないのかな?
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